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小説家の悩みの種  作者: 碓氷はく
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プロローグ

 スランプに陥った小説家はどうにか抜け出そうと奮闘するのが普通なのだろうが、私はもうそんな領域ではない。

「櫻井さん!!もうすぐ締切ですけど!」

「あー…もうすこしで出来ます」

  担当から新作を急かされてるが1ミリも進みはしない。なんなら白紙である。

  1年前、割かしヒットした小説はあったものの大ヒットとは行かず、ドラマ化や映画化の話などもない。だが才能があると思い込んだ担当に新作を催促され、そのプレッシャーのせいか何も思い浮かばないし、やる気もでない。

  仕方ない。もうはっきり言わせてもらうとしよう。担当には申し訳ないが、スランプはどうすることもできない書けないものは生み出せないのだ。そして電話しようとスマホを片手にとる。


  するとスマホは突然眼前いっぱいに光を放ち、今にでも爆発しかねない熱を発した。

「眩し…!あっ、つ!?」

  熱さに耐えきれずスマホを手放し、スマホが床に落ちると同時に部屋からスマホと小説家が消えた



「!……!」

  周りが騒がしい……。何故か床が氷のように冷たい。誰かに刺されて死に際のような感覚。

  最後になにか見ておく権利ぐらいはあるだろう。

 そう思って目を開ければ、眼前に見えるは見知らぬ人、ひと、ヒト、人間。

 どこかの国の以上にも見えなくもない豪華な服。

 どことなくアジアの王朝にも見える内装。私はどこでなにをしているんだ。


「問おう、君は神子であるか」

「……は?」






「て、言う感じの話なんですけど」

「いいと思います!!やっぱり先生は天才ですね」

「は、はは……。」

「こんなのどうやって思いついたんですか?」

「あー……。夢を見まして」

「へぇ〜!やっぱり小説家の方々は夢からインスピレーションを……


 言えない、流石に言えるはずない。


 これが実体験だなんて!!!!!

初投稿ですので、もし間違いなどがありましたらご指摘お願い致します。

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