スクールバトラー - 綾羽の陰謀 -
男が女装します。苦手な人は回れ〜右!
「突然だけど、キョウって女子に告白されたり、抱きつかれるたりするのって平気だと思う?」
っと、あるお金持ちのお嬢様、久々津綾羽がそう呟いた。
「知らないよ。そんなこと」
シューこと俺、片岡俊言った。
「私にもわかりません。やってことありませんし、見たことないですし…」
っと、キョウこと恭介の幼馴染の広瀬つぐみが言った。
「そうですね…僕もはっきり言って知りたいですね」
っと、成績優秀、スポーツ万能のなぞの転校生の如月誠が言った。
「…誰かがやってみてはどうですか…?」
っと、あだ名有希こと、綾羽のメイドでもある、無口無表情の真白静江が言った。
「誰って誰よ?」
「…綾羽さんがやってみたり…」
「嫌よ!有希ちゃんがやればいいじゃない!」
「…それちょっと…」
「わ、私もやらないです!って言うより誰にも恭介にそんなことさせたくないです!!」
「そうね…困ったわ…これを確かめるには誰かがやらないといけないんだけど…」
「お前らは勝手にやってろ。つかなんで俺がこんな話に入ってるのかがわからねぇんだよ」
「シュー」
「何?」
綾羽は不気味に笑った。
「あんた男子にしては背、低い方よね。声もそんなに低くないし、顔もきれいよね…」
「何?まさか俺にやらせるつもりじゃないよね?」
俺は逃げようとした。
「そのまさかよ!!」
パシっと綾羽は俺の腕をガッチリ掴んだ。
「くそ!」
腕力半端ねぇ!
「可愛くしてあげるわ」
綾羽はそう言うと携帯電話を出して、こう言った。
「すぐに最高の美容師を呼んで!」
そして間もなく美容師が来て、俺は餌食となった。
美容師によってストレートロングヘヤーへと変わった。
「さすが最高の美容師ね…完璧だわ」
「エクステをつけているのかわからないですね…」
「…可愛いです…」
「おい…本当にやるのか…?」
「やるのよ。そしてこれから女子の制服着てきなさい。はい、これとこれ」
綾羽は制服とめがねを渡した。
「ちょ!?俺変態になっちゃうぞ!?」
「いいから着て来い!!」
俺ははトボトボと歩いていき、20分後、戻ってきた。
「ちょっとシュー!!可愛いじゃない!!なんか腹立つわ…」
「可愛いじゃないですか!!羨ましいですね…」
「…可愛いです…」
俺はみごと可愛いどこにでも居る女子生徒へと変わった。
ってああぁああ!?
「…俺は男だぞ…」
っと、俺の男泣き。
「でもいいわ!最高よ!って言うことで行って来い!!」
「は!?」
「ちゃんと女の子の言葉使いなさいよ?」
「なんで!?俺は嫌だぞ!??」
「早く行って来いって言ってるでしょ!?キョウは生徒会に居るからここに呼び出して告白よ!!」
「嫌だ!!!」
俺は涙を目に溜めながら言った。
「退学していいの…?」
綾羽は思いっきり黒い笑みをして言った。
みごと俺は負けた。
そしてやることを伝えられた。
◇ ◇ ◇
HP1500。
「くっそ~…なんで俺がこんなことをっ…」
俺は生徒会室の前に居た。
「…なんで…なんで…」
すると、ドアが開いた。
ゴン!
「な!?」
当たって後ろに倒れた。
HP-500。残り1000。
「…すまん。ってゆうより…お前誰だ?見たことないが…」
ちっ…くそっ…この男!!いきなり卑怯だ!
お前のせいでっ…お前のせいで今の俺はっ…
そう、出てきたのはキョウこと柊恭介だった。
憎たらしい…くそっ…
まぁ、俺だってばれてないみたいだが…な…
「そうですか?一年だから見たことないんじゃないですか?」
「かもな。で?何でこんなところに居るんだ?」
「…ちょっと…いいですか…?」
「は?俺は忙しい」
こんのぉ…さっさとこんなの終わらせてぇこんなの脱ぎてぇんだよ!
「裏庭に来てくれませんかっ!??」
「な、なんだよ?なんでそんなに怒ってるんだ?」
「いいから来てください!」
そして俺は裏庭につれてきた。
「はぁ…なんだよこんなところに呼んで…」
「お…じゃない…私、柊先輩が好きです!!」
「…は?」
は?出たよ。は?が…
「だから、好きなんです!」
「…あっそ」
なんだこいつ!!
殺してぇ…
「だ、だから、付き合ってください…」
「やだ。以上」
こ、こいつ…即答しやがってぇ…
しかも、もう帰る気だ!!
俺は綾羽たちを見た。
綾羽は抱きつけ抱きつけ身振り手振りしてる。
…なんでこんな奴にっ…
くそ!!
どうにでもなりやがれってんだ!!!
「ま、待ってください!!」
俺はもう目をつぶって抱きついた。
勢い余ってか、恭介は倒れた。
「何してんだよ?殺すぞ」
恭介はそう言って俺を投げ飛ばした。
殺してぇのはこっちだこの野郎…
俺を女子と思ってんなら投げんな…
つか女子を投げんのかこいつ!?
ひでぇ…
つかほんとに生徒会長かこいつっ…
つかもう疲れた…死にてぇ…
HP-600。残り400。
「うぅ…」
もう駄目だ…涙が止まらねぇ…どうしてくれんだこの野郎…
「…何泣いてんだよ」
「泣いてない…」
「泣いてるだろ」
「泣いてないっ…」
「泣いてるだろ」
「てめぇのせいだ…」
「そうかよ」
そう言って恭介は手を差し出した。
「………?」
「いつまでそうやって地面に寝てるつもりなんだよ」
「え…」
そう言って恭介は俺を立たせてくれた。
「重…」
「殺すぞ」
「さっきまでの敬語はどこいったんだ片岡」
「!?」
「眼鏡壊れてるぞ。お前なぁ、なんの陰謀でこんなことしてんだ?」
「…綾羽だよ…綾羽にやれって言われたんだよ…」
「なんで?」
「…突然あいつ『突然だけど、キョウって女子に告白されたり、抱きつかれるたりするのって平気だと思う?』
とか言ってさ…それからいろいろあって…俺がやるってことになったんだよ…」
「そりゃあ可哀想にな」
「お前全然可哀想に思ってねぇだろ?」
「でも可愛いんじゃねぇか?」
なっ!?
「お前なぁ!!俺久しぶりに泣いちまったんだぞ!?どうしてくれんだよ!」
「どうしてくれんだよって…じゃあ…デートでもするか?」
「!?」
こいつっ…
「お前その格好。どのくらい掛かった?結構掛かったと思うが」
「…すごい掛かった」
「告白だけでその格好終わらせんの持ったいねぇんじゃねぇか?」
………
「ってことで行くかデート」
恭介はそう言って笑った。
ドキドキ…
ってなんで俺こんなにドキドキしてんだ!?
「俺はそんな趣味ねぇええ!!!」
「俺もない。でもせっかくそんな格好で告白したんだろ。一日ぐらい付き合ってやってもいい」
恭介はそう言って俺の手を繋いだ。
「っ!?」
ドキドキドキドキ…
HP-1000。残り-600死亡。
…こいつ…俺を殺す気なのかっ…?
「キョウ!!!あんた…そんな趣味あったの!!???」
「やっぱりそこに居たか綾羽」
「キョウあんたキモいわ…」
「俺はまったくそんな趣味なんかねぇ」
「柊くん、あなたには…がっかりですよ」
「何にだ?」
「って言うよりシューはどうしちゃったわけ?ものすごい乙女な顔しちゃってさ…」
…やばい…俺…そっち系の趣味持っちまったのかっ…?
どうなんだ…俺…本当にどうしちゃったんだ…?
あぁ…恭介の奴…いや、綾羽殺す!!
「綾羽お前のせいだ…お前のせいで…俺はっ!!」
「シュー!?あんたまさか!!」
「壊れた!!俺が壊れた!!殺す!俺の人生狂わせやがって!!」
俺は恭介を好きになっちゃったじゃないか!!!
終わり*
俊が乙女になってしまったw




