第2話
太島の隣の席の南薫が戻ってきた
佐 「薫ちゃん何点だった?」
南「 恥ずかしいから言いたくないなぁ、、、」
佐 「大丈夫!私の点数なんか0点だから!何も気にすることなんて無いよ!」
確かに佐藤の点数は恥ずかしい事この上ないだろうがもはや開き直ってしまった佐藤には羞恥心などこれっぽっちも残ってない
南 「 67点だった、、、」
川 「なんだよ!俺より高いじゃん!」
白 太 「当たり前だろ!!!」
ハモったことに変な感覚を持ちつつ話は続く
南 「ふふ、やっぱり仲良いよね君達3人」
白 「そんなにか?」
川 「俺にはそんな感覚無いけどなぁ、、」
太 「 俺はみんなと仲良いと思ってるぞ?」
後 「みんな早くテスト直ししたら?居残りに なっちゃうよ?」
谷口のテスト返しは帰ってきたテストをその日のうちに直して提出しなければならない。しなければ居残りしてでもやらされるのが谷口の恐ろしさだ。佐藤にとっては恐怖でしかない
後 優ちゃん早くしないと家帰れないよ?ほら私が教えてあげるから!
佐 解ける気がしないんだけど、、、
南 「私も出来る限りで教えてあげるから!一緒に頑張ろ!」
白 「なんなら俺も教えてやろうか?」
太 「じゃ給食班全員で居残りしてでも佐藤を家に帰すって事で。」
この学校は給食の時に机を並べ5〜6人グループになって食べる。その班の通称が給食班だ。
川 「は!?おれは帰りたいんだけど!」
後 「川崎君にも教えてあげよっか?」
太 「あ、それいい。川崎&佐藤のテスト直し終わるまで帰れまテンや!」
白 「 まあ何にしろ早く自分の分終わらせてからだな。」
南 「そうね!自分の分終わらなかったら元も子も無いわ!早くやっちゃわないと!」
そこでチャイムが鳴った。
谷 お前ら次給食だから早めに準備しとけやー。下村先生に怒られんようにな!そんじゃ挨拶はいいからこのまま給食の準備しなー。
ついに給食だ。今日は俺の好きな納豆が出るらしい。数学の直しでもしながら楽しみに配膳されるのを待っていよう。