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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。

スクールバトラー - 綾羽の陰謀 -

作者: 幸仁あずき
掲載日:2009/09/22

男が女装します。苦手な人は回れ〜右!

「突然だけど、キョウって女子に告白されたり、抱きつかれるたりするのって平気だと思う?」

 っと、あるお金持ちのお嬢様、久々津綾羽がそう呟いた。

「知らないよ。そんなこと」

 シューこと俺、片岡俊言った。

「私にもわかりません。やってことありませんし、見たことないですし…」

 っと、キョウこと恭介の幼馴染の広瀬つぐみが言った。

「そうですね…僕もはっきり言って知りたいですね」

 っと、成績優秀、スポーツ万能のなぞの転校生の如月誠が言った。

「…誰かがやってみてはどうですか…?」

 っと、あだ名有希こと、綾羽のメイドでもある、無口無表情の真白静江が言った。

「誰って誰よ?」

「…綾羽さんがやってみたり…」

「嫌よ!有希ちゃんがやればいいじゃない!」

「…それちょっと…」

「わ、私もやらないです!って言うより誰にも恭介にそんなことさせたくないです!!」

「そうね…困ったわ…これを確かめるには誰かがやらないといけないんだけど…」

「お前らは勝手にやってろ。つかなんで俺がこんな話に入ってるのかがわからねぇんだよ」

「シュー」

「何?」

 綾羽は不気味に笑った。

「あんた男子にしては背、低い方よね。声もそんなに低くないし、顔もきれいよね…」

「何?まさか俺にやらせるつもりじゃないよね?」

 俺は逃げようとした。

「そのまさかよ!!」

 パシっと綾羽は俺の腕をガッチリ掴んだ。

「くそ!」

 腕力半端ねぇ!

「可愛くしてあげるわ」

 綾羽はそう言うと携帯電話を出して、こう言った。

「すぐに最高の美容師を呼んで!」

 そして間もなく美容師が来て、俺は餌食となった。

 美容師によってストレートロングヘヤーへと変わった。

「さすが最高の美容師ね…完璧だわ」

「エクステをつけているのかわからないですね…」

「…可愛いです…」

「おい…本当にやるのか…?」

「やるのよ。そしてこれから女子の制服着てきなさい。はい、これとこれ」

 綾羽は制服とめがねを渡した。

「ちょ!?俺変態になっちゃうぞ!?」

「いいから着て来い!!」

 俺ははトボトボと歩いていき、20分後、戻ってきた。

「ちょっとシュー!!可愛いじゃない!!なんか腹立つわ…」

「可愛いじゃないですか!!羨ましいですね…」

「…可愛いです…」

 俺はみごと可愛いどこにでも居る女子生徒へと変わった。

 ってああぁああ!?

「…俺は男だぞ…」

 っと、俺の男泣き。

「でもいいわ!最高よ!って言うことで行って来い!!」

「は!?」

「ちゃんと女の子の言葉使いなさいよ?」

「なんで!?俺は嫌だぞ!??」

「早く行って来いって言ってるでしょ!?キョウは生徒会に居るからここに呼び出して告白よ!!」

「嫌だ!!!」

 俺は涙を目に溜めながら言った。

「退学していいの…?」

 綾羽は思いっきり黒い笑みをして言った。

 みごと俺は負けた。

 そしてやることを伝えられた。




           ◇   ◇   ◇




 HP1500。

「くっそ~…なんで俺がこんなことをっ…」

 俺は生徒会室の前に居た。

「…なんで…なんで…」

 すると、ドアが開いた。

 ゴン!

「な!?」

 当たって後ろに倒れた。

 HP-500。残り1000。

「…すまん。ってゆうより…お前誰だ?見たことないが…」

 ちっ…くそっ…この男!!いきなり卑怯だ!

 お前のせいでっ…お前のせいで今の俺はっ…

 そう、出てきたのはキョウこと柊恭介だった。

 憎たらしい…くそっ…

 まぁ、俺だってばれてないみたいだが…な…

「そうですか?一年だから見たことないんじゃないですか?」

「かもな。で?何でこんなところに居るんだ?」

「…ちょっと…いいですか…?」

「は?俺は忙しい」

 こんのぉ…さっさとこんなの終わらせてぇこんなの脱ぎてぇんだよ!

「裏庭に来てくれませんかっ!??」

「な、なんだよ?なんでそんなに怒ってるんだ?」

「いいから来てください!」

 そして俺は裏庭につれてきた。

「はぁ…なんだよこんなところに呼んで…」

「お…じゃない…私、柊先輩が好きです!!」

「…は?」

 は?出たよ。は?が…

「だから、好きなんです!」

「…あっそ」

 なんだこいつ!!

 殺してぇ…

「だ、だから、付き合ってください…」

「やだ。以上」

 こ、こいつ…即答しやがってぇ…

 しかも、もう帰る気だ!!

 俺は綾羽たちを見た。

 綾羽は抱きつけ抱きつけ身振り手振りしてる。

 …なんでこんな奴にっ…

 くそ!!

 どうにでもなりやがれってんだ!!!

「ま、待ってください!!」

 俺はもう目をつぶって抱きついた。

 勢い余ってか、恭介は倒れた。

「何してんだよ?殺すぞ」

 恭介はそう言って俺を投げ飛ばした。

 殺してぇのはこっちだこの野郎…

 俺を女子と思ってんなら投げんな…

 つか女子を投げんのかこいつ!?

 ひでぇ…

 つかほんとに生徒会長かこいつっ…

 つかもう疲れた…死にてぇ…

 HP-600。残り400。

「うぅ…」

 もう駄目だ…涙が止まらねぇ…どうしてくれんだこの野郎…

「…何泣いてんだよ」

「泣いてない…」

「泣いてるだろ」

「泣いてないっ…」

「泣いてるだろ」

「てめぇのせいだ…」

「そうかよ」

 そう言って恭介は手を差し出した。

「………?」

「いつまでそうやって地面に寝てるつもりなんだよ」

「え…」

 そう言って恭介は俺を立たせてくれた。

「重…」

「殺すぞ」

「さっきまでの敬語はどこいったんだ片岡」

「!?」

「眼鏡壊れてるぞ。お前なぁ、なんの陰謀でこんなことしてんだ?」

「…綾羽だよ…綾羽にやれって言われたんだよ…」

「なんで?」

「…突然あいつ『突然だけど、キョウって女子に告白されたり、抱きつかれるたりするのって平気だと思う?』

 とか言ってさ…それからいろいろあって…俺がやるってことになったんだよ…」

「そりゃあ可哀想にな」

「お前全然可哀想に思ってねぇだろ?」

「でも可愛いんじゃねぇか?」

 なっ!?

「お前なぁ!!俺久しぶりに泣いちまったんだぞ!?どうしてくれんだよ!」

「どうしてくれんだよって…じゃあ…デートでもするか?」

「!?」

 こいつっ…

「お前その格好。どのくらい掛かった?結構掛かったと思うが」

「…すごい掛かった」

「告白だけでその格好終わらせんの持ったいねぇんじゃねぇか?」

 ………

「ってことで行くかデート」

 恭介はそう言って笑った。

 ドキドキ…

 ってなんで俺こんなにドキドキしてんだ!?

「俺はそんな趣味ねぇええ!!!」

「俺もない。でもせっかくそんな格好で告白したんだろ。一日ぐらい付き合ってやってもいい」

 恭介はそう言って俺の手を繋いだ。

「っ!?」

 ドキドキドキドキ…

 HP-1000。残り-600死亡。

 …こいつ…俺を殺す気なのかっ…?

「キョウ!!!あんた…そんな趣味あったの!!???」

「やっぱりそこに居たか綾羽」

「キョウあんたキモいわ…」

「俺はまったくそんな趣味なんかねぇ」

「柊くん、あなたには…がっかりですよ」

「何にだ?」

「って言うよりシューはどうしちゃったわけ?ものすごい乙女な顔しちゃってさ…」

 …やばい…俺…そっち系の趣味持っちまったのかっ…?

 どうなんだ…俺…本当にどうしちゃったんだ…?

 あぁ…恭介の奴…いや、綾羽殺す!!

「綾羽お前のせいだ…お前のせいで…俺はっ!!」

「シュー!?あんたまさか!!」

「壊れた!!俺が壊れた!!殺す!俺の人生狂わせやがって!!」

 俺は恭介を好きになっちゃったじゃないか!!!





                           終わり*

俊が乙女になってしまったw

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