The wrinkles of the heart ①
一応、保険で“残酷な描写あり”をつけてます。
松本 苺は、洋服にアイロンを掛けながらこう思っていた。
シワが寄っていた洋服がきれいになっていくように、私の心のシワも伸ばせないかな…と。
理由は、分からない。
私は、高校2年生で友達にも恵まれているし、親も良い人達。
それに、勉強や部活だって上手くいっている。
だけど、心にはシワが寄っている。
きっと、自分は皆に良い子を演じているからなのかもしれない…と思った。
誰も、本当の私を知らない。
私自身、自分の事が分からなくて苦しい。
もしかしたら私は、いつか壊れてしまうかもしれない。
その前に、誰か心のシワを伸ばしてくれる人に出会えたらいいな…と思っていた。