二人目
「ガリが殺られたか…ふっ、しかしあいつは四天王最弱。これからが本番よ」
「四天王の名を汚しおって…貴様の命でもって浄化しようか」
なんだろう、この流れ。
まず、三兄弟…だよね?
そして、一番リーダー格のごつい奴も四天王に入ってる時点でもう笑いが止まらない。
リーダーどこ行ったよ?あと一人誰よ?
疑問が増える一方だ。
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「おい、今どうなった?」
「勝手に転けて負けた」
「やはり逃げ回るだけか?」
「次のデブにはきついだろうなあw一応盾職トップにちかいだろう?あいつは。硬いしよぉ」
「おっ、始まるみてえだぞ」
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「ふっ、ヤツは我ら四天王最弱。勝っていい気になってるところ残念だなぁ、フハハハハハ」
もうこいつがリーダーでいいんじゃないかな。
いわゆる嵌まり役ってやつ。
悪役にぴったりだよ、そこそこの強さの。
まあ、俺の前に立っている時点で終わりだがな。
「どうした?早く来ないか、まさか臆したか?まあわからんでもないからな。フハハハハハっグハァッ…」
長々と御託を並べているところだが、俺は今割と急いでいてな。
さっさと勝利お金を稼ぎたいんだ。
…主にあいつらの為にだけど。
チラリとシキとネシアとツユナの方を見ると、女性冒険者たちと話している。
応援せんのかい!
まあいい、早く終わらせないと。
「で?立たないのかい?」
デブはあの一撃で轟沈した模様。
床に座り込んでる。
「ふっ、私が負けるとはな。認めよう、我が好敵手と。フハハハハハッ」
ボロ勝ちと言ってもいいと思うんだ、一撃だったし。
勝手に好敵手とか言われても…困る。
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さて、最後は3人目だな。
「おい、最後だな?」
「ふっ、よくも俺の子分どもをやってくらたなぁ!覚悟しとけよ?二度と辺りを歩けねえよおにしてやる」
おおっと。フラグがどんどん建っていく。
あなたには第一級フラグ建築士の称号を与えよう。
そして永遠にさようなら。なんてね。
「はじめっ!」
「おおおおおおおおっ!」




