Take off!
今回は微妙かもです。
「Aki contact tower 118.6」
(周波数を118.6にセットしタワー管制と交信しなさい。)
「Roger,contact tower 118.6 have a nice day.」
(了解、周波数を118.6にセットしタワー管制と交信します。良い1日を。)
「Tower request cross runway.」
(滑走路横断許可を願います。)
「Aki cleared cross runway.」
(滑走路横断を許可します。)
亜久留達の機体は順調に滑走路へと向かって行く。
「Mihara line up and wait.」
(ミハラ滑走路上で待機しなさい。)
「あら?確かミハラってミハエル達の機体よね。」
「まさか前に居たとは、少しビックリしたな。」
その時
「Aki hold short of runway.」
(アキ滑走路手前で待機しなさい。)
「Roger.」
(了解。)
「Mihara cleared for take off runway 01L wind 014 at 5.」
(ミハラ離陸を許可します。14度から5ノットの風が吹いています。)
「Cleared for take off runway 01L.」
(滑走路01左から離陸します。)
ミハエルが乗る機体は次第に加速し、機首を上げて上昇して行く。
「Aki line up and wait.」
(滑走路上で待機しなさい。)
「Roger.」
(了解。)
そう指示が出たあと、滑走路に進入する。
滑走路番号の手前辺りで機首を滑走路の中心線に合わせる。
その瞬間、機体がガタガタと揺れた。この揺れは先行機の後方乱気流に因るものだ。
彼は離陸前に個人的に最終チェックを行った。
(フラップよし、スラストレバー…待機状態、火器管制装置off、全項目完了)
「Aki cleared for take off runway 01L wind 012 at 5.」
(滑走路01左からの離陸を許可します。12度から5ノットの風が吹いています。)
「Cleared for take off runway 01L.」
(滑走路01左から離陸します。)
「キャシー、行くよ。」
「分かってるわよ。さっさと離陸しなさい。」
「はい、はい分かってますよ。」
そう言って亜久留はスラストレバーをゆっくりと前に倒して行きエンジンを全開にする。
それに応じる様に2基のエンジンが甲高い音を立てながら高速回転し、機体を加速させている。
「V1」 そのまま加速。
「VR」機首を上げる。
「V2」車輪が地面から離れる。
遂に亜久留達も離陸した。
「Aki contact kotani control.」
(港谷高校管制と交信して下さい。)
「Contact kotani control.」
(港谷高校管制と交信します。)
「Kotani control aki Now climb maintain 35000.」
(港谷コントロール、アキです。現在3万5千フィートまで上昇しています。)
「Roger,keep climb and maintain turn heading 050.」
(了解、そのまま上昇し機首方位を50度に向けて下さい。)
こうして訓練訓練空域に向かって行く。
だらだらと長いのを最後まで読んでいただき有り難うございました。