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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

俺とアニキは双子

作者: 早乙女淳

俺がアニキの死を知ったのは、今朝来た朝刊だった。アニキは、都内にある、アジアウイスキーという会社で社員として働いていた。アニキの名前は、大泉俊太郎。俺は、大泉純司。一卵性双生児の双子だ。新聞によると、死亡したのは2日前で、ウイスキーに入っていた青酸カリによる毒薬によるものだった。アニキは、会社の倉庫で死んでいた。なぜ、アニキは殺されたのか?誰が殺したのか?俺は、おそらく社長が命令して殺されたのだろうと直感でわかった。俺ひとりで行っても仕方ないと思い、知り合いの、ちょうどこの事件を捜査中の刑事の男に連絡を取り、事情を話し、パトカーに乗り、アジアウイスキーの本社へ向かった。 俺の住んでいるアパートから、ほどなくして、アジアウイスキーの本社へ着いた。俺と警部、そして部下の刑事たちは、すぐ社長室へと向かった。社長室の前には、2人の男が立っていた。(何だ、あんたら)、(私は警察の者だ、社長に話がある)、(悪いが、社長は話などない)、(何だ、どうした?)、社長室から肩幅の広い、大きな男が出てきた。(あ、社長)、どうやら、この男が社長らしい。(社長、こいつらデカです)(デカ?)(ん?、しゃ、社長!こいつ、殺したはずの!)(そう、殺された大泉だ。いや、殺された大泉の弟の純司だ!)(弟?)(そう、兄の大泉俊太郎と俺は、双子だ!)(そうだったのか、いや、すまん。君のお兄さんはね、聞いてはいけないものを聞いてしまったんだ)(聞いてはいけないもの?)(ああ、ウイスキーに毒を入れて販売しようという事をね)(やっぱり、そうだったのか)社長は、ジャケットの右ポケットから、ピストルを静かに取り出し、自分のこめかみに当て、引き金を引いた。バキューン!!社長は、床に倒れた。(全員、逮捕する!) こうして、アニキが殺された事件は終わった。

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