04
次元ガジェッツン。今ではリリシア最大の自由貿易次元として知られるこの都市も、百年前には無限世界の辺境の地に過ぎなかった。
そして三人は、宿泊用の惑星を借りてぐっすりと眠りについた。
一日後、りんの腕を枕にしていたはるかが目を覚ました(あるいはとっくに起きていたのかもしれない)。
「ここは……?」
「ここはガジェッツン、自由貿易次元だよ。」りんはそう言いながら、枕にされていた腕をそっと引き抜いた。
「ぉ……?」ロリータ少女は眠そうな声を出したかと思うと、突然目を見開いた。
「お姉ちゃん、昨日の…あの人たち…あの……。」
「あの人たちは全員死んじゃったから、もう怖がらなくていいよ。」
「泣きたいなら、泣いていいんだよ。はるか。」
胸に飛び込んできて号泣するはるかを抱えながら、りんは少し困ったように思った。
(やっぱり私は慰め方が下手だな……るりだったら、きっときれいな言葉をたくさん並べるんだろうけど。)
「時々、言葉より行動の方が効くんだよ」るりが抱擁のジェスチャーをした(私が抱きしめろってこと?)
りんは不器用な抱擁の仕草をしてみたが、返ってロリータ少女の泣き声は激しくなるばかりだった。
はるかの泣き声が長く続き、りんが「騒音苦情が来たらどう対応しよう」と考え始めた頃、ようやくはるかの涙は止まった。
「私……どうすればいいの……どうすれば……。」
「もちろん真実を見つけるのよ。大丈夫、彼女があなたを守ってくれるわ。」とるりが言った。
「ほ、本当に……?」
「真珠より本当よ。」
「そういえば、はるかは故郷の宇宙を出たことある?」とりんがまた尋ねた。
「ない……宇宙のみんなは、外の人は怖くて、人を食べる獣みたいなやつばっかりだって……。」
(そんな教育の仕方ある? 脅すにしてもちょっとやりすぎじゃない? それともわざと子供に外の世界に憧れさせないようにしてるとか?)
「はるか、私たちは今まさに外の世界にいるんだよ。一緒に見に行こう。」まずは服を買わないと。それから私も服が必要だ……昨夜もっと手際よくやればよかった。りんとはるかの服は今や血まみれで、どこに行っても完全に不審者だ。
そういえば昨日部屋を予約した時、フロントの係員は何も言わなかったな。




