幸せの絶対条件 自己評価を考える
★「自己評価」が低いという意味
頑張っても一生懸命にやっても、幸せになれない
一番の原因は、「自己評価が低い」事です。自己評価
が低いというのは、他者評価に依存してしか自分の価
値を感じることが出来ないということです。
他者評価とは、幼い時期は親そのものです。しかし
ながら、これがそう簡単なものではなく、本当は親が
親自身の考え方や見方で、お父さんは、こう思うとか、
お母さんはこうして欲しい、といった言い方であれば、
子供の方も、ボクはこうしたいとか、ワタシはこれが
いい、とか言えますが、絶対にそう言わせないように
仕向けられた罠があるのです。
親が親自身の考え方を言わない代わりに、「常識」
とか「世の中」はこうだという言い方をするのです。
子供に、違うとか嫌だとか絶対に言わせない技です。
★自己無価値感は、「常識」や「世間」という幻想
そして、親と一緒には暮らさなくなっても、親が親自
身の考えとしてではなく「常識」とか「世の中」はこう
だと言っていた言い方は、実体がない分余計に、無言の
圧力、無言の命令として、さらに子供自身が「抗えない
魔力」として、さらに大きくさせていくことになります。
「常識だから」「当たり前だよ」とか「世の中はこう
だ」とかいうものは、実在しないものなのです。自分の
考えや自分の言葉を持っていない人が都合よく使ってい
るだけの言葉なのです。言われた相手が勝手に幻想とし
て大きくし、自ら萎縮してくれるからです。
まさに、自己無価値感とは、自分で自分の事を認めず
に、「常識」とか「世間(世の中)」という実体のない
幻想に縛られていただけなのです。
では、「常識」や「世の中」という他者評価でしか、
これまで自分の価値を感じてこれなかった人は、どう
すれば「自己評価」をあげる、つまり自分で自分の
価値を感じる事が、簡単にできるよう出来るかとい
う点を考えていきましょう。
端的に言うと、「ハードルを下げる」という、ただ
この1点につきます。
★ハードルを下げる意識が、自己評価を高くする
ハードルを下げる意識の最も分かりやすい取り組み
は、何でもかまわないので、目に見える形に残せる
ものを、1つでいいので必ず毎日続けていく事です。
量や質は考えずに、自分が毎日続けていける最低の
量を継続していく事です。ただし、アルコールの空き
缶や空き瓶を増やしていくというのはダメです。
そして、ここで重要な事は、毎日続かなかった時に
完全に止めてしまわない事です。「3日坊主」という
のは、3日位しか続かない程に根気がないということ
ですが、「3日連続のサボリ」だけはしないという事
を自分のルールとして持っておくと、何とか続ける事
ができるものです。
★毎週1つ いつもの自分なら選ばない選択をする
自分の事を再発見、再評価する方法として、いつもと
違う事を週に1つやる事を続ける事です。
それは毎週1つでいいので、いつもの自分であれば
絶対にしないであろうという事をする事です。
オススメは、「木曜の午後」で、いつもの自分なら
選択しないようなものを選ぶ、もしくはやろうとして
放ったらかしていた件を、これを契機にやるといった
感じで十分です。
私たちは、意識をしないと、どうしてもいつもと同じ
ような行動パターンを繰り返してしまうものです。それ
は、ものを見る目も同じように慣れてしまいます。
いつもとは違う行動パターンをとってみる事によって
いつもと違うものの見え方がするので、
どんな小さな事でもかまわないので、いつもならやら
ない事を、週に1回だけ選び、別段その事を続けていく
必要はありません。 たったそれだけで、自分の事を
自分で評価していける姿勢が出来上がっていきます。
以上