1 授業
「はぁ...」
亜璃守学園の裏口から学園内に入り地下へ足を進める。
ヴヴヴッと電子音がして光の板が現れる。
≪指紋認定確認 眼球認定確認 DNA認定確認≫
と出てくる。
「(.....めんどくさい)」
指紋を押して
目を映して唾液を下のシートに付ける。
≪確認 ビーッ パスワード記入≫
光の板の模様が変わり、古代ローマの字が現れる
「.....。」
ピッピッとボタンを押す。
≪入力完了≫
ガーッと鉄の扉が開く
「オハヨウございます。」
機械の女の人が挨拶する
「おっはよ!リーちゃん!」
後ろから緋詠の声がする
「リーちゃんではありません、緋詠さん。リーア・二ギュルエス・シオン二ア・ユリパスです」
「いや長いから」
「ねぇ.....」
「何?妃紗」
「時間.....」
「.....イミワカンナイョ?」
「だね、イミワカンナイョ」
「ジュギョウ始まってるのでは?」
「「......。」」
「急ごう」
「.......現実見たね」
「ギリギリアウトォッ!」
ガラガラガシャンドガベシッ
実際音にするとこんな感じだろうか
「おーぅおはよう。そうだなぁギリギリアウトだなぁ」
「えへへ っていたぁっ」
「早く席に着け」
「う~っ」
「.....。」
「おはよー緋詠君」
「あ、おはよーマナちゃん」
「お前災難だなぁ緋詠」
「えへへ」
緋詠は人気だ。
まぁ、恋愛対象としても、親友対象としても。
私の目から見ても可愛...違ったカッコイイから。
まぁ、私達は殆どの生徒が他の人に興味がないから
人気っていっても一部だが...。
まぁ早く帰って、.......仕事を終わらせたい。
この、汚れた 穢れた 暗殺を