リプレイ「ヴェイパーコフィン・ベースボール」
前回の話(ヴェイパーコフィン設定)を踏まえてのリプレイです。
GM兼PLのソロプレイです。いつもの通りのひとりオンセです。
月読:「蒸気騎兵」、のう……
……大家さんや、なぜこやつらは、天気の良いまっ昼間に、球場貸し切りで野球をやっとるんじゃ?
フレア:騎兵のOSがバグって、群れを成して某国へ大量に行ったという報告を読んで、私たちはここに居るんですけど……焦土の後始末まで覚悟してたんですけどね……(白目)
※仙人・月読は、工学者・フレアの家に居候しています。
月読とフレアは観客席で、ふたりきりでぽつねんと座っています。
ぽつぽつと観客ヴェイパーコフィンがいるばかりで、他に 生物の観客はいません。
まぁ、月読(仙人)もフレア(サイボーグ)も、 生物とは言えないんですが……。
放送:1番、センター、ヴァイスクロウラ(ボカロ声)
球場:「「「わーーーっ!!(ボカロ声)」」」
月:このアナウンス、誰が云うとるんじゃ。
フ:投手とキャッチャーが綿密にサインを送りあっていますね
月:PCのネットワークって何じゃろな……
球場:「「「かっとばせー!ヴァーイース! いけいけカラスの白夜行!」」」
カキーーーン!(快晴なる天までスコーンと抜けてくように響くヒット音)
放送「抜けたーッ!三遊間!力強い走りだぁセンターヴァイス!」
フレア:しかし皆さん良い顔してますね。良い顔することに軍事ロボット的意味はまるでないんですが
月:何事も自由意志の趣味。それがスポーツ精神の源じゃが……
フレア:あ、月読さんコーラとポテト食べます?
月:いただこう……てかいつの間に
フ:そりゃぁタブレット端末で注文すれば持ってくるって寸法です
月:PCのネットワークって何じゃろな…………
フ:なんかもう、原因究明をする気が、この青空のように無くなりました
月:じゃあ野球観戦をする他はないのぅ。なかなか悪くないのんきな日じゃ。
フ:月読さんとこうして野球観るのって、なかなかレアだと思うんですよ。
月:それもそうじゃのぅ。お、ファールがこっち来るぞぇ
フ:生身の人間だったら怪我で済むわけがない速度じゃないですか
月:流石は軍事用ヴェイパーコフィンじゃのう。感心感心
今日も平和だッ