第51話 名探偵ロイド君
編集前をご存じの方へお知らせですmm
少し手が加わっています。
人族の賢者を殺した(壊した)人物が誰か分からなかった。
一切の形跡がないからね。
ここは名探偵ロイド君の登場だよね?
ロイド:
・・・。
そんなノリの悪いことはしないで欲しいな(;^_^A
僕が賢者をしっかり管理していなかったのも悪いから今回の件は仕方ないと思う。未然に防げなかった分だけ王国にも不備があるからね。 堂々と犯人の侵入を許してしまったのは僕の落ち度だし。
でも、どうやって賢者を殺した(壊した)んだろうね。
圭太:
ロイド君なら、どうやって賢者を殺す(壊す)?
ロイド:
人族の賢者を殺す(壊す)のは簡単ですよ。
居場所さえ分かれば殺せます(壊せます)からね。
圭太:
そうか。殺す(壊す)のは簡単に出来るんだね。
でも、どうやって場所を特定出来たのかな?
そんな質問をした僕が悪かったと反省するしかなかったロイド君の説明は難しくて全部を聞き終わるまで時間も結構かかったのだ。
そんなロイド君の説明を要約すると
人族の賢者を探しているのは人族である事。
他の種族が人族の賢者を数年も探すなんて考えられないとの事だった。これは僕にでも分かるよ。簡単だしね。
賢者の死亡を確認出来る魔道具があるかもしれない。
死亡していることが分からないなら生存または居場所不明となるんだけど、生存していると居場所の特定が出来る訳だから賢者を探す必要はないからね。
それに賢者が見つからないんだから居場所不明と判断するんだろうね。
それだと居場所までは特定出来ないんだけど、魔道具には十年ぐらいずっと死亡していないという反応があって、最近になって王国が開放されたから確認してみようとなったんだと思う。
王国はこの世界とは異なる空間だからね。
王国を調査していたら賢者を見つけたんだという考えになった。
どうしてこういう結論になったのかというと、魔法やスキルでは死亡すると特定の魔力を感知出来なくなる。魔法やスキルじゃないなら魔道具しかないからね。
色々と難しい話だったけど、結論としては人族の間者に賢者が見つかって殺されたってことだけ分かれば『それでいいや』ってことにした。
深く考えたって真実は分からないからね(;^_^A
入国審査を擦り抜けるんだから今後は注意しておかないとね。
【看破】を擦り抜けるんだから改善は出来ないけど対策は考えておかないと大変なことになりそうだしね。殺された賢者なんだけどちゃんと埋葬してあげた。火葬して共同墓地に埋葬したんだ。
日本みたいに火葬の許可とか埋葬の許可とか必要ないし、骨壺のような物を使う習慣もないから埋葬するのに戸惑ってしまったね。単に火葬後の灰を埋めるだけだからね(;^_^A
小夜ちゃんがトロフィーを僕が持ち出して来たので、何のトロフィーか聞いて来たんだけど、魔法で元の賢者に戻してあげるとトロフィーが遺体になった訳だから、凄く驚いてたし戸惑ってもいたね。
ちゃんと理由を説明して一緒に簡易だけど葬儀を行って埋葬したんだ。
今回の件は一応は王国の重要な立場にいる人には把握していて貰うってことで詳しく説明した。このことを知っているのはクロ、シロ、ディーンさん、小夜ちゃんと僕の五人だ。
お城の業務に関わっている人だけと限定したからね。
他の人だと意味不明な話になっちゃうしね。
私たちは、殺し屋のような存在には大丈夫なの?なんてことを小夜ちゃんが聞いて来たんだけど、小夜ちゃんと僕には殺し屋を差し向けられても心配はないはずだ。
察知系のスキルがあるしね。
心配なのは普通の人であるディーンさん、クロ、シロ、アンだ。
僕らが不在の時に殺し屋が来たら、どうすることも出来ないと思う。
屋敷や王城に滞在していれば、ある程度は安心なんだけど、街で襲われたら誰だって危険なんだよね。対策出来ないから殺されてくれとか諦めてくれとは言えないから、『自衛の手段を考えておいて』とだけ言ってある。
おそらくは、それで察してくれるだろうね。
王国の防犯の件なんだけど、例の魔道具を使って防犯カメラを付けようと考えた。カメラの管理役の人選で迷っているとロイド君が名乗りを挙げた。どうして?と聞くとロイド君なら人の暮らしを気にしないって事(覗き見とかの心配がない)と管理する施設も必要がない。
ロイド君自身が管理端末ってことみたい。
衛兵などの直ぐに指示が出せることでロイド君に管理を任せることにする。
忍者部隊のような部隊を作りたいから向いてそうな種族を教えて貰おうとするのだが、『忍者って何でしょうか?』みたいな感じだった。
ロイド君に忍者について軽く説明すると冒険者の盗賊や国の工作部隊や諜報部隊がそれぞれが行うようだ。忍者のイメージに一番近いのは冒険者の盗賊のようだった。
王城の会議室を使って元の世界組で忍者について考える会議を開くことにした。僕の発案なんだけど他の参加者(シロ、クロ、小夜ちゃん)は僕のことを呆れたような感じで見てたね(;^_^A
ロイド:
・・・。
ロイド君までジト目は止めてよ。
みんなの案から『小型のゴーレム』を作ることにした。
魔法で作るから作った術者の命令を守るしで裏切ることもないからね。形は忍者をイメージして僕がゴーレムを作った。
原案はシロが某漫画の知識から作ったんだけどね。
忍者部隊を忍者と名付けることにしたんだけど『そのままじゃん』と突っ込まれた(笑)
忍者部隊は衛兵と協力して街や王国の治安を守ってもらおうと思う。小型のゴーレムなので隠れるのも簡単に出来そうだし治安は守れそうだ。
忍者が、どんな姿かというとデフォルメしたアニメの忍者だ。
二頭身キャラの忍者を思い浮かべれば分かるとシロは言うんだけどね。そんな忍者って某漫画にいたのか疑問だ。
ロイド君がシロからイメージを受け取って僕に教えてくれたんだけど、某魔法少女のような感じなんだけど大丈夫なのかな(;^_^A
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