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プロローグ
◆◆対面◆◆
それはある日、
突然だった。
?「ねぇ」
祢子「は…?」
美術室でガヤガヤしている、
今は部活の最中。
その隅のテーブルで
僕、祢子は絵を描いていた。
すると急に誰かが話しかけてきて、
?「絵、上手なんだ」
祢子「あ…?ありがとう…」
あんまり話したことのない子。
その子は“陽菜”と言う子だった。
名前しかしらない。
でも話してみると、
とても気が合って楽しくて、
陽菜「うちの事は雛…ピヨって呼んで?」
祢子「ぴ…?」
陽菜「祢子ちゃんの事は
猫ちゃん、って呼んでいい?」
祢子「あ…え?別にいいけど…」
にっこり笑って
変な女の“ピヨ”は
自分のテーブルに戻って行った。
そんなつまらない最初が
僕と
ピヨとの
出会いだった