これがいい
「いいのあったか?」
「まだや。まっててや」
「まだですね〜。あ、これはどう…違いますね」
剣の山に突っ込んで自分に合うものを探している二人を見ていたが…長い。
まるで女性が服なんか買うときみたいに。
なにが違うんだ?ってくらいのとこで悩むのは時間の無駄だと思うんだ、俺は。
…あくまで服の話ですからね?
武器とかは別だ。命のやり取りに妥協は必要ないんですから…
店主さんーーどう見ても少女ーーにジト目で見られていた。声が漏れてたのか…読心術でも?
暇なのには変わりない。試してみよう。
…名前を教えてくださいな、店主さん。
「…私は…ツユナ。よろしく」
うおっ。ほんとに読みおった。
「ああ、よろしくな、ツユナ。これからも買いに来ると思うし」
「……怖く…ない?」
怖くないかーー。
ツユナにとっては、最も大事な質問かもしれない。
「本当に心が読めるんだな、ツユナは」
「…そう。怖い?…みんな…怖がる」
怖いわけがない。だってロリっ子だぞ?
しかも合法の。
怖いなんてことは間違ったとしてもあり得ない。こんなに可愛いのに。
「可愛い…ほんと?」
ああ、可愛い。お持ち帰りしたいくらいだ。
「ついていく。いい…よね?」
はっ、イカンイカン。
心と言葉で会話してたわ。
「なあ、ツユナ。ついてくるってのは?ここの店はどうするんだ?」
「ここはじいちゃんの店の一部…ほんとは倉庫。だからーーついていく…」
ぐっ、そんな服の端をつかんで上目遣いでこっちを見ないでくれ…マイソンが危ないから、色々と。
*********
「とゆーわけで、ツユナも付いてくることになりました」
「どーゆーことや?ユーマ説明してや」
「そうですよ。なんで…私たちじゃ不満なんですか?」
むむ…ラノベとかでよくあるけど、実際なると大変だな。
修羅場ってやつか。
ツユナ、心が読めること言ってもいいか?
「……………………」
…あれ?読心術オフ状態なの?今。
一番いるタイミングじゃないかなーって思うんだ。
「……わたし、心が読める。…けど、信用した人は読めない」
「なるほど、で、ウチはどうなん?」
「…読める」
「ええんか?ウチは来てもええけど」
「私は、ユーマさんがちゃんと相手してくれるならいいですよ」
むむ…話がなかなか進展しませんねw
この先どうなることやら。




