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タイムアタック

加奈子:さて今回は、タイムアタックについてのルールを説明します。


純:つまり、対戦相手の存在しない自分との闘いって奴ですね。


加奈子:ええそう。公道バトルに限らず、時間との競争というのはよくある話だわ。


純:純粋に走行タイムを競い合うってのも、走り屋の醍醐味のひとつですしね。


加奈子:そのとおり! では、ルールの説明を始めます。タイムアタックは、まず普通の公道バトルと同じように取り扱われます。


純:つまり、手札が5枚配られるってことですね。


加奈子:ええ。そして、そのうちの1枚を選んで場に出します。そのあとでヤマから1枚カードを引き、そのカードの数字が手札から出したカードの数字より小さければ、そのラウンドに勝利したこととなります。同数ならば引き分けです。ここでヤマから引くカードは、使用する性能を決めるカードとは別のものですので注意してください。相手側が走り屋ランクを持たないので、ランク差による引き分けの強制は行えません。こうしたラウンドを自分が負けるまで繰り返し、獲得できた合計得点がタイムアタックの結果となります。


純:じゃあ、先輩。走り屋ランクはなんの効果ももたらさないんですか?


加奈子:そんなことはなくてよ。タイムアタックの場合、キャラクターは自分の走り屋ランクと同じ回数分だけ、負けが許されるの。


純:え~、つまり、あたしみたいな0のキャラは一度負けると、はいおしまいになるけれど、走り屋ランク8の壬生さんだと、8回まで負けることが許されるってわけですね。


加奈子:そういうことになるわね。


純:ほへェ~。あれ? じゃあ走り屋ランクが③のキャラはどうなるんですか?


加奈子:走り屋ランクが③のキャラは、最初のラウンドで自動的に負けたものとして判定されます。手札の数字は、いっさい考慮されませんのでおぼえておいてください。


純:クルマの性能はどんな風に反映するんですか?


加奈子:クルマの性能に関しては、手札から出したカードの数字+そのラウンドで使用する性能の数値が13以上であれば、圧倒的優勢が発生したものとして出したカードの数字が総合得点に加えられます。もちろん、この目標値を3上回るごとに、加えられる点数は2倍、3倍……と増えていきます。また手札から出したカードの数字+そのラウンドで使用する性能の数値が1未満であれば、カードの数字による勝ち負けとは別に負け数が追加でひとつカウントされます。


純:なるほど。低性能のクルマは、かなり厳しいことになりそう。


加奈子:タイムアタックはクルマの性能に左右されるところが大きいもの。それは仕方のないところだと思うわ。なお注意しておいて欲しいのは、カードの数字の大小によって負けのカウントがされた場合でも圧倒的優勢自体は発生し総合得点はプラスされるということです。おぼえておいてください。


純:了解です。


加奈子:あ、そうそう。言い忘れてました。タイムアタックの際は、いくつかのバトルスタイルに変更点が加えられます。以下に該当するバトルスタイルとその変更箇所とを記しておきますので、参照のこととしてください。


●クルセイダー

 毎ラウンド、手札から1枚のカードを捨て、ヤマから1枚のカードを補充できる。


●スーパーノヴァ

 能力の宣言をしたラウンドで負けた場合、それまでの総合得点が0になる。


●ワイズマン

 手札を出す前、次のラウンドにヤマから引かれるカードを先に見ることができる。


●サイクロン

 「ジムカーナ」でのタイムアタックの際、走り屋ランクを+2できる。


●ロードダンサー

 タイムアタックをする場合、走り屋ランクを+3できる。


●メイルストローム

 タイムアタックの際は、その能力を使用できない。


●ランスロット

 タイムアタックの場合、再戦で保留となった相手側カードは、そのまま再利用せず捨て札となる。


●ソクラテス

 タイムアタックの際は、その能力を使用できない。


●パーシヴァル

 カードの出し直しを要求する際、その数字の大小を指定することができなくなる。


●スピードマスター

 タイムアタックをする場合、クルマの性能を+2できる。


●マタドール

 タイムアタックの場合、今回カードで指定された性能と前回カードで指定された性能との、どちらかを選んで使用することができる。


●ギャンブラー

 タイムアタックの際は、その能力を使用できない。


●マーリン

 予言が当たれば、次のラウンドでクルマの性能が+1される。予言が外れれば、次のラウンドでクルマの性能が-1される。


●プリースト

 タイムアタックの際は、その能力を使用できない。


●マッドネス

 タイムアタックの際は、その能力を使用できない。


●ファントム

 タイムアタックの際は、その能力を使用できない。


●インドラ

 地元以外でのタイムアタックの際は、その能力を使用できない。


加奈子:また上級ルールを使用する際、下り(ダウンヒル)の場合は車両クラスによる性能値の修正がそのまま使用され、上り(ヒルクライム)の場合、「速度」と「馬力」の性能で圧倒的優勢を得たラウンドの獲得点数が2倍になるものとします。

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