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プロローグ

勢いで始めちゃいました…


もう一つの方よりも気まぐれになると思いますが、気長に待って下さると嬉しいです。


それではどうぞ

大嫌いな神様へ、私からのメッセージです。


一つ、どうして私から家族を奪ったのですか?


一つ、どうして私に困難を与えるのですか?


一つ、どうして私に無理難題を押し付けるのですか?


一つ、どうして私がこんな目に合わなければならないんですか?


一つ、どうしてあいつらには何も押し付けようとしないんですか?


一つ、私は神様が大嫌いです



そこまで呟くと、ヒュウッと言う音と共に強い風が私に襲いかかる。

冬の冷たい風は私を突き放しているように感じて、高台から走って家まで帰る。


商店街なんて通りたくないけど、ここを通らなければ家には帰れないから。



「あの子…確か悪魔の子って呼ばれてる子よ…」


「どうしてこの街にいるんだか…」


「早く消えればいいのに」



五月蝿い。



「悪魔の子だ…」


「あいつといると殺されちまう…」


「早く消えればいいのにな」



五月蝿い五月蝿い。



「嫌だ、あの子人殺しの…」


「全くいやねぇ、この街に人殺しがいるなんて…」


「本当に、早く消えてくれないかしら」



五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い!!



(私は人殺しなんかじゃない…!)


頬を伝う涙には気付かないふりをして、必死に走った。

黄昏の先に見えるのは、真っ暗な闇。それは私を迎え入れているような錯覚を受け、逃げるように必死に。


なんで、なんで私なの…なんで私がこんな目に合わなきゃならないの…!


どれほど思ってもそれは届かず、思いは空に溶けて消え去った。


誰かが言った「生きて」という言葉。それがなければ、私はとっくに自殺してみんなのところに行っているのに。

どうして、私にそんな言葉を残したの?


かみさまんて、だいきらい

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