6話 ◆◆訪問◆◆
◆◆訪問◆◆
これはピヨが
僕の家に来た時の話…
雛「わぁー♪」
猫「…。」
雛「人の家ってたのすぃー!!」
ピヨの…
テンションが異常だ。
家に呼んだらあり得ないほど
ハイテンションなピヨ。
一体何があったのか。
雛「あのねあのね!昨日ね!お兄ちゃんがね!…」
猫「ちょ…落ち着け…
大丈夫か頭…いや脳…」
僕がつっこんだが
シカトされた。
いや別にいいけど。
猫「せっかく招待してやったんだ、ゲームでもするか?」
雛「するする超する!!!」
…うるせえ。(漢字:五月蝿い)
とりあえず、太鼓の●人をすることになった。
これは僕の一番得意なゲームで、
今まで誰にも負けたことがなかったからだ。
猫「ふん…×ゲームつけるぞ?
お題は勝った方が決める…いいな?」
雛「うん!いいよいいよ〜♪」
勝てるとでも思っているのか、
ピヨは楽しげだ。
………で。
猫『こいつ…強い!!』
ありえなかった。
この僕が…負けて…?
雛「あはっ…×ゲームだね…?」
あああああああ!!!
猫「いや…今のは初心者だし
手加減してやったというかなんというか…」
雛「えー、じゃあ次はちゃんと…ね!」
負けなんて認めてたまるか!
次は絶対負かしてやる…
…で。
雛「じゃあ、×ゲームどうしようか…?」
猫「うん…」
『なんでこの人こんなに強いの…』
くそう…何?何なの?
怖いよこいつ…
急に強くなっちゃって…
雛「ねえ、ちゃんと×ゲーム受けなきゃ駄目だからね?」
猫「は、分かってるっつの!」
僕がそう言うやいなや、
おもむろにピヨが立ち上がった。
雛「猫…じゃあ、まずは…」
猫「あ…?」
軽く僕を見下しているピヨ。
そして、こう言った。
雛「私をもっと詰って下さい、って言ってみようか♪」
猫「んなっ…!!?」
何言ってんだこいつー!!!
しかしピヨはにこやかにこっちを見ていた。
雛「ほらほら…」
猫「は?何言って…?お前そんなキャラ?」
雛「いいから早く★」
猫「いやいや…え?それまじで言ってんの?」
雛「うちは嘘つかないよ★」
猫「い…嫌だっ…!!」
雛「敗者に拒否権はないよ★」
ピヨが
ピヨが
怖い…!!
ち、ちくしょう…
でも負けたのは、仕方がない…
猫「わ、分かった…私を…ゲボッッ!!!」
雛「な、何!?」
発作だ…
急なことで発作が起きた…
雛「つーかさ、猫…ちゃんとうちと目合わせて言わなきゃ
もう一回言わせるよ…?」
猫「ちっ…うっせえな分かってるよ…」
これ本当にピヨなのか?
誰だよ…こいつ…
雛「さあ!ほら!早く!!」
猫「だーうるせぇ!!!い…今言うっつの!!い、いくぞ!
も、も…、もっと…私、を…、なじっ…な…」
一呼吸置いて、
猫「詰ってくださ、い……だぁぁちくしょう!!!!」
雛「ぶっ…ひゃははははは!!!!
む…ムービー撮って置けば良かったー!!」
猫「笑うな豚女ーー!!!」
そのあとも違うゲームでまた負けて、
いろいろM語を言わされました。
今日のピヨどうしたんだろうと思いました。