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猫雛物語  作者: 猫子
3/10

3、4話 ◆◆余韻◆◆

◆◆余韻◆◆


僕はピヨと違うクラスだ。


残念ながら

授業と授業の間

5分休憩の間に

たっぷりとピヨを苛める

時間はなかった。


だから僕は、毎時間ピヨと

手紙交換をすることにした。


猫「ほら、お前の番だろ?手紙。」


雛「あっらーごめんなさい★」


猫「忘れたのか?」


雛「…授業に集中してたの!」


猫「罰として、床を舐めろ」


雛「ばかやろう!!」


すかさず答えたピヨだが、

ちょっと嬉しそうだ。



あっという間に時間は過ぎ、

僕もクラスに戻った。



やっぱりピヨを

弄るのは楽しい。

毎回ゾクゾクしてしまう僕は

やっぱり変態なんだろうか?


席につき、

落ち着いた素振りで

みんなと朗らかに

前の授業の復習をした。




◆◆携帯◆◆


僕はその日、

一心に自分の携帯を眺めていた。


ピルルル…


音が鳴った瞬間、

即座に手に取り受信完了ボタンを押した。


そう。今は、豚女との

楽しいメールの時間なのだ。


わくわくしながら本文を読む。

[豚女?もっとよんで★笑っ

尋問2時間?えッへ、楽しそぉだぬーん♪]

相変わらず変な文章だ。


ついでにそそる。


なんなんだろう、このドMっぷりは…

こういうの書くから僕がどんどん

Sになっていくのに、

まったくこいつは飽きないな…


そんなことを考えながら、

[はっ、とんでもねえ変態だな。

そんなに楽しいならもっと尋問してやるよ…]

と、メールを返信した。


僕も相当な変態だと思うけど、

そこらへんはスルーで。


送信後、5分。

気になる。


10分。

変な格好で待つ。


20分。

念を送る。


以降…

髪をむしり出す。


しばらく経ってしょんぼりしてる頃に

メールが返ってきて、

[ごめんご飯食べてた!待った?]


僕は速効で、

[待つわけねーだろタコが!!!

ちょうどお前のアドレスを

消そうとしてたところだよ…]


そんなことをいつも

繰り返している僕ら。



変だなんて、言わないでね。

分かってるから。(笑


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