夜@宿
「これは…」
思っていたよりも、内装が…
「これはなかなか酷いな」
「三人部屋…だよな?ここ」
よく言えば、シンプルイズベスト。
部屋の半分を占める大きなベットが一台。
クローゼットやら、棚やらはない。
「あのベットに三人で…ってことやんな」
「ですねー!たのし…こほん。大きいベットですね〜」
んー、なんで二人とも機嫌良くなってるの?
まず俺が耐えきる自身がないのだが…
主にシキの寝相に。
「と、とりあえずお風呂に行かないのか?」
「お風呂〜〜♪」
「いきなりお風呂とか、やるなユーマ」
チェックインーー宿に着いたのが遅かったので、夕食はもう終わっていた。
というか疲れたし寝たい。
お風呂は地階にあるのだが、階段を下りるのさえきつい。
おそらく…部屋に戻ることはできないだろう。
「ここですねー、お風呂っ♪」
お風呂に近づくにつれ、シキのテンションがうなぎのぼり。
…あれ?扉が一枚しかないのだが。
見間違いかな?
「なあネシア、一緒にはい」
「「ガシッ」」
「ユーマ、なにいっとん?」
「ユーマさん、一緒に入りたいのですか?」
いや、だって扉一枚しかないじゃん。
「別じゃないのか?風呂」
「ええやんか〜」
「早く入りますよ?ユーマさんっ♪」
んん?どういうことだ?
これは…あの、伝説の混浴とやらを期待してもいいのか?
「「「ガラガラガラ〜♪」」」
はい、そんなことはありませんでした。
中に入るとすぐに扉が二枚あり、片方が青、片方が藍色に塗られている。
…紛らわしいわっ!
それはさておき
「じゃあ、上がったらな」
青い扉に手をかけーーー
「ユーマさんっ、そっちは女性用…」
えっ、まじで?青=男かとおもってたわ。
いや、色々あるし、青=男とか言うわけではないが…だいたいそうじゃん。
逆くるとは思わなんだ。
「いや、ちょっと間違えただけだ。こっちだよな」
藍色の扉に手をかけーー
「ユーマ、そっちも女湯やで」
「……………え?」
騙す気しかなかったのか、自然に間違えたか、というかどうするつもりだったんだ?両方女湯って。
「じゃあ俺部屋に戻っとくからな。上がったら戻ってこいよ」
男湯は?と一応聞いたけれど、日替わりで藍色の風呂が男湯と女湯が交互に変わるらしい。
男は水でもかぶってろby女将さん…
おとなしく部屋に戻っときます。
ようやくお風呂…
シキちゃんお待たせしました。
作者&読者サービスの入浴は果たしてどうなるのか?
…主に視線的意味で。
まあそんなこんなやってましたら、PVが1900超えましたっ!ありがとうございます‼︎




