第9話「例外魔法“音楽”?」
あのパソコン画面のどこが強いのだろうか?
音で攻撃するのか?
それだとしたら、僕たちも鼓膜に大ダメージを受けるんじゃないか?
「いや、作曲ツールだけだと未完成みんなの曲作りに貢献することくらいだけだよ?
だけどね、君も未完成から完成したことによって恩恵が得られるんだよ。
まぁ見てみれば分かるから、ちゃっちゃと開いてみてー。」
えっと、作曲ツールはどのように開けば良いのだろうか?
この前、開いた時は僕自身の曲を頭で思い浮かべたら出てきたんだよな。
じゃあ、思い浮かべれば良いのか?
僕は試しに、曲を思い浮かべた。
「お、出てきてる出てきてる!
出てこなかったらコツ教えようと思ったけど、その必要なさそうだねー。」
僕はツールをよく見てみる。
......。
...、何も変わってない気がする。
「どこが変化してるの?
何も変わってなさそうだけ...」
「そのツールのアップデート、始めまーす!」
え、急に何、
アップデート?
「ちょっと失礼。」
そういうと謎の人は僕の作曲ツールに触れて、
何かを探し始める。
曲を一回保存するとホーム画面に戻った。
「あ、ちょっと勝手に何を!」
“アップデート”の文字を躊躇なく押す。
「あぁーーー!」
「はい、これで時間が10秒経てば進化してるよ!
...、
7、
8、
9、
10!
アップデート完了!」
とてもあっさりとしたアップデートだ。
「では再度ツールを開きましょー!」
「今度は変な操作しないよね?」
「うん、たぶん。」
僕は、その言葉を信じて開いてみた。
すると、作曲ツールのデザインが変わっていた。
僕のモチーフだろうか、背景が夜空になっている。
たまに、流れ星のように、一瞬通り過ぎて行く細い光があった。
UIも変わっていた。
見やすさに問題はない。
「わ、デザインが変わってる!」
「面白いでしょー、まぁ人によってデザインが変更されるんだよー。
アップデートすることによってね。」
あれ、なんかボタンが増えてる?
よく見てみると“作曲ツール”と書かれている。
アップデート前には、こんなボタンなかったよね?
「では一度、こちらに移動しましょう!」
そういうと、今度は的のある方向に指を差した。
僕は謎の人についていく。
「はい、的から離れているここら辺がちょうど良さそうかな?
では今から、試しに放ってみましょー!
あ、やり方は今から教えるよ。」
そういうと、謎の人は僕の隣に来た。
「まずは、この“作曲ツール”というボタンを押してみてくださいな!」
僕は、そのボタンを押してみる。
さっき押したボタンには“便利ツール”と書かれていた。
今まで見たことのない画面が表示されている。
画面は横には3分割されていて、
上には 「メテオアロー」
中央には「綺羅星の怒り」
下には 「カモフラージュダスト」
と書かれていた。それぞれどうゆう攻撃なのか、ピンとこない。
「だいたい1番上に書いてるのが連発しても問題ない魔法、出力は弱め。
2番目の魔法が、連発すると危険な魔法だけど、出力は高め。
3番目に魔法は、1日に2〜3回だけ使える魔法、
攻撃魔法じゃないけど面白いものが多いよ。
どういう技か想像するのも良いけど、やってみると楽しいよー。
てなわけで!早速、試し撃ちしようか!」
「え、いいの?」
「いいんだよ、思い切り放っちゃって!
的は壊れる運命なんだから、壊れたらまた、作り直せばいいじゃん?
だから、的を壊す勢いでGo!」
なんか後先考えてなさそうというか、無責任というか、
ちょっと心配になってしまった。
しかし、魔法を放ってみたい気持ちの方が勝った僕は、
魔法を上から順に放ってみようと思う。




