表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

56/71

リプレイ:走り屋チームSNK・第五話

GM:というわけで、亮平くんはみんなの待っている場所に妹連れで向かいます。君たちがよく使っている集合場所は、「中西旧道」というへんぴな山道にある自販機コーナーの側だ。ここは君たちのホームである「青田山」へ行く途中にあって、なおかつ複数のクルマを停められる駐車スペースがある。なぜこんな場所に自販機コーナーがあるのかは謎。売り上げがどうなっているのかも謎。


亮平:オーライ。


GM:時間は夜の十一時。よい子はおねんねしている時間帯だ。待ち合わせ場所には、もう偏屈の「GT-R」と栄吉の「X4」が停まっている。


偏屈:待ちくたびれたぞ。缶コーヒーを飲みながら出迎える。


栄吉:同じく、缶コーヒーを……


GM:買えるの? 財布「0」の分際で。まあ、「ルール上は」買えるんだがね。


栄吉:じぃぃぃー…(と偏屈を見詰める)


偏屈:働かざる者食うべからず!


栄吉:くすん……仕方なく自分で出します。


GM:この世の中は、持たざる者には厳しいのだよ。で、偏屈と栄吉くん。君たちのリーダーは、あろうことか君たちの知らない金髪少女を同行させてきたぞ。ものすげー美人じゃないけど結構可愛い。しかも、おっぱいは爆乳だ。どうする?


偏屈:尊公、そのご婦人は何者じゃ?


GM:ちなみに偏屈。いまの服装は?


偏屈:ぼーさん衣装(←法衣)に決まっておる!


GM:さよか。


亮平:いや実は、コレコレこういう事情で俺の妹になった娘でな。名前はエレノアという──


GM:「桜庭エレノアです。お兄ちゃんの妹です。よろしくお願いします」


偏屈:妹御か。大事になされよ。時に、今宵はこれから如何する?


亮平:どーすればいいんですかい、GM(マスター)


GM:まずはシステム理解のため、相互でバトルでもしてもらおうかの。


偏屈:承知した。


(というわけで、しばらくの間、PCプレイヤーキャラクター同士のバトルが展開します)


栄吉:勝てねーぞ。バトルスタイル取り直していい?


GM:勝てないのはクルマの性能が悪いからだ。そもそも「GT-R」相手に無改造の「X4」がどうにかなるわけないだろう? どうにかなったら、むしろそっちのほうがおかしいわ。


栄吉:むむむ


GM:バトルスタイル「マタドール」の戦い方はだな(ごにょごにょ)


栄吉:なるほど理解した。でも弱いのは変わらんな。


GM:それであがいてあがいてどうしても駄目なら、その時はさすがにキャラ変更を認めてやる。ランク6が出るかどうかはわからんがな。おっと、そうこうしている間に、新たな登場人物がやって来たようだ。クルマが三台、集合場所の自販機側で足を停める。「セリカGT-FOUR」、「180SX」、SWの「MR2」という組み合わせだ。


偏屈:何者じゃ?


GM:「交流」で振れ。達成値は「12」


亮平:成功


偏屈:成功


栄吉:成功


GM:なら全員が知っている。連中は、君たちと同じ「青田山」を根城にする走り屋チーム「スティンガー」だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ