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キスDE世界征服!?  作者: 守護
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武器装備購入

「いや〜意外と良い値段で売れたな」


オーガやハイオークが、良い値段で売れた。

定価の2割り増しくらいで。

なんでも、外傷が少なかったかららしいんだけど…二人ともザクザク切ってたし。

あんなぱっくり割れてたのに…あれで少ないってどんな倒し方してるんだろう。

まあいい、売れたんだ。そして儲かったんだ。


「で、武器を買うんだったっけ?」

「せや、宿代除いても結構あるやん?それで新しいのにしたいねん」

「私は別に…」


まああんだけ切ってればな、武器も耐久性がなくなってくるだろう。


*********


「そろそろ武器屋街かな」


街の雰囲気が少し違う。

なんていうか、荒々しいというか素朴というか。

煙突が林立し、ほぼ全てから白煙がもうもうと上がっている。

そして、とめどなく金属を叩く音やヤスリがけの音がする。

不思議とうるさくは感じず、どこか懐かしい感じもする。

ーーー俺の実家が町工場が多い地域にあったからかな、なぜか心が温まる。


「ユーマ、ユーマ!あそこはいりたい」


ネシアに手を引っ張られ、入った一軒の店。

一人で初見じゃ入らないようなーーボロいーー店だ。

店内も薄暗く、陳列してあるはずの棚も空きが目立つ。


「ネシア、なんでここを?」

「カンや。乙女の勘っちゅーやつや」


いいことが起きそうらしい。


「すみませーん」


店員さんも見当たらない。奥にいるのか。


「すみませーん」


呼ぶこと3度。


「はーい、すいません、今行きまーす」


少し高めの、女の子の声がした。



「はい、お待たせいたしました。本日はどのようなご用件で?」


ーーーー出てきたのは、なんとーーー

さて、ペースを戻して頑張りたいところです。

が、期末テストという大敵が。

追試になるかの瀬戸際なもので…辛い。

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