番外編・「木箱(&杖リペイント)/製作記」
・簡単な注意書き
※今回の番外編の扱いは活動報告・あとがきに準じます。作中のキャラクターは出てきません。
※写真を多用しているため、縦書きPDFなど、イラストに対応していない読み方を想定していません。
※その場合、なんか話の流れからしてここにそういう写真があるんだな、ぐらいの感覚でお読み下さい。
※ピンチの時は、グルーを信じろ。
「EX」も52話と、大体1章分溜まったので番外編です。
……EXは公式にオール番外編扱いなので、こういう製作系番外編をいつでも増やせるはずなのですが、タイミングってありますよね。
一段落した閑話的なポジションや、前回の話に関連したアイテムなど、意味を持たせたい所です。
さて、まずは杖のリペイント。チェーン・石突き部分の黒が強かったのでアクリル絵の具で銀を足しています。
これ以上語る事がないぐらいシンプル。
そして「木箱」。
杖の収納ケース……ですね。
あの、ほら……"魔法の杖"が一般家庭のそう広くない部屋にあると、取り扱いに困るのです……。
さすがにそれぐらいの事も分からなかったわけではなく、薄々はっきり気付いていたのですが、作りたくなった物は仕方ないですよね。(滑らかな開き直り)
寝る前や、夜中にふと目がさめた時に、ほの青く輝くクリスタルが目に入るのも、それはそれでよいものですが。
……製作中に二回へし折れている「耐久値:E」みたいな貧弱装備をそのままに放置しておくには……少し……。
形状が複雑な上にデリケート。
あ、詰んだ?
つまり必然的に、求められるのは、杖をしまう事が出来て、なおかつ雰囲気に溢れた収納ケースですよね。
必然的という日本語の使い方おかしいですね。
この木箱を横置きして開けると中身はこんな感じ。
これが、こう。
※イラスト風加工写真
うむ、雰囲気出ますね。聖遺物感ある。
……物が物だけに、禍々しさもありますが。
闇属性かな……。
毒遺物? (そんな言葉はない)
ちなみに画像加工したのはピントが甘かったからというのもあったり……。
暗かったかな……。
心の中ではこんな風に見えてますよというのを表現するための、苦肉の策と言えるやもしれません。
※イラスト風加工写真
縦に置くとこんな感じ。
同じく少し加工。
後、大物すぎて、撮影場所がきついという事情も。(だから少し斜め)
ちなみに下のクッションは、ぷちぷちを布で巻いただけです。
画像加工なしで、暗い所でクリスタルを光らせるとこんな感じ。
……部屋を閉め切った状態で光らせるのが一番クリスタルを鑑賞するのにはいいのですが、それやると杖が完全に見えなくなるという。
写真を加工する際は、この光り方を踏まえています。
屋根裏部屋で埃をかぶったこの箱を開けて、杖を見つけたいですね。
……うちは屋根裏部屋ないし、祖父の家の屋根裏部屋(収納)は滅茶苦茶埃っぽい上に真っ暗で、幼心に恐怖しか感じませんでしたが。
あ! 地下室でもいいですね。
……うち、地下室もありませんけど。
さて、まあ恒例の使用予算発表タイム。
ええと、300円ぐらい?
……うん、相変わらずの低予算構築なのです。
内訳は、接着用にグルー大体百均の一つ分、百均のニス×2(ただし半分残ってる)で100×300で300円という計算。
メイン素材? 察してる人が多いと思いますがダンボールですよ。
……「ダンボールクラフト」なんかで、「引っ越し用や梱包用のダンボールを再利用するのではなく、ダンボールシートを購入しましょう」という一文に「ブルジョワめえぇ……」と思った事ありません?
うちは再利用品です。
……いや、素材に妥協しない姿勢好きですよ。
うちは妥協します。
「木箱」「蝶番」「錠前」で見ていきましょう。
ちなみに「錠前」とは鍵もセットの言葉らしいのですが、今回鍵はなしです。
・木箱
コンセプトは「博物館で眠っていそうな旧世代の収蔵品」。
なので、どちらかと言えば横置きを想定しています。(↑の毒遺ぶ……聖遺物風写真のような)
……ただ、こんなもん横置きしておけるわけないだろいい加減にしろと理性に怒られたので。
理性は大体いつも正しい。
でも正しさが報われるとは限らない。
とりあえず、蝶番と錠前を足して、ロッカーっぽく置けるように。
本体は、輸出用木箱をイメージ。
……木材を使いたい気持ちもあった……。
……いくらするのかとか、組む手間を計算するのも嫌になったので、ありものですませるスタイル。
個人的には、テキスト9、イラスト1ぐらいの配分で「病毒の王」に取り組んでいて、どこからか入り込んでくる分量外が、クラフトになります。
自分でも意味分かんない。ダークマターか何か?
ただ、頭の中に浮かんだ全てを形にする事は出来ずとも、本当はそうしたい。
そして、『それ』をしなければ、一歩も前に進めないと思う感覚を覚える時があります。
そうして後悔した事も、何も得られなかった事もあるけれど。
それでも。
で、木箱作らないと一歩も前に進めないの? と聞かれると「いや、そんな事はないと思う」と答えざるを得ないのですが。
不思議ですね。
さて、まずは設計思想ですが、「引っ越し用ダンボールをなるべく無駄なく利用する」が基本コンセプト。
ここらは、小さな板を組み合わせて作る木箱に準じます。
大きな板を取るのは立派な木が必要になりますが、小さな板は必ずしもそうではないという理屈ですね。
サイズは、杖とダンボールの現物合わせ。引っ越しを繰り返しているので、最低二社の引っ越しダンボールが入り混じるのが面倒な所……。
設計図がこう。
……例の如く、チェック機構がないってこういう時辛いな……という遠い目になるミスを幾度もやらかし、設計変更を繰り返しましたが、これは多分ミスを修正済みのもの。
多分……。
……設計図というか概念図と言った方がいいかも。
これ渡されて「この通りに作ってね」って言われたら、最初にやる事は、武器を持ってそれを言った人を(略)
サイズは180×32cm。私の身長より高いですね。
枠が少し邪魔そうですけど、多分全身入る。
死体遺棄という言葉しか思い浮かびませんけど。
板の総枚数は136枚……かな?
……大きいダンボールが潤沢にあれば、ダンボールシートがあれば……四枚一組で一枚板にして、隙間は切れ込みで表現したろうな、と。
そして、ダンボールの「目」を縦横場所ごとにきっちり考えたろうなと……。
というか、縦が欲しいのに、横でしか(効率的に)取れない辛さ。
箱部分は、箱という構造体ゆえにかろうじて安定していますが、蓋が……。
よく見ると横に線が入ってるんですけど、ダンボールが曲がった跡です。曲がる方向に構造で逆らえないゆえの辛さ。
側面の波々も縦なら見えませんしね……縦で取りたかった……。(上下は構造上あまり見えない)
まあ仕方ないので切り出し。
切り出し……。
切り出し……。
切り出し……。
切り……。
出し……。
……終わんないな?
そら136枚あれば終わらんわ……と、今総枚数出してみて納得。
ちまちまと日をまたいで切り溜めていく事に。
それでもなんとか全て切り出す!
ダンボールクラフトはカッターの切れ味が命です。
こまめに研ぎましょう。
……「折る」じゃなくて? と思った方はめざとい。
いやあの……カッターの刃折るの苦手で……。
そんなわけで研いでみたのですが、「そういえばカッターってこういう刃物だった……」という切れ味が復活。
ただ、切っていくうちにどんどん切れ味が落ちていくのも分かる。
なので再び研ぐというループ。
草刈り用の大鎌はすぐ切れ味が落ちるので、手持ちの砥石で研ぎながら刈り続けると言います……。
組み立て前の最終チェック。
……あれ「側面板」18枚ある?
ふせんには16コって書いてあるぞ?
……数え直そう。
再計測中…………。
…………。
……。
あ、やっぱり18枚は数え間違いだ。
19枚ある。
……んん?
これは……そもそも根本から間違えているのでは? と再び設計図を当たると。
……あ、4枚足したんだった。フタ裏用に。
いや待て。という事は……1枚足りない?
和風妖怪話が始まってしまう。
さて、落ち着いて冷静に考えるべきですね。
一度チェックをクリアしているはず。
現状、どう考えてもそのチェックを信用出来ないというのはさておき。
ならば、次に見るべきは――
……廃棄ダンボールの山。
じっと眺め、『妙に綺麗に整った、目視では32×5cmに見える』板を発掘。
合わせてみるとぴったり。
よし、20枚。病気の計測ミスはいなかったんだ。
どう考えても、きっちり分けて置いたはずのパーツが一枚、廃棄場に紛れ込んでいる問題の方が深刻だという事実からは目を背ける事にします。
過去を切り捨て……るには心の強さが足りませんが、振り返っていられるほどの余裕もない。
そして、改めて計測していくと、「側面板22×5cm」も4枚足りないな?
……計測ミスはない。計測ミスだけは。
そうそう、仕様変更で旧サイズが廃棄されたんだった……。
…………。
人間のやる事に絶対はありませんよね!
なお、主語を不必要なまでに大きくする人は基本的に何かを誤魔化そうとしているか、何かを見誤っていると考えて間違いありません。
言っている事自体は正しい場合が多いのが面倒な所。
ちなみにこの側面板、設計図の数字が気になるタイプの人に誤解を招かないよう、数字は最終仕様で記述していますが。
……一回ミスって縮めていたり。(旧サイズの表記が残っていたミス)
人間はミスをする生き物ですね。
なお、主語を不必要なまでに(略)
とりあえず色々気にせずに組みましょう。
それで……あの……なんというか……。
つらい。
まず、固定に「タッカー」を使おうと思っていたのです。
通常の木箱組みにも使われる、ステープラーの一種ですが。
……うちのタッカーではダンボール2枚を固定出来ない事が判明しました。
なんだって?
……え、タッカーを前提に設計してあるんだけど?
押し潰せば可能ですが、デザイン・構造共に、その厚みも前提に設計して……いて……。
…………。
……。
――ええい、グルーを信じろ! グルーは全てを解決する!
結局最後は力技かよ……と厭世的な事を呟きたくなる。
とりあえセロテープで固定しながら、グルーで丁寧に板を貼り付けていく作業。
切り出しより組む方が、形になっていく感じがあって好き……。
組むとこんな感じ。
さらに他のパーツも組み上がる。
さて、全部揃ったので仮組み……。
仮組み……。
仮組、み……?
……なんで組めないのかなー。不思議だなー。
謎の隙間があるの不思議だなー。
内枠が明らかに4cm長いの不思議だなー。
またも牙を剥く旧仕様。
横幅が、余裕持たせた36cmだった事もあったのです。
実際32cmでも割と余裕で、1枚あたり1cm縮めた28cm、高さも1枚あたり2cm縮めた170cmでも良かったかも。
まあ、そこは杖が複雑な形状ですし、いざという時に緩衝材多めに入れる事を想定した、ゆとりを持たせた正式な仕様なのでいいんですけども。
……内枠が大きい問題を対処せねばなるまい……。
……湾曲したカーブを描く都合上、強度に余裕を持たせるために、あえて一枚板を切り出し、二枚貼り合わせて厚みも確保する設計……『でした』。
真ん中4cm分切り欠く事に。グルーで接合します。
……一応この中央で接合するタイプも、「カーブを切り出しやすい」「大きな一枚板が必要ない」という理由で設計案として上がったのですが。
接合に手間が掛かり、強度に問題があるとして廃棄された案。
いつの間にか、メリットだけがない設計を掴まされてるのほんとクソ。
……誰かのミスじゃないのが……救いかな……。
悪いのが100%自分だから、それはそれでへこむけど……。
まあ、この程度で心折れてたらものづくりとか出来ませんし。
それでですね。この内枠ちゃんと一段低くして、蓋が綺麗にはまるようにしてあったんですよ。
……足りなかったけど。
そっかー、側面に貼る感じで組んでいくと、1cmの余裕では足りないのね?
仕方ないのでもう1cm縮める。
これを『四回して』、その日の作業終了。
……さて、翌日の仮組み中の事。
『何故か』内枠のサイズが修正されていない……。
4枚ともしたはず……。
しかし現実に合わない……という事は?
導き出される合理的結論を認めたくないなーと思いつつ、全部合わせてみる。
やっぱり1枚『2cm短い』……。
……同じ内枠を二回縮めたのね。
「ばーかばーか」っていう子供っぽい罵倒が聞こえるタイプのアホなミスでも、この程度でめげていてはものづくりとか出来ませんし。(2回目)
長い分は改めて切り、短い分はせっかく切った部分をグルーで接合。……どんどん強度が不安になっていく。
それでも言える事はただ一つ、グルーを信じろ……。
内枠のカーブ部分にはマスキングテープを貼ります。保護目的とは少し違って、単純にダンボールの側面を一部隠し、緩衝材的な雰囲気を出すテープ扱い。
マスキングテープは、基本剥がす時綺麗に剥がれますが、接着力はありますし、文字も書ける事から分かるように、塗装もそこそこ普通に乗ります。
グルーガンをフルに使いつつ本組み。
まあ、仮組みをクリアするのにえらい時間が掛かりましたが、本組みに入れば、後はすんなり。
四隅はこんな感じ。
設計図にないですが、細長い方が5×10cm、キューブっぽい方が10×10cmを、5cm四方に分割。
ええと、組み方は察して下さい。半キューブの固定はホチキス。
ここから塗装に入ります。
まずは、内部を墨汁で塗ります。
原液のままだったり薄めたり、スポンジで適当に。
雰囲気もありますし、ニスの節約もありますし、裏面は引っ越し会社のマスコットやら社名やら電話番号やら隠したい物が満載なので。
簡単な引っ越し時のメモが残っていたりして、少し懐かしかったり。
水性ニスを塗っていきます。ウォールナット。
道具はふつーにハケ。塗料入れはお豆腐の容器ですけども。
ニスは1本でギリッギリ足りたんですけど、内面も薄めで塗りたいし、塗り終わった後軽く足したい所もあるしで、1本追加購入。
特にコツとかはないかな……。
強いて言えば、塗った後組んだ方が、隅々まで塗れると思いますよ?
うちのコスト管理要員が許してくれるはずがなかった。
後は……外面はニスを原液そのままで塗りましたが、すこーしだけ水を入れた方が塗りやすいかも。
内面は水多めで塗っています。墨汁と合わせて二度塗りと言い張る。
その後、外面はアンティークメディウムを水で薄めた物を、縁をなぞるようにして。
写真撮り忘れましたけど、底は少しだけアクリル絵の具の黒(後の蝶番塗装で余った)を強めに入れて汚しています。底面がこすれたりして汚れる事もあっただろうと。
裏面は普通ですが。
・蝶番
蝶番はごくごく普通。
普通は蝶番とか作んないんだよ、という声がどこかから聞こえる気もしますが、甲冑師さんは手作りしますし。
私、甲冑師じゃないですけど。
設計図はこんな感じ。
シンプルです。
ランタン時の設計から特に変わっておらず、順当にスケールアップ。
ただ、棒がつまようじだった以前とは違い、グルースティック(黒)になっています。
固定前はこんな感じ……。
凹凸を、グルーを巻くように組んでいるだけです。
これで、蝶番作りたくなっても安心ですね!
……まあ読者の皆様が蝶番を作りたいと思う事は中々ないかもしれませんが。
固定は少し甘えてホチキス。
頼らない事も出来ますが、正確な固定が可動アイテムの命です。
仮組みするとこんな感じ……。
嫌いではないけど、物足りないプレーンさ。
塗装するとこうなります。
鋲、及び、棒の金具は画鋲。
アクリル絵の具でも金属は塗膜弱いですが……。まあ金色が多少覗くぐらいはね? と割り切る事が大事だと思います。
後、画鋲の裏面塗るの忘れたなー。
というか多分接合前にある程度塗った方がいいですねこれ。
塗装は、黒アクリル絵の具をメラミンスポンジでぽんぽんする恒例行事。ランタンからの伝統です。
その後、同じくアクリル絵の具を銀を少し端を中心に、茶色を銀を追いながら適当にぽんぽん。
大袈裟かな? というぐらいやった後、黒を上塗りするのがランダム感出ていい感じ。
やりすぎなぐらい錆び錆びもしてみたいんですが、そういうアイテムを塗装する機会が中々ない。
でも、いつかはやりたいですね。
蝶番、というか固定金具はこんな感じ。
実はこの蝶番に使った厚紙はランタンの残り物だったり。
真ん中のは二枚重ねで、スティックのり+ホチキスにて固定。デザインは割と適当に。図面すらないので現物合わせでそれっぽく。
ハサミとデザインナイフで切り欠き、目打ちを突き立てて穴を空けています。
一緒に写っている錠前は次にて。
・錠前
錠前も自作……ですが、当然、私に南京錠を自作するスキルはない。
ちょっとピントがボケ気味ですが、これが一番形は分かりやすかったので……普通の箱形ですね。
サイズは4×5cm。飾り錠としては小さめかも。
紋様は手書き。シャーペンで下絵を描いて、ボールペンで刻んでいきます。
……何年物かはあえて言いませんが、某英語塾が高校の校門前で配っていた品。
インクが切れているから丁度いいと思っていたら、ガリガリやっているうちにインクが出てきた。
……でも黒のはずなんだけどな。(赤っぽい)
余談ですが、周囲はブリジットの剣の鍔の紋様を描く際にデザインした蔦模様だったり。
パーツを繋げられる仕様でデジタルで無限に延長できる……メリットは手書きでは生かされない悲しみ。
中央はお馴染み"第六軍"紋章『短剣をくわえた蛇』。
このガワにロッキング機構を内装し、組み立てていきます。
中身はこんな感じ。(白いのはコピー用紙2x10cmを丸めてのり付けした物。磁石側にもつけます)
溢れ出る「なつやすみのこうさく」感。
主に予算とか。
予算計上していませんが、百均のグルーが約5円、ネオジム磁石が約12円で……厚紙と塗料入れて……まあ20円ぐらい?
駄菓子屋で売ってそうなお値段ですねえ。
ニスも一本が半分余ってますし、まあ300円は変わらない方向で。
懐かしい金額だと思ったら、小学校の遠足だった。
確か公式には「おやつは食べきれる額まで」という風になっていた気もしますが、300円貰ってそれで安いおやつを選ぶのが、すごく楽しみでした。
多分今なら百均へ行って工作材料を3つ買う。(消費税オーバー)
……純真な頃もあったんですよ。
さて、上の湾曲した黒い物ですが、書かれている通りグルースティックです。
ドライヤーを当てながら力をくわえると、曲げる事が出来る。
片方が長いU字型に形成します。
そのままでも冷めれば固まりますが、私は水に浸けています。日本刀の焼き入れを参考に。
レベルは違いすぎますが。
それで、ロッキング機構ですが。
1.「片方が糸で繋がっていて、その糸の分伸びる」
2.「もう片方が磁石で固定されていて、力をくわえると外れる」
3.「引っ張ると糸の分まで浮き上がり、短い方がはみ出るので、回転させる」
というスリーステップで「南京錠らしい動き」を20円で実現させています。
え、鍵穴? ダミーですよ?
鍵本体を作るか迷ったのですが今回は見送り。
糸の固定方法ですが。
こんな風に、糸を結ぶための金具をねじ込んでいます。
グルーへ差し込むのを楽にするために、火で炙りましょう。
固定はグルー。内部隙間はダンボールをサイズ合わせて切って詰めましょう。
余裕持たせるとロッキング機構が不安で、余裕なくすとぱんぱんにはち切れそうで、タイトなサイズ合わせに支障が出るシビアな塩梅。
この錠前はぱんぱんにはち切れそうです。
グルーを信じろ……。
溶接風と言い訳して周囲も補強。グルーを信じろ……。
金具と共に仮組みするとこんな感じ。(下の白いのは支えにした消しゴム)
フラッシュ焚くと細かい模様も見えるけど少し色合いは変わるかも……。
塗装は、黒アクリルとか銀アクリルとか茶アクリルとかメタリックペイントとかアンティークメディウムとか……。(全て百均)
説明しづらい……。
強いて言えば、蝶番とは違い、水を足して、スポンジやティッシュでこすりこむように、でしょうか。ぽんぽんは最初の黒地がメイン。銀にもしてましたけど、銀は少し違う……。
順番は全体に黒、銀。錆に茶。錆にピンポイントで、全体にアンティークメディウム。
逆U字部分と左端の隅など、鍵を持つ時に触れそうな部分に錆は重点的に。
ちなみに紋様は適宜ボールペンで刻み直し。
やっぱりこの程度の深さの彫り込みだと塗料で埋まりがちですね。特に細かな物は。
後、グルーは表面をサンドペーパーで表面を荒らすの忘れてた。一応アクリル絵の具は乗りますが、割とギリギリ感ある。
……なんか少しずつ剥がれているような?
途中まではダメージ加工と言い張り、いつか剥がれ切ったら、やすり掛けからやり直す事にしましょう。
錠前単品で。
使い込まれた感が出ているといいな……と。
オマケ。裏面。
実はフラットな所を結構それっぽく塗れているのが嬉しかったり。
普段全然見えませんけど……。
※イラスト風加工写真
オマケ2。
杖と同じくイラスト風に。
イラストで一から描けって言われたら、泣くか燃えるか迷うやつ。
※イラスト風加工写真
オマケ3。
杖に錠前をつけてみる。
フィルター的な物にくわえて筆も結構入れていたり。
ちょっと油絵感ある?
そんなわけで、「木箱」「蝶番」「錠前」、後、チェーンのリペイントでした。
「木箱」が完成したおかげで、杖がすっきりと収納されて部屋が広く――
なるわけないな。
部屋の片付けのために収納家具安易に買ったら、部屋が狭くなるだけって、それ常識だから。
分かっちゃいたけど……な案件。
……一応、いざという時は破壊・解体しやすい工法ではあるし、次の引っ越し時は、木箱は、杖さえ守れば、本体はクラッシュモデル(リアル)になる事を覚悟する事にしましょう。
大物を作りたいというだけで作ると大変ですね。
そういう意味ではテキストデータっていいなと再確認。
テキスト・イラストとは少し違う部分の心のリソースをぶっ込んでいるので、作業が一段落するとちょっと他の物の創作意欲が湧きます。
で、それ本当にこれに使っていいリソースなの? と聞かれると……ちょっと分からない。
時間と体力は共有のリソースですしね。
でも、作りたい物を作らないという選択肢はない。それだけはない。
「病毒の王」の更新終了までに、後4~5つぐらい作りたい物があります。
全部作れるかは分かりませんけど、まあ隙を見て……じゃなかった、様子を見て。
……この木箱が一番の大物だと信じたい。




