08
予期せぬ人物との出会いにより、りんたちの武器店巡りの計画は水泡に帰した。彼女は新たに加わった少女――リサを連れて、近くのカフェに入った。宇宙では話しにくいこともあるからだ。
「あの……魔法少女って、本当にあなた方三人だけなんですか……?」
「嘘をつく理由ないでしょ。」りんは少し頭を抱えるように少女を見た。
「私と彼女――るりが最後の魔法少女よ。今ははるかを加えて三人だけ。」りんは魔法少女の秘められた歴史をリサに話した。もちろん、相手が信頼できると確認するまでは決定的な情報は口にしない。
「そんなことが……魔法少女のみんなが……。」少女は口を押さえ、震えるような驚きと悲しみの表情を浮かべた。青い瞳は今にも涙をこぼしそうだ。
「演技じゃないわ。本気で悲しんでる。」るりの声がりんの脳裏に響いた。
演技でないなら、彼女は本当にこの事実を知らなかったということだ。りんはるりの人を見る目を信じていた。無限の魔法少女である彼女が「演技じゃない」と言うのなら、間違いない。
「ええ……リサ、あなたが知っている魔法少女に関する情報を教えてくれない?この子ははるか――これは本名じゃないの。本当の名前も当時の記憶も全部失っちゃって。」
「実は私も噂を耳にしただけで、詳しくは知らないんです。」サリアは自分が知る限りの情報を語り始めた。
「伝説によれば、自由貿易次元の砂漠多元宇宙には、魔法少女の一族が住んでいる。彼女たちはオッドアイの瞳と強大な力を持ち、何かを守るために存在する。しかし、守るべきものさえも忘れてしまったという。」
「これは現地の長老から直接聞いた言葉です。彼女は忘れ去られた多くのことを知っていました。私は『何を守るのかも忘れた魔法少女』の一族に興味を持ち、会いに来たのですが……。」
「あっ、でもあなたとりんさんも魔法少女ですよね……?」
「うちとりんは、あなたの言う魔法少女の一族じゃない。本物の魔法少女だけどね。」




