無属性魔法
この国の名前はテイルリアンという。そしてテイルリアンの人々は魔法を使い暮らしている。魔法には火、水、光、闇、4属性からなる属性魔法とハズレ魔法とされ人々に見下され続けている無属性魔法が存在している。
15歳で成人とされ、教会で行われる成人の儀式で自分の属性について知ることができるのだ。
そして"オレ"ことアルシウスにはある夢があった。その夢とは子供の頃に母親に読んでもらった絵本のなかの英雄のように冒険者として炎を操り敵を倒し、困っている人を助けていくというものだ。こんなものが本気で叶えたい夢だと聞いたらほとんどの人が正気を疑い笑うだろう。それでもアルシウスは本気だったこの夢を諦めたら死んでしまった母親との約束を守ることができないからだ。そして自分は絶対にこの夢を叶えるためにテイルリアンの長い歴史の中でもそこまで上り詰めることができたのは絵本の英雄ただ一人とされる冒険者ランクのトップEXランクを目指して本気で努力してきた。そしてこの努力はいつかきっと報われると信じていた。
そう15歳を迎えたこの日
までは。
「あなたの属性は無属性です。」
は?いまなんて?自分の耳に入ってきた神父の言葉が信じられず立っているオレ
にまた神父が声をかけてきた、はっ!なんだやっぱりなんかの間違いだったんだ
心配して損した!
「魔無であるあなたが神聖な教会にいつまでいるつもりですか!ほかの可能性に満ち溢れた子供達にあなたに魔無がうつったらどうするのですかさっさと消えてください。」
魔無とは無属性魔法使いのことだ、オレはさっきのが神父の言い間違いで言い直
そうとしているのかと思って再び希望が見えてきたところだったがそれに続けて
耳に入ってきた言葉は今度こそオレを絶望の底に突き落とした。
今まで何よりも大切に思っていた母親との約束、それを果たすことができないことが今このときに決まったのだ。絶望せずにいられるわけがなかった。
EXランクは魔無では絶対に届かない。
こんなことは5歳に成り立ての子供だっていることだ。
魔無でも冒険者になることはできる。しかし魔無の人間が到達できた最高ランクはDランクまでなのだ。これ以上のランクになることは99%ありえない。なぜなら魔無は魔法がつかえない、使えるのは純粋な物理攻撃のみそれではDランク以上の魔物はほぼ倒すことはできないのだ。それを知っていたアルシウスは絶望する以外にできることはなかった。
読みにくくてすみません。暇な時間にかいているだけなので多目にみていただけると嬉しいです。でも感想もいただけると嬉しいです!(修正点とかw)
冒険者ランクは上から
EX
SSS
SS
S
A
B
C
D
E
F
の順番です。