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28.遺跡の物は誰のもの?

よろしくお願いします!!

人工精霊の指示である小さな物体を耳にいれるように指示される。



それは、いれる場所が柔らかいため、なんの支障もなくつけることが出来た。



「これで、お前が消えてもお前の声が聞こえるようになるのか?」



「ああ、そうだ。だが、私が近くにいるときに限るがな。」



「そうだ。お前はこれから俺らについてくるのか?」



「そうだな。私の知る世界と、この世界は違うものらしい。私がここからまた1人この世界を飛び回ったとしても、何がなんだかわからないだろう。だから、ついていくことにした。」



「そう!?やった!!」



マリィは飛んで喜ぶ。



彼女は相当人工精霊が気に入ったらしく、しきりに話しかけている。



「ところで、人工精霊の名前はなんだ?」



いままで、気にせずにそのままだったが、さすがに気になる。



これから先ずっと人工精霊とよぶのも忍びない。



「私に名前はない。あえていうなら、人工精霊が種族名だ。私は人のてによって作られた精霊。紛い物だ。」



「名前がないのか。よびにくいな。よし!俺がつけてやる!」



(なにがいいだろうか?)



ロムは心のなかで候補をあげ始める。



じんこ、せいれ、などなど、人工精霊からそのままもじったものだ。



それを他三人に伝える。



「「「脚下。」」」



(ど、どうして!?)



「なんでだよ!」



「そのままじゃない!」



(がんっ!)



「センスもないしな」



(うぐっ!)



「私もさすがにそんな呼ばれ方はされたくないな。」



「ぐはぁぁ!」



ロムは地面に崩れ落ちる。



「そ、そんなにいわなくても……」



「あんちゃんって、名付けセンス無さそうだな。」



「うぁぁぁあああ!」



名前を考える三人の後ろで口から血を吐きながら崩れ落ちる。










「じゃあ、名前はヘルメスで。」



「うん。いいな。」



「私も異論はない。」



「ロムー!決まったよ!」



後ろでつぶれているロムを呼び戻す。



「そうですか、ああ、そうですか。俺なんてセンスありませんよー。」



「まだ、いじけてやがるよ」



「うん。さすがに女々しいね。」



(な!?俺が女々しいだと!?このままではマリィに変な男だと思われて、俺の結婚生活の夢が途絶えてしまう!)



「へ、へっ!どうってことないぜ。人には得意不得意ってもんがあってだな、」



「そうだな!あんちゃんは道に迷うしな!」



「うぐっ!」



「名付けのセンスは人それぞれだしね。」



「なっ!」



「本当に助かったぞ。」



「くっ!」



(そ、そんなに追い討ちかけなくても……)



「いつか結婚して子供の名前を決めるなら、ロムが決めない方が言いと思うよ。」



(マ、マリィ!それは!俺との結婚生活を思っての!?)



「まぁ、結婚できるかはロムの問題だけど…」



「ぐはっっっ!!」



「一番効いたな、今のは。」



「何分動かなくなるだろうな。」



「あれ?ロムー。どうしたの?」



気絶したロムが復活するまで何分かかるか賭け事に興じはじめるボルクとヘルメスだった。













「聞こえるか?」



「ああ、聞こえるよ。」



ヘルメスがこちらの次元から消えて、会話が出来ると言うことを確認する。



「でも、すごいな。この機械。つけるだけで精霊の言葉が聞こえるなんて、俺らの世界にはないよな。」



「ああ、ないな。そんなもんがあったら、精霊についてもっとわかってることがたくさんあるはずだ。」



「ってことは、これすごい発見なんじゃねぇか?」



「そうだな。王様に謁見できるかもしれないね。」



「マリィ、それ本気で言ってるのか?」



「うん。だとしたら緊張するね。」



「ヤバイヤバイぜ!あんちゃん!!」



「おう!どうするよボルク!!」



「と、とりあえず、練習するか?」



「ああ!まずは俺が国王役な!」



「はぁ、バカみたい。」



マリィはその現状を見て、ため息をつくのだった。














くだらない寸劇をやった後、これからのことについて話し合いをはじめる。



「恐らくだが、今頃王都は騒然となっているだろうな。公爵家の娘が帰ってこないんだから。」



「ああ。不味いな。そのときは正直に言うしかないだろうな。」



「うん。そうね。だけど、全て言うのは王様だけにしといた方が言いと思うの。」



「どう言うことだ?」



ロムとボルクはマリィの発言に疑問をもつ。



「私たちが発見したものの大きさはとても大きいものだと思うのよ。古代の遺跡から、今の世界では考えられないほど発展した技術をもっていたとされる証拠がここまで見つかればね。」



「なるほど。妬みや、嫉妬があるってことか。」



「そう。それに、私は公爵家だから、それなりに政治的要因になりうるのよ。だから、いきなり私が力をもつのはこの国にとっても危険なの。」



「そうか。だったら、俺たちはマリィにしたがうよ。なぁ、ボルク。」



「ああ。そうだな。」



「あと、俺からもひとついいか?」



「うん。いいけれど、なに?」



「ここのもので、欲しいものをいくつか先生にもっていけたらなぁって、あと、俺も欲しいものがあるし。」



「そうね。私たちが発見者だから許されるとは思うよ。それに、私もこの会話できる機械は欲しいし。」



「よかった。あとは、ここは国のものになってしまうのかな?」



「どうかしらね。でも、ここまでの発見は今までになかったから、国中から研究者達が集まると思うよ。その際にヘルメスについても聞かれると思う。」



「研究者、か。それは断れないのか?ロム。」



ヘルメスが嫌悪感を露にした声で訴える。



「安心しろ。俺たちが守る。それに、俺が召喚しなければお前は安全だ。召喚の秘密である石も、俺の信用できる先生以外には伝えない。」



「そうね。それがいいよ。私もお父様にお願いしてみるし。」



「よし。話さなきゃなんないのはそんなもんだな。あとは各自自分が欲しいと思うものを自分の鞄に詰め込むべし。」




そう言って誰よりも先にロムが部屋を漁り始める。




「明日の朝まで探しそうね。」



「ああ、宝の山だからな。」



そう言うも何だかんだで自分達も欲しいと思うものを探し始めるのだった。



どうでしたか?


話の展開的には箸休め回となりました。


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