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またしても

○茂みの中、夜

   6人がいる。

   顔を見合わせてうなずく。


○茂みの外、夜

   雪の中にワゴンが止まっている。

   6人が出てきて飛び乗る。


○北大路通り、夜

   大雪の中、1台のパトカーがのろのろと走っている。


○パトカーの中、夜

   警官二人、出羽と亀山が後ろに座っている。


出羽「チェーンを巻いたほうがええのとちゃうか?」

警官「大丈夫です。スタッドレスですから」

   

   のろのろと走るパトカー。


○京都府警本部、正面、夜

   大雪である。

   のろのろと1台のパトカーが入ってくる。


○同、本部長室、内、夜

   デスクに本部長が座っている。

   前に出羽と亀山が立っている。


出羽「・・と言う訳でまたまた取り逃がしてしまいました」

本部長「ごくろうさん。まあ、人的被害がなくてよかった」

出羽「又こんなものを残していきました」


   亀山が合図をすると扉の外から

   警官二人が像を運んでくる。


本部長「なんだこれは?」

出羽「ここに刻銘がしてあります。金閣爺」

亀山「底に手紙が入ってました」


   亀山、手紙を本部長に手渡す。

   本部長、手紙を広げて読む。


本部長「金閣寺は確かにいただいた。再建までの間

 この金閣爺で頑張ってくれたまえ。変面」

出羽「くそ、変面め」


本部長「しかしながら、なかなかのものだ」

亀山「又裏に変面作と書いてある。何作まで作るつもりだ?」


○雪道、夜

   雪道を1台のワゴンがのろのろと走っている。


○ワゴン車の中、夜

   6人が話しをしている。


高田「あんなもん盗んでどないするんやろ?」

木村「お金に換えるのかしら?」

高田「よほどの大金持ち」


山本「金に任せて世界の美術品や骨董品を

 かき集めている連中がいる」

太一「そんなのおんの?」


山本「武器をかき集めるよりええと思うが?」

亜紀「だれそれ?」


山本「アラブの王様!油で儲け過ぎて、ほかに

 買うものがないから、連中は全世界の

 芸術品をかき集めていると言う話だ」


原田「なるほど」

   皆、納得してうなづいている。

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