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終焉の起源 ~起源の始まり~  作者: エグP
第四章 五千年後の未来
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第57話 状況を考えてみる

編集前をご存じの方へお知らせですmm

少し手が加わっています。

 何故、僕がこんなことになったのかロイド君と議論してみることにした。

今の所は何も行動出来ないので時間潰しする為だ。


圭太:

この時代は、遠いか近いか分からないけど未来と考えていいだよね?

 

ロイド:

そうですね。小夜ちゃん様が月日を重ねても歳を取らないと言われているぐらいですから、ケータ様たちが三十歳の頃よりは未来ですね。

おそらくは約二十~三十年以上は経過していると思います。

それ以上経過しているかもしれませんね。


圭太:

神様からの未来を変えろなんて依頼の一環なのかな?

 

ロイド:

分かりませんと答えるしか出来ないです。

未来を変えろなんて事を神様が依頼したとするならば、神様の干渉や介入になってしまいます。

この未来は世界の崩壊に繋がるのであれば干渉なども問題ないのですが・・・。


圭太:

ロイド君は、この状況をどう考える?

 

ロイド:

神様が干渉している可能性を否定は出来ません。

未来の神様がケータ様を過去から召喚したなんて現実離れした考えも否定は出来ないからです。


圭太:

そういう方向になる可能性があるんだ。

僕はてっきり神様が未来視みたいなもので未来に危機が訪れるから僕を送還させたと思ってたんだけど、未来の神様が過去の僕を召喚したなんて考えもあり得そうだよね。

 

ロイド:

はい。

未来への干渉や介入なんて事は未来が分からないと意味がありません。

私の予想ですが、神様には未来を見る力はないと思われます。

小夜ちゃん様を含める勇者召喚がいつ行われるかのか分からなかった訳ですから未来は見えていなかったと思われます。


圭太:

未来が見えないから未来から手助けを求めて過去に干渉や介入って事に繋がるのか。

でも、どうしてランスロットという立場にしたんだろうね?

 

ロイド:

ケータ様では何か問題があるのではないでしょうか。


圭太:

そういうのもあるかもしれないね。

未来の小夜ちゃんが過去の僕を召喚するなんて事は可能なのかな?

別に小夜ちゃんに限るという訳ではないんだけど、過去の勇者を召喚ってことが可能かどうかだよ。

 

ロイド:

未来で、人が過去の勇者を召喚する事は可能です。

その場合は勇者本人が召喚されます。

今回のように誰かの身体に憑依したみたいになる事はありません。

ランスロットの意思で身体を提供したなんて場合を除きますが・・・。


私の疑問は二点あります。

ケータ様がケータ様の身体のまま、この時代にいないことの方がおかしいですし、神様と勇者神〇〇様に連絡出来ないのもおかしいと私は考えています。

この時代のケータ様がどうなっていたのか知る必要はありそうですね。


 ロイド君といろいろ今の状況を推測してみるんだけど、しっくり来るような内容にはならなかった。未来の神様が僕を召喚したとしても勇者ケータの身体が必要ないはずがないのだしね。僕が今に至るまでに死亡した場合も検討しないといけないのかもしれない。


 もし、僕が死亡していたとすると勇者召喚にならない?


 この世界ではいにしえの契約などの影響により死者の蘇生などは出来ない。死者の召喚なんて出来るはずがない。ただ、この世界が異常な事になっているなら死者の召喚とか出来るのかもしれないけどね。


 理由は神様と勇者神(師匠)とロイド君が連絡を取れないことだ。


 何故、連絡出来ないのか分からないんだけどね。

この時代がどれぐらい経った時代なのかも考えておく必要もあると思う。この時代のことを僕は知らないから何か不都合なことを言うかもしれないからね。


 僕の発言が問題があったら今後ランスロットとしての活動に影響が出ると面倒そうだしね。手持ちの武器(日本刀)を詳しく見てみると小夜ちゃんの神剣の模造品だった。日本刀を使いこなせないから一本なんだろうけど、こんな武器を持っていたので戦闘なんて出来ないと思ってたら、魔法のバッグに普通の剣があったよ。


 普段使いの武器は魔法のバッグに入れておくって騎士として大丈夫なのか心配だね。武器を持っていることが牽制になることもあるけど、いざという時に不便なんじゃないかな。


ロイド:

その指に着けているのは【衣装の指輪】ではないでしょうか?

指輪の登録しておけば、いつ旬で装備出来るはずですが・・・。


圭太:

この指輪って一瞬だけ裸になるんじゃなかったの?

 

ロイド:

一瞬裸になろうと武器を一瞬で装備出来るのですから問題があるとは思えませんが。

 

圭太:

そ、そう?

そうだよね(;^_^A


 僕とロイド君の間に微妙な空気が流れたよ。トホホ

僕なら戦闘になろうかどうかの場面で一瞬でも裸(無防備)になるのは躊躇うんだけどな。


ロイド:

普段の装備を登録した上で武器だけ登録すれば着替える度に裸になることはありませんよ。


圭太:

えっ?どういうこと?

 

ロイド:

登録した衣装と今着ている物が同じなら裸にならないんですよ。

魔力が登録状態を確認しますから、同じ装備だと着替える意味がないと判断します。

そこに武器が追加されるだけなので裸になることはありません。

流石に、着ている物が一枚でも変化があれば裸になってしまいますよ。


元々は、王室の女性の着替えが大変な事や移動時と戦闘時を簡略する目的で依頼された魔道具ですからね。

人前で着替える事はないですが戦闘時ではそんなことを気にしている暇なんてないはずですよ。


圭太:

間違い探しみたいな事かな。

武器は装備品だけど着替える必要はないと判断して普段から鎧を装備しているなら着替えない。

つまり裸にならないって事でいいのかな。

 

ロイド:

そのような判断もありますね。

普通は着替えると言えば何かしら別の衣装に着替えているはずですからね。

同じ服に着替えるなんて発想は起こり得ないですから知らない人も多いと思いますよ。

 

 まぁ、そうだね。

着替えと言えば他の衣装に変えるという意味があるから着ている衣装に着替えるなんて発想は起こらない。風呂に入るなどは衣装を脱ぐだから着替えるではないから気付くはずがないのだ。


 裏技のような発想だよね(笑)


 他に変わった物がないか一応調べておくことにしたんだけど何も無かったね。

(><)

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ー投稿中の作品ー

赤の勇者 ~ちっちゃい聖女は伝説の勇者様?~

こちらの作品も宜しくお願いしますmm

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