人心收藏家
心血来潮的作品，希望让更多人看到！
こんにちは、私は中国の普通のライターです。この短編は私が突発的に書いた作品で、とても気に入っています。多くの人に読んでいただきたいと思っており、批評も受け入れますので、ぜひご指導ください⊙▽⊙
まずは中国語の原稿を公開させていただき、その後すぐに日本語訳をお見せしますので、よろしくお願いします。
——
你知道吗，在这个城市里有一个收藏家，他（她）不收藏古玩物件，也不收藏动画手办，他（她）只收藏人心。
先别急，我当然知道这只是一个都市传说，等我说完。
他收藏的不是人的心脏，而是更加抽象的东西。
他每天夜里会在街上行动，用清澈的目光寻找值得加入藏品的人心。
而被他盯上的人会发现不知道什么时候有一个人站在自己的面前，而后那人会用让人舒心的声音对自己说：
你有什么想做的事吗，说来听听，我会可能帮你实现也说不定。
『昨日清晨××市出现一起自杀事件，×某的自杀原因不明，初步推断是由于工作压力太大……』
我一边刷着牙一边听着地区新闻，对新闻中所报道的事件感到无聊。
洗漱完毕之后回到自己的卧室换下睡衣，系好裙子的带扣，再穿上白色的衬衫，打上领结……
很好，一个完美的女高中生就出炉了。
『专家判断，近期的几例事故均无明显关联，所以可以判定不是集体性的恐怖活动……』
“这么说来最近这类事故发生有点多啊？”
我从冰箱中取出面包和牛奶，听着老爸如此发表评论，他的下一句话肯定是“最近外边比较乱你要小心啊”这样子。
“呐，我说小言，新闻上说外边比较乱，你这两天小心一点，不要再大半夜到处瞎跑了。”
看吧，我就说。
“好好好，我知道了，我会和朋友一起走，绝对不会一个人，我也会早点回家。”
或许是听出了我语气中的不耐烦，老爸也就叹了一口气，然后又把注意力放到了电视上。
真不知道这种成天报丧的新闻有什么好看的。
想着这种事我草草吃了早饭就穿好制服上衣带上书包出门去了。
学校不远，仅仅十四五分钟的路程，用走的就能到。
现在是夏季，天空早早就露出了蓝色的面孔，不多的几朵白云点缀其上。
今天依旧是个好天气。
带着愉悦的心情踏入校门，度过了无聊的课堂，与朋友一起抱怨午间的炎热，然后一整天就过去了。
“抱歉今天我还有老师给我交代的事，你就先回去吧。”
“啊，真是辛苦呢，那我就先回去了。”
“好，明天见。”
“明天见。”
别过了朋友后我看着天边的夕阳一个人走出校园，此时的天空被夕阳与夜空分割，在某一个地方互相较着劲，只不过阳光随时间渐趋衰弱，然后夜晚就会降临。
听到了吵闹声。
在学校不远处的巷子里，抱着看热闹的心态走了过去，不过那里没人靠近，反而都是一副唯恐避之不及的样子。
我伸出脑袋往巷子里张望，但随着夜色占据天空而使得里面很黑，我看不清人影，但凭借对话就能明白，这是校园欺凌。
不过现在是在校外，要把校园二字去掉吧。
想着这种无所谓东西，想继续观望事态发展，但由于能见度的因素，我不一会儿就失去了兴趣。
同时我的脑海里出现了早上老爸说过的话。
今天就早点回去吧。
“喂，你们再这样我就告诉老师了！”
正冒出这个想法的我被巷子里的一声呵斥给拉了回去。
我又扒在巷子口――当然还是看不清――向里面看。
如我所料，一个富有正义感的女孩子站在了邪恶势力的面前。
事情变得有趣了起来。
我就抱着事不关己高高挂起的心态鉴赏这场即兴表演的剧目。
不过就像很老套的小说情节一样，正义女孩输掉了，还被暴打一顿撒气，身上的钱也被卷走了，她要救的那个人也没有回以任何感谢的话语，直说了一句“明白了吗”就离开了。
当然，那个女孩最初也是很强势的，那些坏家伙也有退缩的意思，但里面有聪明人，明白巷子里这么黑对方是看不见自己的长相的。
于是女孩就只能咬着牙与那个人一起被暴打。
于是就变成了现在这样。
我慢慢走近她，隐隐约约能听到女孩的抽泣，到了很近的地方就看到她抱着膝盖坐在巷子的墙角。
“那个，你没事吧？”
我当然知道这样不可能没事，毕竟我可是从头看到了尾，只不过只有这样才能打开话匣子，当然只看不帮我也是心里有愧，所以才想做点什么补偿一下。
“……没事。”
只不过她稍微抬起头瞄了我一眼，我不知道她是否能看清我的脸，但我只能勉强分辨轮廓。
“那个要不要去喝点什么？”
她现在一定很不甘心吧，当然也很害怕，被数倍于自己的暴力欺凌不害怕是不可能的。
“我可以听你说说发生了什么，但也只能这样，我没办法为你做更多了。”
她现在肯定是有一肚子的苦水要吐，应该也想宣扬一下自己的正义论之类的。
而现在就有一个绝佳的对象出现在眼前那么选项就只有一个了没错！
“我拒绝。”
也是呢，不管怎么看都很可疑呢……
暗黄的灯光，轻柔的而优美的背景音乐，以及充斥着整个空间的咖啡豆的香气……
“没错，就是说啊……我也想……”
这里是学校附近的一家咖啡馆，店面不大，但老爸以前常常带我来这里，只不过现在我也可以自己来了。
不得不说，这里能让人安心的氛围是绝佳的，这也是我第一次佩服老爸的品味。
而就在这里，我已经听了正义女孩将近一个小时的抱怨话。
说实话，我已经后悔了，但这茬是我先提起的，只能硬着头皮听了。
“我是不是很没用，本来想去救人结果把自己给搭进去了，还被人家给说了一顿……”
确实，是挺没用的。
就连最基本的心理准备都没有做好就贸然干涉，甚至都没用行动失败的备案，简直是没脑子到了极点，莽夫的行动都比较有建设性。
不过就这样看着她这么消沉也没什么意思。
我比较喜欢不服输的女孩子。
可惜我不是，我是会果断放弃的美少女。
就这一点，我比不上眼前的这个人。
“所以你就想放弃了吗？”
听到我突然说话让她吓了一跳，猛地坐正身子看向我这边。
“……！”
只见她张开嘴想要反驳，可能是想到自己刚才的样子根本没什么说服力，嘴巴就只能像金鱼一样一张一合。
“所以你就想放弃你的信念？”
“……不！我才不想！只是……！”
“只是什么？只是对方的力量比你强？还是只是一次挫折就让你――”
我话还没说完她就站起身子，整个人都越过了桌子瞪着我。
“我才不会因为这种程度的事情而放弃！只是……”
这才强硬了没几秒，真扫兴……看着她说话声音越来越小，我对周围的受到惊吓顾客挥挥手尴尬地笑笑示意只是朋友间的小冲突。
“只是没有解决问题的办法？”
她再次窝回了座位，显得有气无力，对我的疑问只用点头回应。
我看不下去了。
“没有办法就想，想不到就拼命去想，自己一个人做不到不代表别人也做不到，试着依靠别人看看？”
只见她缩得更小了。
“喂，你该不会没有朋友吧……”
“……嗯。”
真让人惊讶，明明是个长相挺可爱的女孩子，为什么会没有朋友呢？
啊，该不会是因为这个麻烦的性格……
也是呢，仅仅这一个小时就让我打了好几个哈欠，别人禁不住奉陪也是理所当然的。
“既然没有朋友的话……那，就去拜托不是人的或者说超脱人之外的东西不就好了？”
“欸？”
似乎是对我的话感到震惊，她看我的表情带了一些遗憾的感觉。
这家伙绝对把我当成中二病这之类的东西了吧，要说刚才我说的话确实是很奇怪，但对第一次见到的人露出这种表情还是很不礼貌吧？
“很奇怪？确实，我自己都感觉奇怪，但你也不能否认人外的存在。”
“……”
不愧是女高中生，对灵异之类的故事很敏感，只见她渐渐地有了兴趣，开始用心地听我说话。
“你知道‘人心收藏家’吗？”
『昨夜四名××中学的男性学生骑电动车于市外山路坠崖，无一人生还。据监控录像显示，由于骑车不规范……』
老爸又在看着无聊的新闻，不过新闻提到的人让我起了一点兴趣。
那是四个其貌不扬却喜欢引人注目的男高中生，说白了就是不良少年。
这次的事故可以说是自作自受，是往日恶行的积累所致。
我对老爸打了招呼以后就出了门。
在去上学的路上几乎一半的学生都在谈那四个学生的事。
这有什么好说的？
我无法理解。
就在我一边走一边感到疑惑的时候，我看到前面有一个熟悉的背影。
我小跑步上前去打招呼。
“嗳，怎么闷闷不乐的？”
是我昨晚遇到的那个正义女孩，只见她对我的目光躲躲闪闪。
“怎么啦？莫非你对那四个人的死感到过意不去？怎么会，那是他们罪有应得。哈哈哈。”
就算我如此打趣她的表情也没有一丝一毫的变化，就只是用那个害怕的表情看着我。
我顿时感到一阵无趣，但她好歹也是我认识的人（即使只有一晚）。
我便摆出笑容对她说话。
“不要太在意了，你不也付出了嘛，这是等价的，你的付出值得他们用命来换喔。”
“可是，这是杀……”
“你说这是杀人？用什么证明？”
“他们死了啊！就在你亲吻我分别以后！”
从路上的行人的反应来看他们可能没有听清前半句话，我对此叹了口气，轻轻抓了抓脑袋回想昨晚发生的事。
“你知道人心收藏家吗？”
我以卖关子的口气对她说道。
“当然知道啊，每个女高中生都知道吧？”
“既然这样事情就好办了。”
听闻她的回答我喝了一口咖啡――有点苦――然后轻轻拍手对她露出微笑。
“你有什么烦恼吗？说来听听，我可能会帮你解决也说不定……当然要收报酬的呦~”
“分明是你听我说完二话不说就答应的，真要说的话，你也是同罪喔。”
“可是我没想到你――”
“没想到我会用这种办法解决事情？”
“……”
我的嘴唇与她的嘴唇紧贴在一起，我用舌头打开她轻闭的牙齿，慢慢探入与她的舌头交缠在一起。
在这种状态下完全可以感受到彼此的鼻息，彼此的体温也十分清楚。
我轻轻地吮吸着她柔软水润的嘴唇。
感受到她的体温正在慢慢上升。
觉得她完全放松的时候就抽出舌头，一条晶莹的津液构造的桥梁连接了我与她的舌尖。
我坐回原位，看到她面色潮红，眼神迷离。
“好的，这样一来就受到报酬了，之后就请等我的好消息~不过有什么要求吗？没有的话我就会用我自己的办法解决你的问题。”
“我这么问的时候你不也什么都没说。”
“……”
或许是想起来了吧，她无话可说，慢慢地加快步伐远离了我。
不过我俩是同一所学校，总会再见到的。
看着她慢慢走远，我轻抚胸口感受着新到手的藏品的温度。
如果是她本来的性格的话说不定会再跟我理论两句吧，那就是她自己的信念。
但现在那份信念已经残缺不全，其最重要的部分已经不在了。
她给我的是她那时蹲坐在墙角时由心而发的不甘。
而这份不甘所带有的是她的好胜心与进取心。
将那份不甘交给我的她已经失去了与人争斗的能力，以后只会随波逐流，像一捧睡莲只能任凭水波拍打。
看着她无力地走远，我慢慢整理着我那些珍贵的人心收藏品，其中有一个藏品像是要与其他的一争高下一般闪烁着引人注目的光芒。
以下は日本語版です（ソフトウェア翻訳のため、多少簡略化されており、読みやすさに影響がある点はご了承ください）
---
知っていますか、この街にはコレクターがいるんです。でも、その人は古い骨董品やアニメのフィギュアを集めているわけではありません。彼（彼女）が集めているのは「人の心」なんです。
ちょっと待ってください、もちろんただの都市伝説だとわかっていますから、最後まで聞いてください。
その人が集めているのは「心臓」じゃなくて、もっと抽象的なものです。
彼は毎晩、街を歩きながら、清らかな目でコレクションに加える価値のある「心」を探しています。
そして、目をつけられた人は、いつの間にか目の前に誰かが立っていることに気づきます。その人は、心地よい声でこう言います。
「あなたにはやりたいことがありますか？話してごらんなさい。もしかしたら、叶えてあげられるかもしれませんよ。」
『昨日の朝、××市で自殺事件が発生し、×氏が原因不明で自殺しました。初歩的な推測では、過労によるものと見られています…』
歯を磨きながら地域のニュースを聞いているが、報じられている事件に対して興味は湧かない。
洗面を済ませ、寝室に戻ってパジャマを脱ぎ、スカートのバックルを締め、白いシャツを着て、リボンを結ぶ……
よし、完璧な女子高生の完成だ。
『専門家の判断によれば、最近のいくつかの事故には明確な関連性が見られず、集団的なテロ活動ではないと断定されました…』
「最近、こういう事故が多いね？」
父が冷蔵庫からパンと牛乳を取り出しながら、そんなコメントをする。次に彼が言うことはきっと「最近、外が危ないから気をつけろ」だろう。
「ねえ、言っただろう、小言？ニュースで外が危険だって言ってるんだ。ここ数日は気をつけなさい、夜遅くにうろうろしないでね。」
ほら、やっぱり。
「わかったわかった、気をつけるから。友達と一緒に帰るし、一人で行動しないし、早めに帰るよ。」
私の口調にイライラが混じっているのを察したのか、父はため息をついて、再びテレビに集中した。
一日中、暗いニュースばかり見て何が面白いんだろう。そんなことを考えながら、簡単に朝食を済ませ、制服の上着を着て、リュックを背負って家を出た。
学校までは徒歩で15分程度。
今は夏、空にはすでに青空が広がり、ところどころに白い雲が浮かんでいる。
今日もいい天気だ。
気持ちよく校門をくぐり、退屈な授業を過ごし、友達と一緒に昼の暑さを愚痴り、そして一日が過ぎていった。
「ごめん、今日は先生から頼まれたことがあるから、先に帰って。」
「大変だね。じゃあ、お先に失礼。」
「うん、また明日。」
「また明日。」
友達と別れ、夕日に照らされる空を見上げながら、一人で校門を出る。
今、空は夕日と夜空に分かれていて、どこかで押し合いへし合いしているみたい。でも、陽が沈んでいくと、やがて夜が訪れるだろう。
騒がしい声が聞こえてくる。
学校近くの路地で、ちょっと野次馬気分で近づいてみたけれど、誰も近寄っていなくて、むしろ避けるようにしている様子だった。
私は首を伸ばして路地を覗き込んだが、夜の闇が広がり、中は真っ暗で、人影も見えない。それでも、会話だけで、これはいじめだとわかる。
ただ、今は校外なので、「いじめ」と呼ぶには語弊があるかも。
そんなことを思いながら、しばらく様子を見ていたが、見通しが悪いせいで、すぐに興味を失った。
同時に、今朝の父の言葉が頭をよぎる。
今日は早く帰ろうか。
「おい、そんなことを続けると、先生に言うからな！」
その時、路地から聞こえた一声で、私は考えを中断された。
再び路地の入口に立ち、――もちろんまだ見えないけど――中を覗き込む。
予想通り、正義感あふれる女子生徒が悪党たちの前に立ちはだかっている。
事態は面白くなってきた。
私は他人事として、その即興劇の展開を見物することにした。
でも、ベタな小説のように、正義の少女は敗北し、ストレス発散のために殴られ、お金を巻き上げられ、助けようとした相手も感謝の言葉一つなく、「わかったか？」とだけ言って立ち去った。
もちろん、最初は彼女も強気だったし、悪党たちも一瞬退こうとしたが、グループ内には賢い者がいて、暗がりでは相手に顔が見えないとわかっていたのだ。
結果、彼女は歯を食いしばりながら、その人と一緒に暴力を受ける羽目になった。
そして、今こうなっている。
私はゆっくりと彼女に近づくと、彼女のすすり泣きがかすかに聞こえてきた。近づくと、彼女が膝を抱えて路地の壁際に座っているのが見えた。
「ねえ、大丈夫？」
もちろん、大丈夫なわけないと知っている。私は最初から最後まで見ていたからね。でも、こう言わないと話が始まらないし、ただ見ていたのも少し後ろめたいから、何か手助けしたかった。
「……大丈夫。」
彼女は少しだけ頭を上げて私をちらりと見たが、彼女が私の顔を見えているのかはわからない。私はかろうじて輪郭を認識できるくらいだった。
「何か飲みに行かない？」
彼女は今、きっと悔しいだろうし、当然怖かったはずだ。自分より何倍も強い暴力に立ち向かうなんて、怖くないわけがない。
「何があったか聞かせてくれる？でも、それだけしかできないよ。他には何もしてあげられないけど。」
彼女は今、たくさんの不満を吐き出したいだろうし、正義感を語りたいかもしれない。
そして、今目の前に絶好の聞き手がいるなら、選択肢は一つしかないよね。
「お断りします。」
まあ、そうだよね。どう見ても怪しいし……。
薄暗い照明、柔らかで優雅なBGM、そして空間を満たすコーヒー豆の香り……
「そうなんです、それで私も……」
ここは学校近くの小さなカフェ。店は小さいけれど、父がよく私を連れてきてくれた場所だ。今では私一人でも来られるようになったけど。
ここは安心できる雰囲気が抜群で、父のセンスを初めて尊敬した場所でもある。
ここで、私は正義感に満ちた彼女の愚痴を一時間近く聞いていた。
正直、後悔しているが、最初に言い出したのは私だから、仕方なく最後まで聞くしかない。
「私ってすごく無力なのかな、本当は助けたかったけど、自分も巻き込まれてしまったし、それに叱られてしまって……」
確かに、かなり無力だよね。最も基本的な心構えもせずにむやみに介入して、行動が失敗することの前提さえしていないなんて、脳が全く働いていないのと同じ。せめて粗忽でも建設的な行動をするべきだよ。
でも、彼女がこんなふうに沈んでいるのを見るのも面白くない。私は負けず嫌いな女の子が好きだから。
残念ながら、私はそうではない。私は決断を早くしてしまう美少女だから。
その点では、この人にはかなわない。
「だから、信念を捨てようとしているの？」
私が突然言うと、彼女は驚いて体を正し、こちらを見つめた。
「……！」
彼女は反論しようとして口を開けたが、先ほどの姿を思い出したのか、口をパクパクさせるだけだった。
「じゃあ、その信念を諦めるつもりなの？」
「……違う！そんなことはない！ただ……！」
「ただ何？相手の力が自分より強いから？それとも一度の挫折で――」
私が話を続ける前に、彼女は立ち上がり、テーブルを越えて私を睨みつけた。
「こんな程度のことで諦めるわけない！ただ……」
数秒間の強気もすぐに消え、声がだんだん小さくなっていった。私は周囲の驚いた客に軽く手を振り、恥ずかしそうに微笑んで、ただの友人間の小さな口論だと示した。
「ただ問題を解決する方法がないだけ？」
彼女は再び座り込み、力なく頷くばかりだった。
私は見かねて言った。
「方法がないなら、考え続ければいい。思いつかないなら、必死に考えてみる。自分一人ではできなくても、他の人ができるかもしれない。試しに頼ってみたら？」
彼女はさらに小さくなっていった。
「ねえ、友達がいないの？」
「……うん。」
驚きだ、こんなに可愛らしい女の子が友達がいないなんて。
ああ、もしかしてこの面倒な性格が原因なのかもしれない。
そうだよね、一時間もいるとあくびが出てしまうのも当然だし、他の人が付き合うのも仕方がない。
「もし友達がいないのなら……じゃあ、人間以外のものや超自然なものに頼んでみたら？」
「え？」
私の言葉に驚いたようで、彼女は私を見つめながら少し後悔の表情を浮かべた。
どうやら私の言葉を中二病的だと思ったらしい。確かに言ったことは少し奇妙だったが、初対面でそんな表情をするのは無礼だと思うけど。
「奇妙？確かに自分でも奇妙だと思うけど、人間以外の存在を否定できるわけではないよ。」
「……」
さすが女子高生、超自然な話には敏感で、彼女はだんだん興味を持ち、私の話を真剣に聞き始めた。
「“人心コレクター”って知ってる？」
---
『昨夜、××中学の男子生徒4人が電動バイクで市外の山道を走行中、崖から転落し、全員死亡しました。監視カメラの映像によると、バイクの走行が不適切だったため……』
お父さんがまたつまらないニュースを見ているけれど、ニュースに出てきた人物には少し興味がわいた。それは、一見目立たないが、目立ちたがりの男子高校生たちだった。要するに、問題を起こす少年たちだった。今回の事故は、自業自得と言えるだろう。過去の悪行が積もり積もった結果だ。私はお父さんに挨拶をして家を出た。学校に向かう道で、ほとんどの生徒がその4人のことを話していた。
「何をそんなに話すことがあるの？」
理解できない。
私が疑問を感じながら歩いていると、前に見覚えのある背中を見つけた。私は軽く走って声をかけた。
「ねえ、どうしたの？元気がないみたいだけど？」
昨晩出会った正義感の強い女の子だった。彼女は私の目を避けるようにしていた。
「どうしたの？もしかして、その4人の死を気にしているの？そんなことないよ、彼らは自業自得だよ。ハハハ。」
私がそう言っても、彼女の表情には何の変化もなく、ただ恐れた表情で私を見つめるばかりだった。突然興味がなくなったけど、彼女も一応知っている人（たとえ一晩だけでも）だから、笑顔で話しかけることにした。
「気にしないで。あなたも犠牲になったわけだし、それに見合うものだよ。彼らの命と引き換えにする価値があるよ。」
「でも、それは殺……」
「それを殺人だって？何で証明するの？」
「彼らが死んだんだよ！あなたが私と別れた後すぐに！」
道を歩く人々の反応から、彼らが前半の言葉を聞き取れていないようだった。私はため息をつき、軽く頭を掻きながら昨晩の出来事を思い出した。
「“人心コレクター”って知ってる？」
私は引き続き興味を引こうとする口調で言った。
「もちろん知ってるよ、女子高生なら誰でも知ってるんじゃない？」
「それなら話は簡単だね。」
彼女の答えを聞いて、私はコーヒーを一口飲んだ――ちょっと苦い――そして軽く拍手しながら微笑んだ。
「何か悩み事があるの？話してみて、もしかしたら手助けできるかもしれないよ……もちろん報酬は必要だけどね。」
「明らかにあなたは私の話を終わらせる前にすぐに承諾したけど、実際にはあなたも同罪だよ。」
「でも、私はあなたが――」
「私がこんな方法で問題を解決するなんて思わなかった？」
「……」
——
私の唇と彼女の唇がぴったりとくっつき、舌で彼女の軽く閉じた歯を開け、ゆっくりと彼女の舌と絡み合った。この状態ではお互いの息遣いが完全に感じられ、体温もはっきりと分かる。私は彼女の柔らかく湿った唇を優しく吸い続けた。彼女の体温が徐々に上昇するのを感じながら、完全にリラックスしたと感じたときに舌を引き、透明な唾液の橋が私と彼女の舌の先端をつなぐ。
私は元の位置に戻り、彼女が顔を赤らめ、うつろな目をしているのを見た。
「これで報酬を受け取ったことになるね。後で良い知らせを待っててね～。それで、何か要求がある？なければ、私なりの方法で問題を解決するけど。」
「私が聞いたときには、あなたは何も言わなかった。」
「……」
彼女は思い出したのか、何も言えずに徐々に足早に去っていった。
私たちは同じ学校に通っているので、また会うだろう。彼女が徐々に遠ざかっていくのを見ながら、私は胸を撫でて新しく手に入れたコレクションの温かさを感じた。
もし彼女の本来の性格なら、もう少し論争を続けるかもしれない。それが彼女の信念だったから。しかし、今やその信念は欠けてしまい、一番重要な部分がなくなってしまった。彼女が私に渡してくれたのは、壁の隅でうずくまっていたときの心からの悔しさだった。その悔しさには彼女の好勝心と向上心が含まれていた。私に渡したその悔しさを持って、彼女はもう人と争う能力を失ってしまった。
これからは流れに任せるだけで、まるで水面に浮かぶスイレンのように波に身を任せるだけになるだろう。
彼女が無力に遠ざかっていくのを見ながら、私は貴重な人心コレクションを丁寧に整理し、その中の一つが他のものと競り合うように輝いているのを見つめた。
我很满意！
