エンディング・ノート
代わり映えなどしない
そんな幸せなど気付いていない
”当たり前”に甘んじて 消費者でしかなかった僕
ゆっくり
だけど
確実に
”その時”は僕を見つけ出す
終わりがこんなに こんなにも近くにいたなんて
僕はまだ何もしない
また日常に融けていく
少しずつ違っていく
そんな幸せなら 今だけわかる
”非日常”に期待して創造者になった僕
ゆっくり
だから
確実に
”その時”は僕の肩をたたく
始まりがこんなに こんなにも遠くにいたなんて
僕はもう何もしない
少しだけ”ごめんなさい”を
少しだけ”ありがとう”を ノートに書いていいですか?
数えたことなどなかったから 数えきれないほどあったんだ