自傷癖な彼女とぼくは。
わかりにくいところがあると思いますが、仕様ですのでお気になさらないでください。
増える増える未来の私の黒歴史。
5年前からの悪循環。
つける→消える→つける→ばれる→悲しくて→おこられて→また消えて→またつける。
無限ループ。
繰り返し。
そろそろ痛みも消えてきたから、次は貴方。
さぁ、出して。
左はもうダメ、場所がない。
次は右?
つけにくいなぁ。
笑って染まったその色は。
鮮やかな、鮮やかな。
赤い色。
醜くゆがんだ笑顔はどこに?
私はきっとここにはいないの。
いないなら何をしても自由だよね?
だって!ここに!私は!?いないのだから!
もう知らないよ。
勝手にすればいいじゃないか。
勝手にしろよ。
知らないよ。そんなことは。
"どうしたの?"
"何があったの?"
見てわからない?
訊かないでよ!
そんなの私だって知らないよ!
気づいたらあるんだから、知るわけないだろ!
あぁ、ダメだね君は。
すぐそうやって感情的になる。
落ち着けよ。
ならどうしてそこに…?
そんな目立つ場所に、
君が悪いんだろ?
違うよ、ここが、落ち着くの。
綺麗なんだよ?見たことないの?
キラキラ光ってるみたいで、見るたび癒される。
分からないよ、君の気持ちなんて。
どうしてわざわざ自分に施す?
他にいくらでも手段はあっただろ?
仕方ないよ。
幼い私はこんなにも簡単に、
自分のことを傷つけられた。
…その意味も知らないで。
ならやめればいいじゃないか。
夏に苦労するのは君なんだから。
そうだね、そろそろやめるよ。
いい加減服に困る。
忘れてた時期もあったのになぁ。
ねぇ、知ってる?
これは契約なんだよ?
契約?
そう、言い方を変えると約束かな?
何が違うんだい?
別に、何も?
重みの差なんじゃないのかな?
深ければ深いほど夢が叶うの。
実績もあるよ?
夏は使えないけどね。
笑って答える君の瞳にぼくの姿は写っていない。
さようなら。
いずれはそのまま命も落とす。
危険な賭け事を楽しむ君よ。
本格的に私の性格が危ぶまれそうですね。