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テーマ別短文集 (連載)  作者: 麻木 若葉
4/14

第四回テーマ別短編小説

サチべリアの趣味が丸出しなので、初投稿です

NO.1 作品名:開かずの間 テーマ(黒板・南京錠・ダウンジャケット)

作者名:てふてふ


「なぁお前聞いたか あの噂」


重い鞄を机に置いて一息ついていた所に隣のクラスの上田が話しかけてきた。

「朝っぱらからなんだよ。」


「学校の七不思議の一つ、『開かずの間』の話だよ。今朝その扉の南京錠が無くなってたって学校中大騒ぎだ。」

上田は顎に手を当て、得意気に話していた。

「その噂本当なのか?」


「本当だって 。そうだ、今日の夜 開かずの間に入ってみないか?お前も気になるだろ。」

その時、担任の柏木が入ってきた。

「やべ!かっしーだ!また来るわ。」

そうして僕らはその夜 開かずの間に度胸試しで行くことになった。

「おい 本当に開いてるぞ…」


「本当に入るのか?」

俺は冷や汗をかき震える手を抑えながら言った。上田は

そんな言葉に耳も傾けず扉をゆっくりと開けていく。しかし目の前の景色は見慣れた唯の教室だった。

少し見渡して一息つき、上田を茶かそうとした その刹那、凄まじい破裂音と共に上田の頭は飛び、黒板は一瞬で赤黒く変色する。火薬の匂いに目を向けるとそこにはダウンジャケットを着た男がいた。そいつの顔を視認した時俺は自分の目を疑った。


「かっしー…」


「席に着け。授業を始める」


NO.2 作品名:誰も救われない物語   テーマ(ロンドン・物乞い・トレンチコート)

作者名:麻木 若葉


夕暮れ時の公園で非日常の音が聞こえてきた。

その音の発信源を見てみると、言葉が出なかった。金髪の少年が集団でいじめられていた。

助けに行かなきゃ、そう頭で考えても、怖い、そんな言葉が私の体に充満していった。

足が竦んで動けない。見なかった振りをしよう。

そう決めた途端、少年と目があった。助けなきゃ、そう考える前に体は動いていた。

その後は無我夢中で行動してた。記憶は曖昧で、気が付くと少年だけがそこにいた。少年の安否を確認をしようと少年に近づいた。

少年は凄く印象的だった。日本人離れした顔立ちに、吸い込まれそうな碧い目、砂埃にまみれたトレンチコート。

震えている彼を優しく諭すように話しかけた。最初は反応がなかったけど、段々と話せるようになった。話を聞くと彼は英国と日本人のハーフで、英国の血が多く流れているという。

他の人と何も違わないのに気持ち悪がられる。そんな悩みを持っていた。助けたくて、次に会う約束もした。神様、どうかこの哀れな子を、救ってあげて下さい。

次に公園の側を通ったら鈍器で殴られている彼を見つけた。慌てて駆け付けても、もう遅かった。彼は笑うことさえも、出来なくなった。


NO.3 作品名:あなただけなんです テーマ(ティッシュ・ミント・ダム)

作者名:サチべリア



「ミ〜ちゃん、楽しい?」

「はい、こんなところに来たのは初めてなので……!」

私は、とある女の子と一緒に2人でカラオケに来ていた。

ミリス・ノクセンス

ロシアから来た銀髪ロング碧眼美少女で、私の隣の部屋に引っ越して来た。

階段で1人黄昏ていたところを話しかけたら日本語がとても流暢でびっくりした。

何回か話しかけていくうちにだんだんと私に心を開いてくれてなんとか一緒に遊ぶまで漕ぎつけたのだ。

美少女ミリスちゃんの可愛い声を聴きながらDAMのパッドを弄っていると、不意に私の携帯に電話がかかってくる。

「ミ〜ちゃんと遊んでるんだからかけてこないでよ!」

と言いたくなったが、電話に出るために外に出ようとする

「どこ、いくんですか?」

冷たく無機質な声が部屋内に響き渡る。

「か、会社の電話だy」

「1人にしないでください」

周りの物が一切目に入っていないのか、立った衝撃で飲み物が溢れている。

ミントの香るティッシュで飲み物を拭いてるとミリスちゃんが

「私にはお姉さんしかいないんです……お姉さんしか私の事を見てくれないんです…

だから…だから…!」

そんなミリスちゃんを見て

私は何も言えなかった。


NO.4 作品名:汽車 テーマ(時計台・白いワンピース・幽霊)

作者名:山山山山


よくやった勇者よ。だが我を倒した所でいずれ第2第3の魔王が現れるだろう─


──ここはどこだろう。周りは真っ白で、線路がある。どうやら駅の上に立っているようだ。

そうだ、私は魔王を倒したんだ。


「君もここに来たんだね」


傍には私の仲間であるサザンカが白いワンピースを着て立っていた。

でも、おかしい。彼女はとっくに、時計塔の戦いの時に死んだはずだ。


「さぁ、汽車が来たよ。」


思い出した。私は魔王にトドメを刺した後、爆発に巻き込まれて─

そうか、彼女は私を迎えにきたんだ。

汽車のドアが開く。


「じゃあ、行こう。」

私がそう言うと、サザンカは急に私の背中を押す。

私だけが、よろめきながら車内に入った瞬間、ドアが閉まる。


「汽車っていうのは──

前に進む人だけが乗るものだ」

「サザンカ、どうして?」

「私はもう、ただの幽霊さ。前には進めないよ」

「そんな──」


─目を覚ますと、そこは魔王城の外だった。

「サザンカ...」

彼女に命を救われたんだ。生ききってやろう。彼女の分まで──


てふてふ:ヤンデレ妹しか勝たん

麻木 若葉:胸糞注意(激遅忠告)

サチべリア:書きたいものが書けて満足

山山山山:ほとんどパクリみたいなものだから…

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