迷宮の創造2
とりあえず、自分の部屋と二人の部屋を創り出し、内装を創るためにそれぞれに何が欲しいか聞くことにした。
「私は和風な感じでよろしくね。」
「僕は洋風な感じで頼むよ。」
「努力はしますね。」
「あと、リビング的な部屋も創ったほうがいいと思うよ。」
「了解しました。」
「そういや君の部屋は?」
「案内しますね。」
そういって二人を自分の部屋へ案内すると…
「「うわぁ。」」
「どうかしましたか?」
「どうもこうもないでしょ!」
「これは人の部屋ではなく研究室だねぇ。」
「そうですか。」
「そうですかではなくてね、逆にどうやって生活するんだい?」
「まずそこの椅子に座って仮眠をとりますます。あとは研究して本読んでまた椅子で仮眠をとります。」
「寝れなそうに見えるのだけど…」
「慣れたら案外眠れますし、僕はショートスリーパーなので一時間位でいいんですよ。」
「すごいわね…」
「ありがとうございます。」
「それは褒めてないと思うよキョウ君。」
その後、リビングとダイニング、キッチンを創った。RMに余裕があるので家具や料理道具や家電は前世で使っていたのにした。いいブランドらしい。食材も自分で創れるとは、RMはなんて万能なんだろう。しかし家電たちの電気はどうしているのだろう。とても気になる。
「この中で料理できるのは?」
「私はできないわ。」
「僕もだね。」
「僕だけなのですか。」
「そういや君料理の技能レベルがMaxだったね。」
「自炊も行っておりましたし、暇な時に練習もしておりましたのでね。」
この二人は本当に神様なんだろうか?確かに神話によって少し抜けてるといえる神様もいるといえるが…
神といえども実際は特殊な人間のようなものなのだろうか?
「ちょっと?今こいつらホントに神か的なこと思ったでしょ!」
「実際にそのように思っておりましたが、何か悪かったでしょうか?。」
「逆に何故いいのかしら?」
「事実ですから。」
「デリカシーって知ってる?」
「デリケートの名詞形で感情、心配りなどの繊細さや微妙さが主な意味ですね。」
「広辞苑が聖書だったりするかい?」
「?僕は無宗教者ですが?」
「もういいよ。」
「?」
何故か二人は怒っているようだ。理解ができない。
とりあえず、僕が厨房に立つのは確定なようなので、料理を作ることにした。
料理というのは、実験をしているみたいで楽しい。材料を量って、工程一つ一つにやり方が決まっているからだ。
「できましたよ。」
できたのでダイニングにある机に料理を置いておく。すると二人は一瞬で来た。やはり、さっき立てた思ったことは正しいな。
「「美味しいー!」」
その後、二人はおかわりを二回ずつした。