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いらっしゃいませ、お持ち帰りですか?
「いらっしゃいませ、お待たせいたしました」
出てきたのは、僅か12歳くらいであろう少女。
「ええと、お店の人はいるかな?」
「おとんかおかんおるか?」
ほぼ同時に俺とネシアが聞くが、彼女自身が店主で店員で製作者らしい。
「私たちは…そのう、ドワーフ…なんです。だから…えっと、これでも…17歳なんです…すいません、小さくて子供みたいで」
まるで台本でも読んでいたのか、すらすらといらっしゃいませと言っていたのに、個人的な質問になると声が小さくなって、自信なさ気になった。
いわゆる庇護欲をそそられる生き物だと思う。
ってか、本当にドワーフっていたんだな。
しっかし、合法ロリ…ゴホンゴホン。
なにかなシキよ。こっちをそんな目で見ないでくれ給え。
閑話休題
「俺たちは武器と防具を買いたいんだが、置いてるかい?」
「あ、あります」
入ったところのすぐ隣に、山のように剣が積んであった。
薄暗く、入り口から見えなかったから気がつかなかった。
「シキ、ネシア、なんかいいやつあったか?」
二人して剣の山に突っ込んでいき、合うものを探している。




