リプレイ:走り屋チームSNK・第十二話
解説1:
偏屈の持つバトルスタイル「セントーア」は、愛車の性能値を+1できる能力です。
これは主に、「強いクルマをより強く」か「弱いクルマを戦えるレベルに」する力だと言い換えて構いません。
偏屈の愛車「スカイラインGT-R」には、もってこいのバトルスタイルだと言えます。
解説2:
なぜなら、「スカイラインGT-R」のように強い能力と弱い能力がはっきりしている高性能車の場合、強い能力で自動的勝利を狙いつつ、弱い能力での自動的敗北を防ぐ作用が働くからです。
「スカイラインGT-R」の性能値は770。
「セントーア」の持ち主が使用すると、これが実質881になります。
この場合、「速度」が「5」、「馬力」が「5」、「旋回」が「②」以下のクルマに対し、それぞれで圧倒的優勢を獲得することができるようになるわけです。
解説3:
「愛車の選択」の項目を参照していただければわかるように、性能値が、「速度」で「5」、「馬力」で「5」、「旋回」で「②」以下のいずれかに当てはまるクルマというのはかなりの数に上ります。
一方、このスペックを相手に圧倒的優勢を獲得するためには、「速度」で「11」、馬力で「11」、「旋回」で「4」以上という数字が必要となります。
解説4:
さて、そのことを頭に入れた上で今回のバトルを見てみますと、偏屈が相手をする「180SX」は性能値が56⑤。
つまり、偏屈は「速度」で通常の、「旋回」で2倍効果の圧倒的優勢を獲得できる上に走り屋ランクでも「4」の優勢を得ているということになります。
これで負けろというほうが無理な話でしょう。
GMが「弱い物イジメ」と言ったのもむべなるかな、といったところではないでしょうか?




