表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

信用と信頼

作者: 北風陣

お金が欲しい。


しかも短い期間で、量も多くと思っている人は多い。

パチンコ屋、競馬、宝くじ、カジノ。

どれも短期でお金がもうかる夢を与えてくれる。


しかし、現実は厳しい。儲かるどころか、胴元に取られたお金は数しれず、あのトイレは俺が作った。あの建物の一部は俺の金で出来ている、などと笑えない冗談が飛び交っている。


何故そんなに人が惹きつけられるのか。

結論は、そのギャンブルする人に、信用がないからだと思う。

人間的にも、社会的にも。

だから、短期間でお金という信用を手に入れようとするのだと思う。


別にギャンブルする人を否定してる訳じゃない。

真面目で、他にストレスの吐口がなく、タバコや酒ではない快楽にすがるのはむしろ人間的だと思う。


こういう人は、いつも人の顔色に敏感で、八方美人を演じてしまって、ストレスを溜めたり、真面目過ぎるが故に、仕事でのストレスを溜めたりしているのだと思う。


なかなか辞めようと思ってもやめられない、またやってしまうという堂々巡りになってしまう気持ちも分かる。


だけど、どこかで辞めないと、一生後悔する事になる。


誰が好き好んで、ギャンブルの借金がある人と結婚したいか。付き合いたいか。友達になりたいか。


そこはお金とおんなじである。

信用と信頼。その2つに戻る。


負のループに陥っている時、お金は無くなる、借金は増える、返せなくなる。友達達や家族、親戚から借りなくてはならなくなる。返せない。周りから人が居なくなる。

結果信用や信頼がなくなる。

社会復帰できなくなる。悪循環だ。


現在、未婚率が増えて、少子化になっているらしいが、ギャンブルの借金もまた、それに加担しているように見えてならない。


お金が無いのは寂しいという言葉を昔からよく聞く。

それはお金=信用という構図が、お金が無い=信用できない人という考えに、人間心理がなっているからだと思う。


愛情欲しさに、過剰にお金を求めるのは、信用と信頼をお金で買おうとする行為だから、あまり良いとは言えないと思うが、ほどほどには持っておきたいと思う。


お金で愛は買えないが、あまりにお金という信用、信頼が無かったら、恋愛対象にはならないと思う。


そもそも、人が欲しがるお金は、金本位制。金と、紙切れのお金が交換できるという、政府への信用と金への信頼から成り立っているものだと思う。


果たして、信用と信頼は短期間で買えるのか??


人間関係の信用と信頼を、短期間で作ろうと思ったら、ゴルフだったり、お酒だったりが必要になってくる。


ただこのプレーは長期間持たそうと思ったら、長くは続かない。

仕事でも、営業で短期間で勝負するなら、お酒などでも大丈夫だろうと思うが、企画や優秀な長い息をする、トップの営業マンになろうと思ったら、お酒やゴルフだけで、その地位は保てないと思う。

そこには、お客様や関係者などのステークホルダーとの信用、確固たる信頼関係が生まれる何かを作らなくてはならないと思う。


信用と信頼が生まれて、働いてお金を稼いで、家計にお金を増やして、お金を回す。

その信用や信頼を短期で稼ぐのはハイリスクハイリターンだと思う。

もしそれを、ローリスクローリターンにする為には長期間、信用と信頼を稼がなければいけないと思う。


ギャンブルはお金を簡単に稼げるように見える罠や逸話で一杯だ。

だが、ギャンブルをやる傾向にある、真面目な人は、ハイリスクハイリターンではなく、ローリスクローリターンの地道な方があっているように思えてならない。


また結婚して、共働きして、家計、経済を回すお金を増やしたいと思った時、ギャンブルは相手に悪い印象を与え金ない。

金ない、悪い印象をすき好んで得ようとする人はいないと思う。


カジノが日本でも作られようとしている。

金ないは経済を、婚姻率を。出産率を、低下させ。また日本が経済に遅れをとる要因になっていくような気がしてならない。


カジノからの短期的な税収か。日本人を信用、信頼する、長期的な税収か。考えたいものである。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ