表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/11

少女との出会い2

少女は正気を保っているようには見えない。

とりあえずまずは言霊の呪いで制圧するしてしまおうか?

いや、最悪この世界に来ても()()()()が残っているのかを試すか。残っていたら手っ取り早く終われるしな。残ってなくとも作った薬品たちがあるし勝てるだろう。

いや、ここはあの二人の戦闘能力を見てみるか?あの二人が負けそうになったら僕が呪いが残っているのか試せばいいだろう。打撃をよけながら聞いてみる。


「デアさんとリインさんは戦闘ってできたりします?」

「私は完全な支援系ね。転生の女神だし。」

「僕も攻撃魔法は少しできる程度だね。」


呪いが残っているか試すしかないか。いや、薬品を使うか?確かトートピルツからできた薬品があったはずだ。しかし殺してしまうかもしれないしな。ちょうど助手が欲しいところだし、呪いが残ってるかの確認も兼ねて一回落ち着かせるか。


「二人とも、一回この部屋から出て扉を閉めてください。いいというまでは見てもいけませんよ。」

「どうゆうわけだい?キョウ君が怖い話の死ぬ人みたいなこと言うなんて」

「意味が分からないわ。」

「あなたたちまでもが被害を受けると面倒なのですよ。ほら早く」

よし、やっと二人が出て行ったか。少女に後遺症が残らないといいが…

…………………………………………………………………………………………………

キョウ君はとても不思議な人間だ、と僕は思う。

知能は明らかに異常値だったたし、ある程度の力を持つ神でしか持てない神代技能(ゴッドスキル)を持っているし、感情は封印されているし、技能もあの量を魔法も魔獣も存在しない世界で手に入れている。上がリインちゃんとともに監視に行かせる理由もわかる。しかし僕にはなぜか彼がどこか苦しんでいるように見えてしまうのだ。そう考えていると急に背筋が凍るような感覚がした。


「うわぁ!」

「大丈夫?、リインちゃん」

「急に背筋が凍るような感覚が来て…」

「リインちゃんもかい?いやな予感がするね、一回戻ってみようか。」


急いでさっきの部屋へ戻ると禍々しい空気を纏ったキョウ君が床に倒れている暴走していたはずの少女を見下ろしている。キョウ君の手にはいつもつけていたはずのお面が握られている。


「彼女に何をしたんだい?」

「何故戻ってきたのですか?」

「何をしたかを聞いているんだ。答えてくれ。」

「そうですね…呪いが残っていた、ただそれだけです。力を弱めるので少し待っていてください。」

「何を言っているんだい。」

「これ以上は言えません。」


キョウ君がお面をつけてからこちらを向く。確かにその禍々しい気配は消え去っていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ