第177話「恋する?女子対決」
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「ステファニーちゃん! あんたは以前言ったわね。ほのかな想いとか、曖昧なのが大嫌いなんでしょ? じゃあ、はっきりして!」
「う、うう……」
まるで、心を読むかのように切り込むヴィヴィに、
ステファニーは気圧されたようになった。
しかし大きく息を吸い込むと、懸命に反撃を試みる。
「ヴィ、ヴィヴィって言ったわね!」
「はぁい! この私が、地の最上級精霊ヴィヴィでっす!」
「な、な、何で!」
「はい?」
「何でぇ、あんたにそういう事言う権利があるのよっ!」
ステファニーの反撃。
対して、ヴィヴィは全くこたえてはいない。
「権利ねぇ……その言葉、そのままステファニーちゃんに返してあげる」
「な!?」
「あんたはね、ステファニーちゃん。身分と権力をかさに着て、元冒険者のお父さんと一緒に引き取った弱みに付け込んで、ダーリンを! ……ディーノを気の向くまま、思うがままに蹂躙していた」
「ち、違う!」
「違くない!」
「…………」
「良く飴と鞭って言うじゃない。でもステファニーちゃん、あんたは、とげだらけの鞭のみ!」
「…………」
「認識しなさい! 自覚しなさい! 愛されたのいなら、より相手を愛しなさい。大いなる愛を求めるなら、それ以上の大きな愛で相手を優しく包み、癒しなさい! 献身しなさい!」
「…………」
反撃を全く許さない、ヴィヴィの口撃。
ステファニーは必死に返す言葉を探しているようだ。
勝ち誇ったヴィヴィは、「ふっ」と笑う。
「どう? ステファニーちゃん、文句ある?」
「あ、あるわよ」
「じゃあ、聞いたげる! 具体的に述べなさい」
「そ、それより! さ、最初の質問に答えてよ。あんたに何の権利があって、私を糾弾出来るのよっ!」
ステファニーの必死の反撃。
質問に質問で返す禁じ手。
しかしヴィヴィは全く動じない。
「はっ、そんな事ぉ?」
「な、何よ! そ、そんな事って! 言ってみなさいよぉ!!」
「いえーす! 答えは簡単! 私ヴィヴィはディーノが、ダーリンが大好きだから!」
「な!? な、何それ?」
「分かんないのぉ? 私はね、ダーリンには精一杯、全身全霊で、優しくしたい! 尽くしたい! そして守りたいんだもの!」
「ううう」
「だからぁ! さしたる理由もなしにぃ! ダーリンを害する奴は許せないっ! ダーリンは誠心誠意、ステファニーちゃんに、アンタの家に一生懸命尽くしたわ」
「ぐっ!」
「だからステファニーちゃん! あんたを絶対に許せないって事なのよ! 当然でしょ?」
「うううう……」
「ワンコみたいに唸ってもムダ、ムダ! それに勘の良さそうなステファニーちゃんには分かってるでしょうけど、私の魔力であんたの心は、筒抜けよぉ」
「ううううう……じゃあ、私に一体どうしろって言うのよぉ!」
完全に論破され、心も読まれてしまった。
刀折れ矢も尽きたステファニーに、もう反撃は不可能である。
しかし何故なのか……
ヴィヴィは、ステファニーの心を徹底的に潰す……
と、いうわけではなさそうだ。
「だからぁ、ステファニーちゃん、素直になりなさいって! はっきり言っちゃいなさい!」
「…………」
「そしてぇ! 3度は言わないけどぉ、耳の穴かっぽじってよ~く、聞いときなさい!」
「…………」
「良い? 愛されたいのなら、より相手を愛しなさい。大いなる愛を求めるなら、それ以上の大きな愛で相手を優しく包み、癒しなさい! 献身しなさい!」
「…………」
「以上を……誓える? 最上級精霊たる、この私に!」
「びしっ」と言い、迫るヴィヴィ。
ステファニーに抗う術はない。
「……ち、誓うわよっ! 分かったわよっ! 素直になるわよっ!」
「ふむふむ……では、ステファニー・オベール! ディーノに対しての気持ちを素直に吐き出しなさいっ!」
ヴィヴィに促され、ステファニーは覚悟を決めたらしい。
真剣な眼差しで大きく息を吸い込み、大きく吐き出した。
「わ、私はぁ!! ディ、ディーノが好きよぉっ!! だ、大好きよっ! 愛してるの~~っ!!」
これぞ、ステファニーの魂の叫び。
心と体が解放され、思いっきり軽くなって行く。
更にヴィヴィの詰問が続く。
「よっし! ステファニー! ディーノを大事にするかっ! 労わるかっ!」
「大事にするっ! 労わるっ!」
「よぉ~し! 最上級精霊への誓いを違えたら、許さないわよっ! 天罰がくだるわよっ!」
「…………」
「返事はっ!」
「は、はいっ!」
「よっし! 契約完了!」
「契約?」
精霊との契約って何だろう?
怪訝な表情をするステファニーへ、ヴィヴィは言う。
「そう、ステファニーちゃん、これであんたは地の使徒の端くれ。だから地位はディーノの下」
「ええっ? ディーノの下ぁ?」
「そうよ! ディーノは地と風の公式認定使徒なんだもの」
「えええっ! 公式認定使徒ぉ!?」
「ふっ、まあ良いわ。いずれ分かるでしょ。じゃあ次は、ステファニーちゃんにあま~い飴をあげる」
あま~い飴?
何か、含みのあるヴィヴィの物言いである。
「あ、飴? も、もしかして、ヴィヴィ様がくださるご褒美ですかっ!」
「そうよ、大当たりぃ! 私ヴィヴィの加護第一弾! ほらダーリン、ステファニーちゃんを抱き締めてあげてっ! 優しく優しくよぉ」
「はい~?」
今度はいきなり、ヴィヴィからディーノへ指示が飛んだ。
それも、とんでもない指示である。
当然、ディーノは戸惑った。
ためらいもある。
しかしヴィヴィは、更に言う。
「ほら、ダーリン! 優しくステファニーちゃんを呼んで、ソフトに……でもしっかりと抱き締めてあげなさい! あ、様ナシ、名を呼び捨てでねっ」
「い、良いんですかぁ? ヴィヴィ様の目の前で!? 後で浮気したとか言って、お仕置きはなしですよ」
「そんなん、言わん! お仕置きもナッシング! 私は寛容力の化身だもん!」
「寛容力の化身って……分かりましたよ……でもこんなお仕着せで、ステファニー様は嫌なんじゃないですかね」
「そんな事ないわよね~、ステファニーちゃん! あんたはずうっとディーノに優しく抱き締められたい、甘えたい、そ~んなつよ~い願望があったもんね~」
ヴィヴィの言葉を……
ステファニーは肯定する。
「はい……」
驚いたのはディーノである。
こんなに素直なステファニーは見た事がない。
「えええええっ!? は、はいって……」
戸惑うディーノへ、あおるあおるヴィヴィ。
「ほらぁ、ダーリン! レッツラゴー! ステファニーちゃんの夢を叶えてあげなさ~いっ! 念の為、様ナシよぉっ!」
「りょ、了解! ……ス、ス、ステファニー、お、お、お、おいでっ!」
大いに噛んだディーノであったが……
両手を大きく広げ、何とかステファニーを呼んだ。
「はいっ!!!」
長かった!
本当に長かった!!
だけど遂に!
遂に、幸せがやって来た!!
大きく噛んだディーノに呼ばれ、大きく返事をしたステファニーは、
元気良く、思いっ切り彼の胸へ飛び込んだのである。
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最後に、連載中である
「帰る故郷はスローライフな異世界!レベル99のふるさと勇者」
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