表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/13

不審な金庫

出羽「でも心配は要りません。消火栓は完璧です。

 これから本部からの警備も付けますから」

住職「よろしくお願いします」


   亀山、窓の外のビルを見上げている。


亀山「あのビルちょっと目立ちますね?」

住職「規制が緩和されて、あっちもこっちも

 新しいビルが建ってますのや」


亀山「クレーンが異常にでかい気がしますね?」

出羽「ああ、気のせいや。完成してクレーンがなくなったら、

 普通のビルよりちょっと高いくらいや」


   亀山、茶菓子をほう張りながらお茶を飲む。


○建築中のビル、外、夜

   暗闇に浮ぶクレーン。


○同、階段、夜

   懐中電灯を点けて上る山本、原田と太一。


○同、屋上の部屋、夜

   暗闇、誰もいない。

   山本、原田、太一が入ってくる。


   薄明かりの中かなり大きなパネルの影。

   中型の金庫。ワイヤーロープの束がある。


原田「誰もいない?」

山本「結構無防備やナ?」

   太一、金庫に触れている。


太一「あれ、これ何?」

原田「金庫やナ。開くのか?」

   太一、ゆっくりと金庫を開ける。


太一「中身がこれ、なに?」

   驚く太一の顔。


○金庫

   中型の重々しい金庫が開いている。

   3人の灯が中を照らす。


   金色に輝く一角獣のような老人の像

   が灯に浮かび上がる。

   驚くみんなの顔。


太一「何か書いてある」

   原田、覗きこみ照らす。


原田「金閣爺」

山本「きんかくじい?又何かたくらんでるな?」

   3人、まじまじと像を見つめる。


○パネル

   大型パネルの影が見える。

   3人、パネルを照らす。


太一「あ、金閣寺!」

原田「かなり大きな金閣寺の絵だ」

山本「と言う事は、2枚?向こうのビルにも2枚とすると」


   3人、考え込む。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ