冷め行く日々。
いつか必ずまた逢える。
曖昧で、保証なんて一つとしてない。
けれど、また逢える、そんな気がする。
一度逢っただけ。
しかも言葉なんて、これっぽっちも話してない。
なぜ!?なぜなのか??そんなの分からない。
理由なんて要らない。
今、俺…きっと好き。
まりあの事、一目見た時から好きなんだって!!そう、思う。
好きに成ること。
理由なんてない。
俺はまりあが好きだから、好きになったから、また逢いたい。
いつか逢えること信じてる。
信じれる。すごい自信。保証なんてないのにまた、逢えるなんて。でもきっとその自信、その自信さえもまりあが与えてくれる。だから俺、頑張る。またいつか逢える日まで。頑張る。今度逢ったその日には、かならずまりあを笑顔にする。だって笑ったらきっと素敵。まりあの笑顔が見たい…。りょうに取ってまりあの存在は、もう無くては成らない物。日々の糧に成っていた。
「あっおかえり。帰ってたの??」
「…。」
あれから親とは話してない。
話せない。顔も合わせたくない。合わせきれない。自分、否定されて、なんか悪いことしてる様な気がする…泣きたくなる。悔し涙。そうじゃない。嫌いな訳でもないし。なんか、寂しい。そんなりょうの家。家族。季節と共に冷めきって行った。でもりょうは負けない。りょうの中には小さくても強く。強く輝き出してる、夢って言うのがあるから。その夢が、冷めきった心を少しずつ、暖めてく。けれどその輝きは、まだ小さすぎて。今にも光を失いかけている。強く!!強く、光を放つ。いつまでもつ??それでもりょうは頑張って生きていた。家を出る。親と挨拶は交さない。大学へ行き、楽しく仲間とダンスを踊る。ダンスしてるときが幸せ。そうおもいながら、大学入ってから始めた、知り合いの所の居酒屋のバイトに行く。いつもより早めに着きそうに成ったので、近くのコンビ二で煙草を買って行こうと、いつもと違うルートでバイト先にむかった。そして、コンビ二に着き、煙草と雑誌を買い店をでた。その時、一目で分かった。たくさん人が歩いてる街で、りょうはすぐに分かった。あれっ、まりあ。こんな所で何してるんだ??りょうは、うれしくてしょうがなかった。自然と笑顔になり、まりあの所へ走っていった。