第332話「最下層へ①」
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元アルフォンソこと、『守護精霊ノブレス』が加わり、ディーノ達一行の戦力は格段に厚くなった。
いよいよ混沌のフロアを後にし、最下層へ降りる事となる。
遂にダミーボス、そしてラスボスと対峙するのだ。
今日は……今居る『小ホール』で戦友達を見張りに立て、キャンプを張る事となる。
クランリーダーたるディーノが言う。
「ウッラさん、パウラさん。最下層に向けて、現時点ではこれで戦力が整いました」
「な? 現時点で戦力が整った?」
「ディーノ君、どういう事?」
「言った通りです。俺達クランのウイークポイントがほぼ解消されたからですよ」
「ウイークポイントが解消?」
「分かった! クランのウイークポイントって、回復及び支援役が私パウラひとりだけだったって事でしょ?」
「はい、パウラさんの言う通りです。回復支援役が補強されました」
「うむ、補強か。じゃあ、さっきのディーノが召喚した元ノーライフキング、司祭っぽいおっさん精霊が回復役か? ……守護精霊だっけか」
「ええ、法衣を着てる見た目、ダンディな司祭風の方だもの。回復や防御の魔法が得意そうね」
「はい、おふたりの言う通り、ノブレスを入れ、これで回復役が3人となりました。100%万全とは言いませんが、全体の戦力は格段にアップ。それで現時点では整ったという意味なんですよ」
しれっと告げたディーノではあるが、ウッラとパウラはディーノの言葉をスルーしなかった。
「おいっ! ディーノ! ちょっと待てっ!」
「ええ、待ってちょうだい、ディーノ君」
「はあ、何すか?」
「はあ、何すか、じゃないっ!」
「ええ、回復役はふ・た・りでしょ? 3人って何? どこに居るのよ、3人目!」
「はあ、まず回復役のひとりめはパウラさんでしょ」
「そうだ!」
「そうよ!」
「ふたりめがノブレスっしょ」
「さっきのおっさん守護精霊か!」
「そうよね!」
「はい。で、3人目が俺っす」
「うんうん、最後がディーノか。……って! 何じゃあ、そりゃあ!」
「ディーノ君!! いつ回復の魔法やスキルを習得したのっ! さっき一旦別れ、合流して3時間くらいしか経ってないわよっ」
「はあ、さっき別行動して戦った直後、ノブレスから教えて貰いました。あいつが精霊化する前に」
「はあ!? お、お、お前何言ってるんだぁ!!」
「えええええっ!? 精霊化する前って、あの精霊がノーライフキングの時ぃ!?」
「そうっす。ちゃちゃっと、教えて貰いました。あいつはその後、精霊化しましたから」
「お、お前、自分でとんでもない事言ってるって分からんのか!」
「そうよ! 全くの常識外よっ!」
「まあ、良いっす、細かい事は。それより最下層へ向けて、作戦会議っすよ」
「はあ、それより会議って、ディーノ、お前なあ」
「……会議っていうより懐疑ね。呆れたわ、ディーノ君の魔法習得は」
ディーノは事実のみ告げただけで、多くを語ろうとしなかった。
ウッラとパウラはいつもながら、ディーノの『桁違いさ』に脱力するしかなかったのだ。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ディーノと、ウッラ、パウラ姉妹との話はまだまだ続いている。
最下層の敵を想定し、作戦会議を行っているのだ。
「ウッラさん、パウラさん、最下層は目前ですが、安全策で行きましょう」
「安全策?」
「どういう事?」
「回復及び支援をしてくれる精霊ノブレスが加わり、俺も回復魔法を習得した今、戦力はアップしましたが、この万全クランで実戦を行っていません」
「ま、まあ確かにな」
「ディーノ君の言う通りだわ」
「さすがに最下層の敵にぶっつけ本番はいかがなものか。急がば回れ、です。明日はまだこの混沌のフロアに留まってじっくり実戦を積み、再び、この小ホールへ戻り、キャンプし1泊。明後日の朝、最下層へ向け、出発しましょう」
ディーノはいつも通り、焦らない。
きわめて慎重である。
最下層は、迷宮の中でも最も強敵とされる吸血鬼の王、そして降臨した悪魔迷宮の王も居るのだから……
ディーノの提案に対し、ウッラ、パウラも異存はない。
「あ、ああ。そうすればより万全だな」
「ディーノ君、いつもながら冷静ね」
「はいっす。それと相手の戦力分析もやりましょう。未知の部分が多い奴らですが、現状での情報を共有しておいた方が戦いやすいっす」
「相手の戦力分析?」
「それって、吸血鬼と悪魔って事ね」
「パウラさんの言う通りっす。吸血鬼の知識は、俺も本で読んだりいろいろな冒険者から聞きましたが、改めておふたりから教えて頂きたいっす」
「……うむ、もっとも話だな」
「全員で情報を共有すれば、より勝利の確率がアップするわね」
「はいっす。では吸血鬼からお願いしまっす。俺が知っているのは吸血鬼の種類、そして特徴くらいっす。重複しても構わないから、詳しくご教授お願いしまっす」
「分かった」
「ディーノ君へ私達の知っている事を教えるわ」
ここで何故か、ウッラとパウラは居住まいを正した。
やはりだと、ディーノはピンと来る。
ウッラとパウラと、吸血鬼は何か因縁があると、確信したのである。
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「帰る故郷はスローライフな異世界!レベル99のふるさと勇者」《連載再開!》
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