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テーマ別短文集 (連載)  作者: 麻木 若葉
3/14

第三回テーマ別短編小説

サチべリアが月曜日に19:00で寝るといういい子ちゃんRPしたので初投稿です。

NO.1『ふたりはヘアキュア』      テーマ(トレンデ○○ンジェルタカシ、育毛剤、初雪)

作者名:山山山山


2XXX年、アフロ派と丸刈り派の2つの派閥によって世界大戦が引き起こされた。


「おら!丸刈り派の豚どもめ!新兵器の超強力育毛剤だ~!」

「汚物は消毒だ~!!」

「怯むな!アフロ派の髪の毛を一本残さず刈り取ってやれ!」

「これは貴様らにやられたたかし様の分よ!」

「こいつは丸刈り派三番隊隊長『女番長』ツルリーナか!不味いぞ!」


「あなた達!醜い戦いはやめなさい!」


その時、戦場に怒号が響き渡る。

声の発生源には二人の少女が立っていた。

「誰だお前らは!?」


私たちは!

ヘアブラック!

ヘアホワイト!

二人はヘアキュア!


そう。ロングヘアーを靡かせ戦場に愛と平和をもたらす我らがヘアキュアがいる!

「喰らいなさい!」

「必殺!」

「「《初雪の中で佇む君の髪は綺麗だ》!」」

「うぉぉぉ!髪型がロングヘアーに!?」

「サラサラヘアーになっていくぅ!」

「あらやだ、私長髪の方が綺麗じゃない。」


今日もまたヘアキュアは戦場を駆けていく!

世界が平和になるその日まで...




NO.2  親友             テーマ(一重フェチ、紙コップ、横浜優勝(*^○^*))

作者名:サチべリア


とある昼下がり、私は一人、

部屋にいた。

母親はキッチンで洗い物をしていて、リビングでは父親が『横浜優勝!』などと聴こえるテレビを見ている。

そのせいで一人落ち着いて考え事も出来ないので、自室にこもるしかなかったのだ。

自室にこもり、考えるのは自分の親友のこと。

親友には想い人がいて、その人と結ばれたのが今から1週間前のことだった。

学校で直々に報告され、

私は『よかったね』と心にもないことを口走った。

報告してきた時の親友の笑顔は私の目に焼き付いていた。

思い出せば思い出すほど胸がジンジンと痛む。

そんな痛みから逃れようと辺りを見渡すと目についたのは一つの紙コップ。

紙コップには口紅の跡がくっきりとついていた。

…親友のものである。


乱雑に置かれた雑誌には

一重の人ばかりである。

…親友も一重である。


いつからだろうか?

些細な言葉で喜ぶのは

いつからだろうか?

触れ合うと動悸がするのは

いつからだろうか?

想うだけで胸が痛むのは


紙コップを回収したのも

一重フェチになってしまったのも、全部あなたの事が好きだから。

私はあなたの幸せを祈れなくなってしまった。


ごめんなさい。




NO.3  無限列車編          テーマ(ホームドア、スマホ依存症、逆転本塁打)

作者名:てふてふ


今日もいつも通りの日々が過ぎていく。朝11時に布団から這い出て、冷めきった朝食を取りながらTwitterのトレンドを流し見る。そしてまた布団に潜り 携帯を弄り、有り余った時間を貪っていく。

日没の時間は陽の光ではなく 玄関からの鬼の怒号が合図だ。しかしそんな戯言に耳を貸す暇はない。俺は俺で忙しいのだ。そして夜2時に晩御飯を食べて寝る。紅蓮華を聴きながら。しかしそんな日々は終わりを告げる


確かあの日はトレンドでカープが逆転ホームランでDeNAに勝ったという記事でTwitterは盛り上がっていた。俺はそんなことより鬼滅モデルの電車が京急線に通る記事に目がいった。鬼滅オタの俺は全集中の呼吸を維持しながら約5年振りに家を出た。しかし駅までの道のりが思ったより長く、ホームドアの前に着く頃には酸欠気味だった。心の中で鬼殺隊を尊敬していると聞き馴染みのある声が聞こえてきた。その声の主はあの鬼だった。しかし奇妙な事にその鬼の体には醜い心とは裏腹に美しい物で着飾っていた。おかしいと思った俺はその鬼の後を追った。

気づけば鬼は姫のような笑みを浮かべ見知らぬ男と共にお城へと向かったのだ


お荷物はいらんよな




NO.4  半月一夜物語         テーマ(桜吹雪、キョンシー、味覚)

作者名:麻木 若葉


何百年と昔の御話。ある村に、心優しい少年がいました。

そして、その少年と仲の良い、心優しい女の子がいました。二人はずっと一緒にいました。

彼らは、いつまでも幸せに暮らせると信じていました。

しかし、女の子は村の生贄として殺されてしまいました。

少年は昔から伝わるある伝説を耳にしました。

その伝説とは、

村の離れにある、ずっと枯れている木に生物の灰をかけると、好きな人が蘇る

というものでした。

少年は迷いました。誰も傷つけたくない。そんな思いから、少年は自分を殺し、灰にしました。血の味がしたそうです。枯れた木に、灰を振りかけると、木にはピンク色の花が一気に咲き乱れ、美しい景色を作り上げました。

やがて、花が落ち着くとそこには、愛していた女の子がいました。

女の子は、少年が自分の為に命を落としたと聞き、大変悲しみました。そして、女の子は自分を殺して、少年を生き返らせました。

ずっとずっと同じ事を繰り返していました。今でも続いているそうです。今回のお話はこれで終わり。

今宵も、長い長い夜が明けようとしています。

次のお話は半月の時に。

作者一言

山山山山:裏設定が滅茶苦茶有る

サチべリア:渾身の出来です

てふてふ:鬼滅最高!!

麻木 若葉:ゾンビ=キョンシー説を私は、応援しています。

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