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『外、見よう』
わたしの手を引いて、真紀が誘った。
窓辺のスツールに腰掛けると、窓の向こうで白い靄(もや)が薄いヴェールのように斜め上方に吹き過ぎていくのが見える。どうやら雲の中を飛んでいるらしく、細かい水蒸気の粒が窓に散りかかり、かかる寸前、ぱらんっと光を発して消えた。
――魔法……?
思わず、真紀と顔を見合わせる。真紀は追及したいようで、ルイスに何か言いながら窓に指を触れたり覗き込んだりしていたけど、わたしはそれほど気にならなかった。
まったく気にならないといえば違うけど、自分の世界の飛行機の構造だってくわしく知らないし、説明されても理解する自信なんてない。いわんや異世界をや、だ。
ぱらり、ぱらりと、まるで夜光虫の輝きのように淡く明滅して消えていくそれに、わたしは虚ろな視線を注ぐ。雲の切れ間からときどき山々や大地の色が覗いて、それほど高度をとっていないことが分かる。飛行船のエンジン音は相変わらず酷くて、どれだけ重いものを運んでいるのだろうという感じだ。
頭の中に地図を広げてみる。わたしが最初についたイェドから天都までが、馬車で丸二日。天都から今回の目的地ツークスまではだいたいその三分の二くらいの距離だから、多く見積もって馬車だと一日半はかかる。その距離を半日でいけるってことは、飛行機までの馬力はなくても、車よりは断然早いってことだ。
それでも、これが最速の乗り物かと思うと、ちょっとため息が出てしまう。
――こっちの人って、のんびりしてるなあ……。
文明が違うから、ということで片付けようとして、厭な考えがわたしの胸をかすめた。
船も車も飛行機も列車も、わたしの世界では立派な交通手段だけど、飛躍的にそれらが発達したのには理由がある。
戦争だ。
戦闘機を積むために船は大型化し、空中から敵を狙撃するために飛行機は速く確実に飛ぶようになり、物資を運ぶために列車の路線は拡大し、車は発展のすえ装甲車を産み出すに至った。
のんびり優雅な印象のこの飛行船でさえ戦時中偵察をおこなうために活躍したのだと、授業で習った歴史の四方山話(よもやまばなし)が思い出される。
その時は「へー」っていうくらいだったけど、今思い返して、ぞっとした。わたしたちの生活を便利にしていたものが戦争の産物だ、という事実だけじゃない。この世界には、それほどの戦争がないのだということが、現実としてわたしの頭にはっきりと認識されたのだ。
この国、この世界は、今ひとつに統合されている。よくよく考えると、それはものすごく不自然なように思えた。それでも、ひとつに寄り添わないと生きていけないほど状況が逼迫(ひっぱく)しているのだと言われれば、そうなのかもしれないけれど。
でも、と思う。
――その状況が変わったら、じゃあどうなるの?
もし伝説が本当で、世界の渇きが救われたら――豊かさを得たこの国は、再びばらばらになってしまうのだろうか。
――恐い。
わたしは真紀と繋いでない右手で、ぎゅっとお腹の辺りを掴むようにした。
豊かさの光の次に必ず訪れる衰退の陰、そして戦争という闇。歴史が好きで、その変動していく劇的な流れをどこか御伽噺のように捉えていたわたしは、それを目の当たりにしている気がして身震いした。
高いところを恐がっていると思ったのか、真紀が気遣うような声をかけてくる。
『理緒子、ごめん。あたし夢中になりすぎて……中、もどる?』
『う、ううん。真紀ちゃんいるから、平気だよ。ちょっと寒かっただけ』
『そんなこと、早く言えばいいのに』
真紀と話していたルイスが、羽織っていたマントを脱いでわたしの肩に着せかけてくれた。そのまま足を崩して、隣の椅子に座る。
『ずいぶん熱心に外を見ていたね』
『え、と。結構速く飛んでるんだと思って』
『そうだな。もう少し晴れていれば、下の景色がもっときれいなんだけれどね。雲の切れ間にしか見られなくて残念だ』
ルイスの淡い青の瞳は、外の空を透かしこんでとても綺麗だ。でも、たまにその瞳にいろんなことを見透かされているようで、ちょっと恐くなる。今のわたしの気持ちも、もしかして気付かれてしまったんじゃないだろうか。
――真紀ちゃんは、彼を恐いとは思わないのかな。
恐いと思っていたら頬っぺた引っぱったり、鼻を摘むなんてできないとは分かるけど、彼のやさしさの底に潜む、融けない氷のような絶対的な冷たさ、硬さというのは傍にいたら気付かないはずがない。
それとも、タクのもうひとつの思惑に気付かなかったわたしのように、見えていないだけなのだろうか。
また、わたしの心が傾く。暗い方へ。こんなに揺れて、自分の心さえ見失いがちなわたしに、この世界の何が分かるというんだろう。
ふらり、ふらりとまた物思いのブランコにわたしが揺られていると、突然真紀が声をあげた。
『あ! 海だ!』
指差すほうを見ると、白い雲間が切れ、青い色が広がっている。紺碧よりももっと深い光を含んだそれは、小さな三角の波頭を浮かべては消していた。
窓に額をくっつけるようにして見るわたしたちに、笑いを含んだルイスの声が教えた。
『海じゃないよ。あれは湖だ』
『うそ?!』
『嘘ではありませんよ。天都の南西、商都アウサーガのさらに南には、大陸最大の湖があると教えたでしょう』
呆れたように言うのはヘクターさん。そういえば、とわたしは頭の中に、覚えたての地図をもう一度広げる。
『えっと……セドゥ湖、だっけ?』
『正解です、リオコ』
ヘクターさんが腹黒そうな、とびきりの笑顔を見せた。真紀が口を尖らせる。
『えー、海じゃないんだー。だって、波立ってるよ?』
『そういうものです』
『真紀は海を見たことがあるのか?』
『うん。うちの近くにはないから出掛けなきゃいけないけど、ときどき家族とか友だちと遊びに行ったりする。理緒子んちは、海近い?』
『そんなに近くないよ。でも、夏の海は絶対行くかなぁ』
わたしの水着姿は本当に貧相なんだけど、でもやっぱり誘われると、海って行ってしまう。あの潮騒と海風と太陽があるだけで、なんでもないことも楽しく思えるから不思議だ。
『そうか、二人とも海を見たことがあるんだな』
『ルイスはないの?』
『ない。というより、この国で海を見たことがある者を探すほうが難しい』
『じゃあ、タクも? ヘクターさんもないの?』
『ああ』
『ありませんね』
真紀の問いに、二人が口々に頷く。海に囲まれた島国に住むわたしたちには、結構大きな驚きだ。
地図で見せてもらった限り、マフォーランドは大陸のうちの山が集中するやや中央よりに位置していて、海岸周辺には何も描かれていなかった。あれは行ったことがないというより、本当に砂漠のような不毛地帯なのだろう。必要な土地であれば、必死で水源を探している彼らが見逃すはずがない。
『実はこの湖は、もとは海だったんだ。ヘクターは意地悪だから教えていないようだけど』
『え』
真紀の目が点になる。ヘクターさんが、つまらなそうに長い髪を耳にかきあげた。
『ルイス。簡単に種明かしをしては面白くないでしょう』
『面白さで決めないでよ。ね、じゃあ干上がっちゃったってこと?』
『まあ、そうだ。昔セドゥ湖はもっと広く、西側の端で外海と繋がる内海だった。だが世界の渇きが進んで、内海は湖としてここに残されたんだ』
『じゃあ、最近?』
『まさか。数百年前の話だ』
『ふうん』
真紀は軽く頷いたけど、どこか真面目な顔をしていた。きっと、わたしも同じ顔をしていたと思う。
気付いてしまったから――前の水門の乙女でも、渇きを癒しきることはできなかったのだということを。
そんなわたしたちの気を逸らすように、ルイスが新たに眼下に見えてきた大きな陸影の説明をはじめる。
『あれは離国。四集都とも呼ばれる、小さな四つの都市でできた属領だ。豊かな山脈を擁する土地なのだが、いかんせん切り立った渓谷が多くて、おいそれとは人が入れない。だから、天都に勤めている者が突然〝離国へゆけ〟と言われると――』
『分かった。左遷でしょ』
『当たり』
内容的にはシビアなのだと思うけど、ルイスはにっこりきっぱり笑顔だ。やっぱり根性ちょっとひねくれてる。真紀の言っていたことが、分かった気がした。
――見た目とは逆をいくってゆうか、見たまんま、なんだよね。
性格と顔の良さは反比例する、というのがわたしの持論。十六年間生きてきて、今だかつて両方を兼ね備えた人に会ったためしがないのだから仕方がない。ラッキーなのは、ルイスの性格の悪さが人畜無害だってことだ――真紀を除いて。
『君が左遷という言葉を知っているとは思わなかった』
『馬鹿にしないでよ。深謀遠慮だって知ってたでしょ』
『偶然ということもある』
偶然で〝深謀遠慮〟なんて普通言わないと思う。っていうより、なんで日常会話でそんな言葉が出てくるわけ?
顔を顰めると、真紀の向こうにいるヘクターさんと目が合ってしまった。彼も同じことを考えたらしく、二人で無言で苦笑する。
タクはわたしたちのやや後ろにいて、さっきからほとんど会話に加わらないけど聞いていないわけじゃないようで、わたしたちの様子に小さく口元をほころばせた。
目敏く、真紀が見つける。
『あーもう、タクにまで笑われたぁ。ルイスのせいだからね!』
『それは君の言動が原因であって、私のせいではないだろう』
うん、その原因の素(もと)を作ってるのは確実にルイスなんだけど、面白いからわたしは黙っていた。それに二人の遣り取りを聞いていると、気がまぎれる。わたしを間に挟んでいるのが、ちょっと困りものだけど。
『ルイスって絶対に、あたしのこと馬鹿だと思ってるでしょ?』
『頭の働きが悪いという意味で馬鹿だとは思わない。が、考えが足りないという意味では、どうかと思うときはある』
『それ、遠回しの厭味だよね?』
『直接的に言って欲しいなら言うけど?』
意地悪さ満点のルイスの笑顔。このショットだけならすごく絵になるのに、状況的にまったく爽やかさが似合わないのが残念だ。真紀が、うう、と呻いた。
『ルイスの変態』
『……なぜここでそういう言葉が出てくるのかが、私は理解できないが?』
『変態だよ。だって、人いじめて喜んでるじゃん!』
『異界の〝意外な人〟から変態と言われたということは、それはつまり、私はものすごく常識的な人間という評価を受けたととっていいのかな?』
ひねくれてぐるんぐるんに曲がった論旨を振りかざし、ルイスがなぜかわたしに顔を向ける。
『えーと』
『理緒子に振らないでよ、ルイス。異界の〝意外な人〟からの評価だから、変態中の変態ってことですぅ』
鼻に皺を寄せ、真紀が語尾を厭味っぽく持ち上げる。仮にも魔法士の士団長という立場の彼への〝変態〟の連呼に、さすがにタクとヘクターさんは苦笑していた。
『君は本当に口が減らないな』
『こっちに来て磨かれたの』
『前からだろう。〝意外な人〟だし、不気味な曲は聴いているし』
『不気味じゃないよ。超有名なんだってば』
『あの曲は私も好きになれませんね。神殿で歌っていらしたのは、とても美しい曲だったというのに』
ため息混じりに、ヘクターさんがルイスに同意する。
そういえば出発前、王城内の神殿に彷徨いついた真紀は、異界の歌を歌っていたところをヘクターさんに保護してもらったんだった。
『真紀ちゃん、神殿でなに歌ってたの?』
『ん? アメイジング・グレイスだけど』
意外なことに有名な賛美歌だ。わたしの通っている学校はミッション系なので、礼拝で歌ったりするから知っている。
異界の英語の曲名がどう翻訳されたのかは分からないけど、ルイスたちもちょっと驚いた顔をしていた。
『それって、日本語?』
『英語。部活でやった楽譜が英詞だったんだよ。全部カナ振って丸覚え』
『歌ってみせてよ』
『ここで? やだよー』
真紀がスツールから下ろした足をじたばたさせる。
『お上手でしたよ?』
『ヘクターが聞いたというのに、私には聞かせてくれないのか?』
三方から追い詰められ、真紀は後ろのタクに救いを求めた。
『たく~』
『歌ってみればいい。エンジン音がうるさいから、少々失敗してもごまかせるぞ?』
『あ、そっか』
適当なタクの勧めに、真紀は単純にぽんと手を打った。
『でも、ここじゃアメイジング・グレイスって雰囲気じゃないしなあ。別の曲でもいい?』
『うん』
『あの雄叫びじゃなければ、なんでも』
ルイスの余計な一言に真紀はやや頬を膨らませたが、何も言わずスツールから降りた。恥ずかしいのか、こちらへやや背を向けるようにして、窓に直る。
ちょっとだけね、と前置きし、真紀はすうっと息を吸い込んだ。
直前まで、ふざけて変な歌を歌わなきゃいいけど、なんて考えを巡らせていたわたしは、その横顔を見てはっとした。落ち着いた、祈るようなどこか静かな表情。
――集中してるんだ。
思った瞬間、真紀の口から歌が流れた。
ゆったりとした旋律。英語の曲だ。抑揚のあるきれいな発音の歌詞が、途切れ途切れにわたしの耳に意味をもって飛び込んでくる。
――これは……。
〝Over the Rainbow〟。ミュージカルのオズの魔法使いで歌われた曲だ。だけど、そんなことはわたしの頭ではすぐに思いつかなくて、息を詰めてその歌に耳を傾けていた。
真紀が一体どういう想いで、この曲を選んだのかは分からない。
それでも、その掠れたような低い囁きと、いとおしむように紡がれるサビの歌詞はわたしに深く染みとおってきて、体の芯が痛くなるほどの郷愁をかき立てた。
窓の向こうに広がる青空。
雨に飢えているこの世界に、虹はあるのだろうか。
もし虹を見ることができたら、その向こうには、わたしたちの世界が存在してくれるのだろうか。
そして、もし本気で帰りたいと願いをかけたら――元の世界に帰れる日がくるのだろうか。
どうしようもない空想が、歌によって解き放たれた元の世界への恋しさと相俟って、途方もなく膨らんでいく。
お話の中でドロシーはオズの国に迷い込んで、いろんな人と出会って最後、家へと帰っていく。彼女にとって楽しい場所じゃなかったはずなのに、それでも家に帰りたいと思うものかと、小さい頃は不思議だった。
ドロシーの気持ちは今だに分からない。だけど、ひとつだけ確かに分かったことがある。それは、今まで気付かなかった〝家〟という意識が、自分の中の深いところに根を張っているという事実だ。
――わたしの〝家〟は、ここじゃないんだ。
この世界にはない。わたしが〝家〟と呼べる場所は、虹の彼方にあるかもしれない、遠い遠い異世界なのだ。
知らないうちに涙ぐんでいたわたしの肩に、ルイスがそっと手を置く。
ちょっとだけと言いながらも、いくつかのサビの繰り返しからなる短いその曲を、真紀は結局最後まで歌いきった。虹の彼方にある国への夢――信じれば夢は叶うと、強く後押しして。
澄んだ高音が、空気に溶け、青空の向こうへと消えていく。
飛行船の唸り声も止んだような、不思議な静寂を感じさせるひとときだった。
歌い終えた真紀が、照れたようにこちらに向き直り、ぎょっとした顔になった。
「り、りおこ?!」
慌ててわたしの左手をとる。わたしはマスカラが滲まないように、指で目尻を押さえた。
『うう、真紀ちゃん、うますぎ~。泣いちゃったよぉ』
ふざけて言うと、真紀が恥ずかしそうに笑う。
『泣くような曲じゃないと思うけど、あ、ありがと』
『今のはなんと言う曲だ?』
『オーバー・ザ・レインボー』
『虹の彼方に、か。いい曲だ』
おや、魔法の指環は英語も自動変換してくれるみたいだ。
――へー便利ー。
新しい発見に、わたしの涙もするすると引っ込む。ポケットからハンカチを取り出そうとすると、中で引っかかって、入れていた携帯が一緒に出てきてしまった。
元へ戻しかけ、わたしは手を止めた。ハンカチで目の端を気をつけて拭き、手の平におさまるその機械を開いてみる。節約のために切っていた暗い画面の向こうで、少しぶーたれたわたしが覗き込んでいた。
――あー、わたしってぶっさいく。
憂鬱になって、ますますブサイクになるわたしの頬に、ぶにっと固いものが当たる。真紀の指だ。
『りお、ホームシック?』
『……』
わたしは無言で真紀を下から睨んだ。いつもこうやってふざけて、深刻な人の悩みとか考えとかをぶち壊そうとするんだから。
わたしは素早く指を操作して携帯を立ち上げ、ツールを開いた。
『真紀ちゃん』
『ん?』
まだわたしのほっぺに指を押し当てて、真紀が首を傾げる。わたしはむっつりしたまま、手にした白い機械を彼女に向けた。
『ドアップ激写♪』
『ええっ』
真紀が目を見開いた瞬間、わたしの指が決定ボタンを押す。パシャリという音と共に、わたしは胸のすくような彼女のお間抜け顔を手の平のツールに納めた。
『ちょっと理緒子、そんなの保存しないでよ!』
『やだよー。落ち込んだら、これ見て元気出そうっと』
『理緒子、ほんと携帯持つと人格変わるよね』
『文句言わないのー。ほら、次はみんなで撮るよ~』
無理矢理明るい声を出しながら、わたしは真紀とルイスの腕を引っ張ると、タクとヘクターさんを並べて、1足す1は?なんて言いながら再び携帯のシャッターを切る。
『じゃ、今度はタクとルイスとヘクターさんの三人ね』
何をしているのだかさっぱり分からない様子の彼らを巻き込み、嫌がる真紀を連れ回して、わたしは携帯が使えなくなるまで写真を撮り続けた。シャッターを押すたびに、感傷を封じ込めるように。
この旅は、彼らの世界を救うために水門の鍵を探す旅。
だけど、わたしにとっては違う。この旅は、わたしの虹の向こうを探す旅なんだ。
虹の向こうのわたしの未来を。
その先には、何もないかもしれない。虹だって、出ないかもしれない。
それでも、信じることは止めたくない。止められない。
それが、わたしがわたし自身にできる唯一のことだから。
飛行船が変わらない唸りをたて、青空を裂いて進む。あくまでも穏やかな外の景色を一瞥し、わたしは、もう二度と立ち上がらない真っ暗な画面を手の中で閉じた。
蓋をする一瞬、鏡となった画面が映したわたしの顔は、かすかに笑っていた。
*英詞翻訳も著作権に関わるらしく(無知ですみません;)、削除いたしました(2011/7/31)。よろしくお願いします。
次章は真紀です。久しぶりだ~。