リプレイ:走り屋チームSNK・第十四話
偏屈:これぞまさしく「仏血義理」 修行が足りんわ。
GM:マシンと腕の両方で差があるんだもん。そりゃ仕方がない。
偏屈:フフフ……我が輩は、石田氏が「ひ~ひ~」言うところを見るのが大好きでな。
栄吉:ウホッ!
GM:こらこら、そういう誤解を招く発言をするんじゃない。
亮平:とはいえ、これで勝敗は決した。
偏屈:ということは、主の勝敗はどーでもいいと言うことだな。
亮平:ここで、相手のリーダーに提案する。「どうだろう? もう我々の勝ちでいいんじゃないか?」
GM:亮平の言い分に植野のほうは、「チームが三タテ食らうくらいなら」と悩みつつも提案を受け入れようとする。が、しかし──
亮平:待った! エレノアを止めるぞ!
GM:君のように、勘のいいオジサンは嫌いだよ。しかし残念ながら、彼女の発言のほうが早かった。エレノアは大きな胸を堂々と張って言い放つ。「何を言っているの? まだ勝敗は決まってないわ! わたしのお兄ちゃんはね、あなたたち平民と違って、完全勝利以外は認めない誇り高いひとなの! 莫迦にしないでッ!」
偏屈:そのお兄ちゃんが先に手打ちを提案したんだがな。
栄吉:女子中学生おそるべし。
亮平:エレノアァァァッ!
GM:植野は言う。「お嬢さんがそう仰るのなら仕方がありません。チームバトルを継続させていただきましょう」
亮平:エレノアに聞く。エレノア、本当にそれでいいのか? あんなのにチューすることになるかもしれないんだぞ?
GM:エレノア曰く、「お兄ちゃんが負けるわけないって信じてるもん」だそうだ。十四才の青い瞳が、君の両目を真っ直ぐ射貫く。
亮平:そんな澄んだ瞳で見られても困る。
偏屈:棲んだ瞳の間違いではないのか?
GM:まあとにかくだ。植野のデータを公開しよう。
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名前:植野 明
性別:男性
誕生日:1994年9月27日
タイプ:才能
ランク:3
外向的/内向的:1
大胆/慎重:3
理性/感情:7
楽観的/悲観的:2
背丈:170前半
体型:
容貌:好印象
財布:4/5
職業:コンビニエンスストア経営
地元:
特記:
●個人能力値
身体:7 知性:6 人格:6
●一般技能
推理:1
●専門技能
商売:1
●バトルスタイル
アキレウス
●車両データ
SW-20 MR2・ターボ
チューニングレベル:Ⅰ
セッティング:ストリート
駆動方式:MR
車両クラス:M
速度:5 馬力:6 旋回:①
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亮平:くそッ! ランクじゃ五分か。
GM:クルマの面では、はっきり不利だな。ってーことは、勝敗を決めるのはバトルスタイルの使い方ってことかな?
亮平:やったろーじゃないか!




