【蝕卓】Family
神父風の男
:アウター達を取りまとめる者達・蝕卓の一人。神父のような服装に身を包んだ男性の姿を
しており、神経質な性格。
蝕卓の実質的司令塔であり、直接戦うよりは策を弄する場面が多い。尤も他の面々と同じ
く上級アウターであるには違いなく、その能力は未知数。
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リベンジ・アウター
:ラースの怪人態。赤銅の肌に擦り切れた僧服を纏った、三面六臂の修羅。
六本の腕から繰り出す怒涛の連撃の他、相手の攻撃の一切を防ぎ、押し潰す“結界”を
生成する能力を持つ。
荒くれ風の男
:アウター達を取りまとめる者達・蝕卓の一人。パンク風の荒々しい格好をした男の姿をし
ており、豪胆且つ大雑把な性格。
主にグラトニーとコンビを組み、人々に改造リアナイザを与える「運び屋」の役を担う。
睦月達がH&D社の生産プラントに潜入した際にばったりと出くわし、これを壊滅寸前に
まで追い詰めた。後にグラトニーと並び、七席最古参と判明。
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ローグ・アウター
:グリードの怪人態。異形ではあるが比較的人型に近い。素早い動きと短剣による攻撃、
何より触った相手を自身の“所有物”として操ることの出来る能力を持つ。
肥満の大男
:アウター達を取りまとめる者達・蝕卓の一人。金居に“物凄いデブ”と形容されたように、
丸々と太った巨漢。旺盛な食欲に忠実、少し天然。
主にグリードとコンビを組み、人々に改造リアナイザを与える「運び屋」の役を担う。
睦月達がH&D社の生産プラントに潜入した際にばったりと出くわし、これを壊滅寸前に
まで追い詰めた。
怪人態は丸太のような巨体と巨大な顔(顎)を持つアウター。その食欲は旺盛を遥かに超
えた悪食で、守護騎士のエネルギー弾すら喰ってしまう。
後にグリードと並び、七席最古参と判明。
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フィード・アウター
:グラトニーの怪人態。人間態の時以上の巨体且つ、あり得ないほどの大顎。
緩慢ながら、その巨体から繰り出される強烈なパワーと、相手やその攻撃を食べること
で自身を強化してゆくことができるという一風変わった能力を持つ。
ゴスロリ服の少女
:アウター達を取りまとめる者達・蝕卓の一人。メンバーの紅一点で、黒いゴスロリ服を身
に纏い、継ぎ接ぎだらけのテディベアを抱えている。ただ、そんな見た目の可愛らしさを
半減させるくらいには気が強く、面倒臭がり。
上記三人と共にH&D社の生産プラントに侵入した睦月を追い、時を止める能力でもって
重傷を負わせた(但しこの時はうっかり用水路にぶち込んでしまい、見失っている)。
同社の表向き閉鎖された研究所にて、“合成”アウターの研究も行っている。
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クロック・アウター
:スロースの怪人態。機械仕掛けの時計塔を彷彿とさせるアウターであり、周囲の時間を
停止させる能力を持つ。戦いでは主にその能力で敵を止めた後、時計の歯車や針を模し
た刃を幾つも投げ付けておき、解除。回避不能な一方的攻撃で叩きのめすといった攻撃
を採る。怠惰の号の通り、これら刃での直接戦闘は面倒らしい。
黒スーツの青年
:アウター達を取りまとめる者達・蝕卓の一人。寡黙で、他のメンバーとは必要以上には関
わりたがらないようにも見える。何処かしかの地下アジトにて、その能力でもって睦月達
の潜入を看破している。
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ユートピア・アウター
:藤城淡雪の執事・牧野黒斗の本来の姿。黒いローブに身を纏った、羊頭のアウター。
一見して陰鬱で不気味だが、その戦闘能力は高い。自身を中心とした力場内のあらゆる
現象を自在に操るという力を持ち、ことそのテリトリ内では最強を誇る。
対ムスカリ戦ではその実力を遺憾なく発揮していた。主に手にした、鉤型の先に小さな
鈴がついた杖を使った棒術で戦う。
高級スーツの男
:アウター達を取りまとめる者達・蝕卓の一人。メンバーの中でも強い発言力を持っている
らしく、しばしばグリードなどは使い走りにされているようだ。怪人態は一つ目の銀仮面
に濃白のショール、手には分厚い装飾本。「判決」を言い渡すことで対象を様々な刑具で
攻撃──殺傷する能力を持つ。
勇を「逸材」と評し、タウロスを失って彷徨っていた彼に手を差し伸べる。
その正体は、飛鳥崎中央署の幹部・白鳥涼一郎。オリジナルの彼を殺害して入れ替わり、
同様の手段で増やした多くの配下達と共に、内部から各地の隠蔽工作に携わっていた。
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ジャスティス・アウター
:プライドの怪人態。単眼の銀仮面を被った紳士風の姿。片手には分厚い法典を所持して
おり、自らや庇護対象に加えられた危害を「断罪」し「判決」を下す能力を持つ。例と
してミラージュと二見防衛戦では、睦月らの首筋に突如ギロチンが現れるといった効果
が見られていた。強力無比な能力ではあるが、反面カウンター技の類であるため、自発
的な攻撃がし難い、また法典を失うと能力自体を発動できないなどの弱点がある。
復讐鬼の少年
:龍咆騎士及び瀬古勇の項を参照。
リチャード・ビクター
:米国発祥の多国籍企業・H&D本社の現CEO。アッシュブランドの髪と翠の瞳を持つ、
若きイケメン経営者。容姿だけではなくその実際の手腕も確かなもの。
中央署の一件で自社に広まった悪評に対処すべく、秘密裏に動いていた政府の捜査チーム
を出迎えるようにして登場。以降、自社のヒット商品でもあるリアナイザ及びTAを迅速
に流通停止にするなど“損切り”に対して非常に軽いフットワークを見せつけている。
同社が誇る上級プログラマの一人・ゲラルドとは公私ともに親しいようで、「ゲリー」及
び「リック」と愛称で呼び合っている(欧米人には珍しくない光景ではあるが)
抜き打ち捜査に現れた梅津の部下達を、同支社内に案内。当初彼らに協力的な態度を見せ
ていたが……?
部下らしき女
:中央署の一件の後、シンが海外から召集した面子の一人。一同を率いる「上座の男」に程
近い席に座っていたことから、相当の実力者であることが窺える。
秘書役の男
:中央署の一件の後、シンが海外から召集した面子の一人。一同を率いる「上座の男」の右
隣に控えていた。細い黒フレームの眼鏡を掛けている。
秘書役の男
:中央署の一件の後、シンが海外から召集した面子の一人。一同を率いる「上座の男」の左
隣に控えていた。がっしりとした強面の人物。
荒っぽそうな男
:中央署の一件の後、シンが海外から召集した面子の一人。好戦的な性格のようで、ラース
が名代で接触してきた際は、現“七席”に取って代わろうかと発言。一時場を殺気のぶつ
かり合いで凍り付かせた。
健臣や梅津など、対策チームに接触していた政府側を襲撃したが、梅津の演技とガネット
の猛攻によって斃された筈なのだが……後日の集まりでは、何故か普通に生きていた。
飄々とした老人
:中央署の一件の後、シンが海外から召集した面子の一人。荒っぽそうな男の発言からみる
に「ロスト爺」と同一人物であるらしい。彼の挑発によって凍て付いた空気を、年長者の
余裕でいなしていた。
ぼんやりとした女性
:中央署の一件の後、シンが海外から召集した面子の一人。顔半分が隠れるような長髪を垂
らしており、いつもぼーっとしている。面々が集まった際も発言は無かった。
シン
:アウター達を取りまとめる者達・蝕卓の一人。その頭目と思われる人物。本名は不明。薄い
金髪に白衣を引っ掛け、いつも飄々としている。
決まって居るのはアジトと思しき薄暗い巨大サーバー室。メンバー達に適宜指示を与え、
飛鳥崎を始めとした改造リアナイザの闇流通──アウターの拡散を目論む。
その正体は、H&D社に所属する上級プログラマの一人「ゲラルド・サーシェス」。
表向きは飛鳥崎に居を構える、同東アジア支社に出向中ということになっているが……?
巨大サーバー内の女性
:蝕卓のアジトである地下サーバー室に棲む存在。
ディスプレイ上の無数の数列から一人の女性の顔として出現、一同を見守るように微笑ん
でいた。詳細は不明。