お外にれっつごー!
「〜♪クエスットクエスト〜」
シキの謎?の歌(作詞作曲 シキ)
を聞きながら、ギルドへと。
朝早めだから、競合相手の冒険者どもはまだ寝てるだろう。
早起きは得だ。いくらになるかは知らんが。
「カランカラーン」
小気味良い音を立て、いつもは開きっぱなしのドアを開ける。
奥に見える渋いカウンターに用がある。
「おや、おはようございます、ユーマさん、シキさん、ネシアさん、ツユナさん」
「おはようございます、クレハさん」
シキ…名前知ってたのか⁉︎
…俺は知らなかった。ここの受付のかわいいからいつも選んでいるカウンターの担当の人、クレハさんって言うんだね。
この情報を仕入れてきたルートがきになるな。こないだからずっと一緒にいる気がするんだ、というか居るんだよね。
前回は挨拶してなかったってことは、それから知ったってことだろうからなぁ、どうやって名前を知ったんだろう。
考えれば考えるほど、ズブズブと深い沼にはまっていく気がする。
*********
「ユーマさん、これはどうですかね?」
シキが持ってきたのは[ゴブリン討伐10体]というもの。ぶっちゃけ余裕です。
「一つはそれにしようか。他は」
「ユーマ、これお得やで」
ネシアがとってきたのは、建築の手伝い。確かに時給はいいが、行くのが俺一人だと…ねぇ。
「ユーマさん、これどうですかね」
ツユナが持ってきたのは…
[ドラゴン討伐ー北の山脈に住むドラゴンを丸ごと二頭手に入れて欲しいー]
はっ⁉︎…ええと。なんでこれを?
「ツユナは何がしたい?」
「なわゆでもいいです。」
じゃあーーーー