歪んだ笑顔が僕を見ている。
わかりにくいところがあるのは仕様です。
空から降り注ぐ雨を飴を貴方に渡すの受け取って?
キラキラ光って綺麗でしょう?
あかぁーい、赤い、雫が落ちた。
これはなんだと尋ねる貴方。
ふふ、なんだと思う?
「ねぇ、見て。痛みが増すたび貴方を愛している実感がわくの」
差し伸べられた左腕。
何箇所も何箇所もあるその跡は、偽りなく彼女自身が自ら施したもので・・・
「痛くないか?そんなわけないわ。だって貴方を愛しているもの」
あぁ、彼女は、僕を離さんと思うばかりに狂ってしまった。
僕は彼女を愛していたのに、その気持ちが伝わらなかった。
どうしてだい?
なぜ自らを苦しめる?
そんなことをしても僕は嬉しくないよ。
届くはずもない言葉は赤いアメと混ざって消えた。
自傷行為を繰り返す彼女とそれを諌める彼氏みたいな・・・こんな感じの雰囲気好きです。
狂気じみた愛情っていいですよね。