追跡
その後ケルはノワールと宿屋で合流し集めた情報の精査と報告をハリーにしていた。
報告にはタブレット型の魔導具を使い情報をまとめメールの形にし送信した。
ノワール「変ね...」
ケル「ノワールもそう思うか。たまたまか狙ってかは分からないけどもしこれが狙ってならどうして...」
どうしてこんなに目立つ行動をしたのだろう。
ケルとノワールの集めた情報はこういったものだった。
発現者は火を司る精霊を使役できる者でありハリーの報告にあった王都ハイグリアスでの急激な温度変化はこの発現者がハイグリアス南部に位置するオアシスを蒸発させたからだった。
オアシスが蒸発させられたからといっても王都ハイグリアスは水道も通っておりその源泉は王都ハイグリアス内のオアシス5つと王都ハイグリアスの近くに位置する大きな海からくみ上げている。なので飲み水に困ったりすることはないがオアシスが蒸発させられた影響は少なからず出てくるだろう。
ケル「タイミングと行動が噛み合ってない。またそれをする理由も無いはずだ。」
愉快犯ならまだしも敵はわざわざ警備が手薄な今動いたのだ。やるならオアシス全てを狙ってもいいはず。中途半端に一つだけというのはかえって警戒を強めるだけである。
ノワール「最初からオアシスが狙いなわけではない?ん?ちょっと待って」
そう言ってノワールは地図を広げる
ノワール「ここがこうであっちがあれならもしかして...!!」
ハッとケルと顔を見合わせる。見るとケルも事の重大さに気づいたようだ。
ケル「まずいな。急ごう」
ノワール「えぇ。」
そういうと2人は身支度を整え足早に発現者が現れた南部のオアシスに向かった




