ウンコソフトクリームは魔王をも魅了する
頭おかしい小説を書くのが大好きです。よろしくお願いします
昨日、お母さんと一緒に公園に行きました。
すると公園に移動式屋台があって、その看板には
『おいしいよ!ウンコソフトクリーム』
と書いてありました。
『いらっしゃーい、ウンコソフトクリームいいがですかぁ』
屋台のお兄さんが屋台内越しに呼びかけをしていました。
気になった僕はお母さんにウンコソフトクリーム食べたいと言いましたが、何を思ったのかお母さんは
『食べちゃダメ、というか見ちゃダメよ!』
と僕に言いました。
それでも僕はやっぱりウンコソフトクリームを食べたかったので、僕はいつものごとく駄々をこねまくって泣きじゃくりました。
もちろんこれはウソ泣きです。お母さんは涙に弱いです。チョロいです。
『はぁ、しょうがないわねぇ』
案の定エビで馬鹿を釣れました。
『いらっしゃーい、こちらウンコソフトクリームです!おいしいよ』
これを売ってるお兄さんも、ましてやこれを買う息子の神経どうかしてるわぁと思ってそうな顔をしたお母さんは
ウンコソフトクリームを手に取りました。
『せっかく買ったんだからね、ちゃんと最後まで食べなさいよ』
『ありがとうお母さん。すごく美味しそうだよこれ!』
大きな口を開けて、僕はウンコソフトクリームにかぶりつきました。
『...』
『どうお味は』
『すごく、すごく、
美味しいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃイぃぃぃいイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイぃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいぃいぃいぃいぃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ
くない...』
ウンコソフトクリームはすんごくウンコの味がした。
フニフニかつばち臭い風味に、ちゃんと水分を含んでる。舌に乗せただけでこれは食べてはならぬ汚物だと一発で理解できる。独特のベタァとしたものが歯に押しつぶされて余計に口の中がエラいことになっている。
『う、うぇええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇゲボゲボげぼ』
『当然の反応してくれて逆に安心したわ。はい、水。そしてウンコソフトクリーム今すぐ捨てなさい。』
お母さんが無理やりウンコソフトクリームを奪って公園の花畑に投げ捨てたその時、
『!?』
魔法陣が出てきた。ウンコソフトクリームを中心に、まさにファンタジックで、かつ禍々しい魔法陣が現れた。
『な、なんですかこれは!?』
魔法陣からは激しい気流を発生させている―何かヤバい存在が魔法陣から出てきそうな、そんな悍ましい雰囲気を漂わせている―ウンコソフトクリームから
『な、なんなのよ一体!?』
お母さんが困惑してウンコソフトクリームから退いたその時だった...
魔王が魔法陣から出てきた。
『こ、ここはぁどこじゃ?』
魔王はあたりを見渡す。
『あんた誰よ!変な角と面をして!?』
『んうんーー、いい匂いがする』
お母さんをよそに、魔王はとある屋台に向かう―ウンコソフトクリームだ。
『おいそこのお前、いいもの売ってんな。どれ私にひとつくれ』
『ウンコソフトクリームですね!ヘイらっしゃい』
魔王はウンコソフトクリームを手に入れた。
『もうなんなのこの世界、息子はウンコ食うし、お兄さんはウンコ売るし、魔王はウンコから出るし。普通逆でしょ、ウンコを出すんでしょ。なにウンコが魔王を脱糞してんのよ』
母の困惑をよそに魔王はウンコソフトクリームをいただく。
『うぅん、これは...』
『おじさんはウンコソフトクリーム、どう?』
息子が魔王に問う。
『美味しいぃぃいいぃぃぃいぃぃぃいぃいぃいぃいぃいぃいぃいぃいぃいぃいぃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいぃぃぃぃぃいぃいぃいぃいぃいぃいぃぃいいぃいくない、』
ゲボぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぇ
フニフニでばち臭い風味...以下同文でちゅ
ご愛読?ありがとうございます。
最近パンツにウンコソフトクリームがこびりついているの
ですが、ソフトクリームを食べたからでしょうか。