表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/13

初詣

○晩秋の嵐山


○小雪舞う嵐山


○京都府警本部、正面

   雪が舞っている。


○同、本部長室、内

   窓越しに雪が舞っている。

   山本本部長が立って外を見ている。


本部長「もうすぐ正月か。その後何の音沙汰も無いが、

 変面は必ずやってのけるんだろうなあ」


○京都の正月、八坂神社


○同、平安神宮


○同、清水寺


○同、金閣寺


○金閣寺、参道

   初詣の人波。

   参拝客に混じって出羽と亀山がいる。


出羽「いよいよ正月や」

亀山「雪が積もる日はもうすぐですよね?」


○同、庭園

   出羽と亀山、金閣寺がよく見えている庭園にいる。

   二人、じっと金閣寺を見つめている。


出羽「大丈夫や、消火栓は完璧やし。どうやって

 空から盗りに来るんや?」


亀山「きっとヘリコプターで盗りに来るんですよ」

出羽「それはないやろう?そうなったら軍隊やで」


亀山「ありえますよ。オウム真理教もヘリ持ってました」

出羽「ありえるか?そうなったら府警じゃとても手が回らん」


   金閣寺がひときわ美しく見えている。


○金閣寺、参道

   初詣客で一杯である。

   山本、原田、木村、高田、亜紀、太一が歩いている。


○同、庭園

   金閣寺、借景の山すそに美しく映えている。

   東と西に建築中のビルが見える。

   6人が参拝客に混じって歩いている。


山本「どうもあのビルが気になるな」

原田「そうやろ。俺もそう思う。同じ高さで

 同じようにクレーンが屋上にある」


   木村と高田が加わる。

木村「まるで左右対称」

高田「ほんまやね。規制緩和で高いビルが建て

 られるようになったからやろか?」


   太一と亜紀が加わる。

太一「クレーンをこう向けて輪ゴムを通せば」

亜紀「あそうか。金閣寺が空に舞い上がる」


原田「そんなおもちゃがあったよな昔」

   皆、うなづいている。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ